ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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メメント モリ(死を想え)

2013-10-20 10:44:00 | ノンジャンル
おはよ。

雨ですの。

昨日の稲刈り延期でがっかりしながらも気を取り直し、本日の天気予報の80%の降水率を覆すべくあめつちの神様にお祈りいたしましたが、流石にあたしの個人的な祈りなんぞではどうにもならなかったようで天気予報通りですた。

今後のことに、あまねく穏やかでと願いつつ、うまいこと稲刈りができると嬉しいとあまりにあたしらしいお願いをしております。

あたしにとって良いことがあなたにとって良いことかはわからない。

最後の最後、それを判断しているのがあちら様であろうとお任せの覚悟はありますのよ。

どうぞ、よしなに。


そんな今朝、いつもどおりじいちゃんばあちゃんの朝のご機嫌伺い。

見たところ今朝も元気な二人ですが、この頃のことに、じいちゃん(95歳)がよく嘔吐する。

そばにばあちゃん(85歳・半身麻痺ながら大変元気)がいるので、万が一の時も考えつつも、相変わらずあたしは別に暮らしております。

他人様にはご理解が難しいのかもしれませんが、あたしと彼らの親子の距離感は、なんとな~く感じつつ、なるようにあるようにの現在です。

そんなこの頃、じいちゃんが口癖のように言うのですよ・・・

「ありがとう・・・ありがとう・・・」

短期記憶が鈍っているのか、あたしの顔を見るたびそう言うのね。

「出来ることしかしてないからね」

と言い訳のように言いますが、毎回言われてしまいます。

そう言われて、嬉しいとかありがたいとか、そんな感情は一切湧いてきませんよ。

ただ、95歳の新美孝士という一人の人間の姿は、目の当たりにしています。


野ざらしを 心に風の しむ身かな  芭蕉


死を覚悟して奥の細道に旅立った芭蕉さんの俳句ですが、今の父はどんな句を残すのだろう?

出来の悪い息子ですが、あなたを野ざらしにはしませんよ・・・

(あちら様の采配で先に逝ったらすみません)

どうぞどうぞ、穏やかでありますように。


悲観でもなく楽観でもなく、ただ逝く人の安らかさを祈っております。

(まだまだ長生きするでしょう。それが彼らしいとあたしは信じているのでした)