こんにちは。
一昨日から一泊二日で、高野山へお参りに行ってきました。
一度は行ってみたいと思っていたところですが、いろいろなご縁の御陰で、この度父と母、姉二人の総勢5人、親子水入らずの高野詣でと相成りました。
事の発端は、あたしが合同墓に入ると決めたことから始まります。
子供たちも大きくなったので(ましてあたしは独り身なので)、今後のこととして、あたし自身が遺言めいたことを考えるようになりまして、それを親にも話していたのでありました。
そんな中、親達も自分の行く末のことを改めて考えたようで、ついには母方の先祖が眠ります高野山へ、父ともどもにお世話になることを決めたようです。
(実は、父方の菩提寺となります地元のお寺に、墓所まで用意していたのですが・・・)
何がどうなるかはほんとにわからない。
そんなこんなで、この度姉達も一緒に行きたいということで、親子で高野詣でができることとなりました。
4月25日、午前9時に全員集合ののち出発。
1500ccの小さなフリード君でありましたが、車椅子まで載せて、快適な出だし。
伊勢湾岸道路から名阪国道に入り、西へと向かいました。
今回はナビにお任せで走ってみました。
勝手知った名阪国道を順調に走っていましたが、針インターの一つ手前の知らない降り口で降りなさいとおっしゃいます。
針インターか天理インターで降りるものと思っていましたので、少し妙な気もしましたが、まぁどの道であれ、なんとかたどり着くであろうと鷹揚に構えておりました。
ナビの声の通りに走りました・・・やがて・・・ドンドコズンドコと山の奥へ、それも、ものすごい田舎道をくねくねと走ることとなりました。
どう考えてもこれはおかしい・・・と思わないわけではありませんでしたが、インターを降りてからかなり走っておりましたので、今更元には戻れない。
じいちゃんが「これは迷ったに違いない」と言い出し始めて、心配になるその他の皆様。
が、方向としては間違えていないという確信がありましたので、なだめすかして、そのまま走りました。
そんなこんなで1時間ほども走りますと、桜井市に出てきましたよ。
とりあえず、目的地には近づいております。
実は、なんども奈良には来ておりますが、本線からひとつ外れると、道がさっぱりわからなくなるという経験を、これまでのツーリングで体験しております。
奈良・・・おそるべし!
それだからなおのこと、今回はナビを頼りにしたのですが、このナビさん、どうも裏道が好きなお方のようでして、主要な道路をことごとく無視してくださいました。
結局、フリード君を道の脇に寄せてはなんども地図を見て、最後はナビを無視したあたしです・・・ナビのオタンチン!
それでも何とか地名の分かるところまで出てきましたので、そこからは安心して高野山までたどり着くことができました。
午後2時、無事、高野山到着。
早速、奥の院へお参りです。

これが入口。
お大師様が入定されて、未だここで、衆生を救う祈りを続けてくださっているところです。
出かける前におばか仲間の殿に、どこかめぼしいところはないですか?と尋ねてみましたが、「ボクは奥の院に行くために高野山へ行くっていうか、奥の院しか行かない」とおっしゃっておられました。
聖地の中心みたいなところですね。
母を車椅子に乗せて、5人でぞろぞろと参道を歩いていきました。
右にも左にも、さすが高野山。
歴史上の名士が数え切れないほど祀られておりました。
しばらく進むと、お地蔵さんが並んでいました。

石童丸のお話というのがありまして、父と幼い息子が別れたのがこの地点だそうです。
http://www.reihokan.or.jp/yomoyama/various/addition/else/ishido/karukaya.htm
そこからすぐのところに奥の院がありました。
手前の広い伽藍には、有名な「貧女(者)の一灯」がありましたよ。
1000年以上も、絶やさずに灯されているそうです。
そしてその裏手に、ついに出会いましたお大師様の霊廟、奥の院。
皆で心からお祈りしましたです。
亡くなってなお、一切衆生の幸せを祈ってくださっておりますお大師様がここにおられるわけですね。
たくさんの方が、お参りなさっておられました。
世界遺産のせいか、外人も多かったですよ。
無事にお参りを済ませて、少し時間がありましたので、金剛峯寺もお参り。

午後4時過ぎ、宿坊も兼ねます本日のメインの普門院というお寺に着きました。
父と母は、今後ここにお世話になるのです。
まずはと部屋に通されまして、一息つきました。
その後お風呂に入り、夕食。
精進料理と言いながら、結構なごちそうでした。

美味しかったです。
食後に、方丈さまと相談を兼ねてお話。
方丈さまは、とても素敵なお方でした。(不遜を承知で申しますが)
生前戒名とか、回向のこととか、父と母(特に母)が聞きたいことを全て聞いて、みんな納得をいたしました。
不謹慎かもしれないけれど、父と母が、もうこれで良いという安心ができたことが何よりよかったのではなかろうか?
そんなことを想っていました。

さて、9時消灯のお寺です。
全員そそくさと寝支度をして、床につきました。
高野山一日目、まずはここまで。
一昨日から一泊二日で、高野山へお参りに行ってきました。
一度は行ってみたいと思っていたところですが、いろいろなご縁の御陰で、この度父と母、姉二人の総勢5人、親子水入らずの高野詣でと相成りました。
事の発端は、あたしが合同墓に入ると決めたことから始まります。
子供たちも大きくなったので(ましてあたしは独り身なので)、今後のこととして、あたし自身が遺言めいたことを考えるようになりまして、それを親にも話していたのでありました。
そんな中、親達も自分の行く末のことを改めて考えたようで、ついには母方の先祖が眠ります高野山へ、父ともどもにお世話になることを決めたようです。
(実は、父方の菩提寺となります地元のお寺に、墓所まで用意していたのですが・・・)
何がどうなるかはほんとにわからない。
そんなこんなで、この度姉達も一緒に行きたいということで、親子で高野詣でができることとなりました。
4月25日、午前9時に全員集合ののち出発。
1500ccの小さなフリード君でありましたが、車椅子まで載せて、快適な出だし。
伊勢湾岸道路から名阪国道に入り、西へと向かいました。
今回はナビにお任せで走ってみました。
勝手知った名阪国道を順調に走っていましたが、針インターの一つ手前の知らない降り口で降りなさいとおっしゃいます。
針インターか天理インターで降りるものと思っていましたので、少し妙な気もしましたが、まぁどの道であれ、なんとかたどり着くであろうと鷹揚に構えておりました。
ナビの声の通りに走りました・・・やがて・・・ドンドコズンドコと山の奥へ、それも、ものすごい田舎道をくねくねと走ることとなりました。
どう考えてもこれはおかしい・・・と思わないわけではありませんでしたが、インターを降りてからかなり走っておりましたので、今更元には戻れない。
じいちゃんが「これは迷ったに違いない」と言い出し始めて、心配になるその他の皆様。
が、方向としては間違えていないという確信がありましたので、なだめすかして、そのまま走りました。
そんなこんなで1時間ほども走りますと、桜井市に出てきましたよ。
とりあえず、目的地には近づいております。
実は、なんども奈良には来ておりますが、本線からひとつ外れると、道がさっぱりわからなくなるという経験を、これまでのツーリングで体験しております。
奈良・・・おそるべし!
それだからなおのこと、今回はナビを頼りにしたのですが、このナビさん、どうも裏道が好きなお方のようでして、主要な道路をことごとく無視してくださいました。
結局、フリード君を道の脇に寄せてはなんども地図を見て、最後はナビを無視したあたしです・・・ナビのオタンチン!
それでも何とか地名の分かるところまで出てきましたので、そこからは安心して高野山までたどり着くことができました。
午後2時、無事、高野山到着。
早速、奥の院へお参りです。

これが入口。
お大師様が入定されて、未だここで、衆生を救う祈りを続けてくださっているところです。
出かける前におばか仲間の殿に、どこかめぼしいところはないですか?と尋ねてみましたが、「ボクは奥の院に行くために高野山へ行くっていうか、奥の院しか行かない」とおっしゃっておられました。
聖地の中心みたいなところですね。
母を車椅子に乗せて、5人でぞろぞろと参道を歩いていきました。
右にも左にも、さすが高野山。
歴史上の名士が数え切れないほど祀られておりました。
しばらく進むと、お地蔵さんが並んでいました。

石童丸のお話というのがありまして、父と幼い息子が別れたのがこの地点だそうです。
http://www.reihokan.or.jp/yomoyama/various/addition/else/ishido/karukaya.htm
そこからすぐのところに奥の院がありました。
手前の広い伽藍には、有名な「貧女(者)の一灯」がありましたよ。
1000年以上も、絶やさずに灯されているそうです。
そしてその裏手に、ついに出会いましたお大師様の霊廟、奥の院。
皆で心からお祈りしましたです。
亡くなってなお、一切衆生の幸せを祈ってくださっておりますお大師様がここにおられるわけですね。
たくさんの方が、お参りなさっておられました。
世界遺産のせいか、外人も多かったですよ。
無事にお参りを済ませて、少し時間がありましたので、金剛峯寺もお参り。

午後4時過ぎ、宿坊も兼ねます本日のメインの普門院というお寺に着きました。
父と母は、今後ここにお世話になるのです。
まずはと部屋に通されまして、一息つきました。
その後お風呂に入り、夕食。
精進料理と言いながら、結構なごちそうでした。

美味しかったです。
食後に、方丈さまと相談を兼ねてお話。
方丈さまは、とても素敵なお方でした。(不遜を承知で申しますが)
生前戒名とか、回向のこととか、父と母(特に母)が聞きたいことを全て聞いて、みんな納得をいたしました。
不謹慎かもしれないけれど、父と母が、もうこれで良いという安心ができたことが何よりよかったのではなかろうか?
そんなことを想っていました。

さて、9時消灯のお寺です。
全員そそくさと寝支度をして、床につきました。
高野山一日目、まずはここまで。