ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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Japan brand

2014-11-09 13:59:00 | ノンジャンル
こんにちは。

雨です。

最寄駅からの自転車通勤の次男が、冷たい雨で、すっ転ばないように、また、風邪をひかないようにとお父さんは祈っています。


さて、昨晩はNHKで「Japan brand」と題された番組を見た。

その中で印象的だったことを一つ二つ・・・

星野リゾートの創設者がこんなことを言っていた。

「30年前、アメリカにいた時、友人たちから(日本のおもてなしとは何だ?)と聞かれた。
そして彼らは、(すでに海外の一流ホテルが、世界中で一流のおもてなしをしているではないか)と言った。」
・・・らしい。

そこで星野さんは、30年後の今、こんなことを言う。

「彼らは、お客様と接待主に上下関係を当たり前として感じている。その点日本のおもてなしは、対等の位置で接する」

う~む・・・至極至言ですた。

番組で紹介されていた「星のや 京都」での、お客様と接する仲居さん(この言い方があっているのかどうかも分からないくらいの飛びぬけた仲居さん)の素晴らしい心配りを見るにつけ、彼の言う「お客様と接待主が対等」というのがよくわかるのでした。
(一度泊まりたいと前から思っていましたが、雑を絵にかいたような独身のあたしが一人で泊まるにはさすがにもったいないですの。でも、いつか誰かと泊まってやろう。)

それを見ていて・・・ふと、気が付いたことがある。

確かにその接遇は素晴らしいのだが、これは特別ここだけではないと思えた。

振り返って、過去にあたしはそんなことを経験しています。


15年ほど前でしょうか?

仲間内の5人ほどの小間のお茶席によばれまして、袴付きでお邪魔した。

堅苦しくもなく、とは言え礼を失せず、それは気持ちの良いお茶席でした。

懐石をいただいていたらお酒がまわってきた。

お銚子のそれが、胴はたっぷりとした鶴首のきれいな黄色の花入れ

そこからお酌していただいた。

水のように端麗な口当たりで、それは美味しかったんだ。

隣りのお仲間がすかさず、

「寒梅ですか?」

と尋ねた。

その時席主が、ニヤッとしたのも大変印象深かったです。


言葉にするのは難しいですが、主客が対等というのはこういうことだとあたしは理解ができます。

それが格別「Japan brand」というほどのものではないとも思いますが、こうした機微が理解、実践できるのは、日本人が得意とするところかもしれません。

ただ、日々の暮らしの中で、そういう環境がなければそれはきっとすたれてしまう。

何が良いのかはわからないのだけれど、そんな日本人らしいところは、子供たちに伝え残しておきたいと番組を見て感じていました。


豊坂屋も、星野リゾートの仲居さんに負けないようにしたいと思っています。

今後とも、よろしくお願いします。