こんにちは。
昨日の定休日は、久しぶりにお仕事のお仲間の会合に出られそうで、前夜からその準備をしていた。
というのも、滅多にないのですがちょうど次男の休みと重なって、せっかくならお仕事までの間はどこかで遊ぼうということになり、紅葉の時期なら御在所へ行ってみるか?と決めたわけよ。
一日休みなら登ろうかとも思いましたが、2時に名古屋に行かなくてはいけないので、のぼりはロープウェイで帰りだけ歩いて下山すればよいだろうと大して下調べもせず、大雑把な地図で下山タイムだけを確認して出かけてみたわけです。
午前7時出発。
8時半には着いて、ロープウェイは9時から動きますので、しばらく待っていました。
その間に、登山道の地図でもないかと探してみたのですが、どうやらここにはそういうものが常備されていないらしい。
下山には3時間くらいはかかります・・・と、言葉だけの案内がありました。
まぁ、登るのに10分、そこから下っても、1時までには下山できるだろうと予測をしていた。
そして、小さな地図を発見して、それによると、登山道が3つくらいあって、ここまで戻るには一の谷ルートか、中道ルートで戻ってこれるらしいと書いてあった。
ふ~ん、そうなんだ・・・とその名前だけ記憶して、やがて9時となりまして、いざロープウェイで頂上目指して出発です。
御在所に登るのは初めてで、窓からの様子が随分と急なお山だなぁという印象を持ちました。
ものの5分で頂上到着。
次男はかつて一人で来たことがあるというので、頂上の見学はそこそこに、早速下山道を探してみます。
まず一の谷ルートの入口発見。
が・・・中級者向け、滑落の危険ありと書いてある。
恐ろしいですのでやめました。
そばの人に、違う道を聞いてみますと、中道ルートを教えてもらいました。
で、そこに行ってみた。
それでもいきなりの急な降り口で、あたしはともかく、おデブの次男はすでに戦意をそがれております。
(本人は大丈夫と言っていましたが、全然大丈夫ではなかった)
しばらく行ってみますと、また怖いような鎖場が出てきた。
そこへ下から登ってきた人がいたので、「ここから下も、こんな調子なんでしょうか?」と聞いてみると、そうだとおっしゃる。
う~む・・・ここで無理をすると、下手したら死にますな。
そう思えましたので、次男を説得して、また元の入口まで戻ってみた。
さて、次男はここですっかり気分を害してしまいまして、このままロープウェイで戻ると言い始めましたが、お父さんとしてはせっかくここまで来てただ帰るというのは避けたかった。
そこでまた人を捕まえて、他のルートはないかと聞いてみた。
・・・あった。
裏道ルートというのがあるそうで、そこは子供でも通れると彼は言った。
それなら良いではないか!
ということで、裏道ルートで下山してみます。
確かに・・・確かに、前の二つと比べれば、格段に道は緩い。
でもね、下り初めて気が付いた。
「子供でも通れる」というのはちょっと大げさだったと思うのでした。
こんなのが延々続き、
こんなところも進みます。
ここも落ちたら大怪我しますね。
それでもなんとか、藤内小屋というところまで無事下山。
ここまでですでに二時間半くらいかかっております。
ここでおもむろに、車の置いてあるロープウェイまで行けるかどうかを確認してみた。
すると、登山道出口から15分ほどでロープウェイの乗り場へ行けるらしいと聞いた。
・・・ちょっと安心したのでした。
さて、小休止の後、いよいよ出口が近いと知りましたので再び次男と下山開始。
そこから30分もかからぬほどで、裏道ルートの出口に到着しました。
目の前には、一般道がありまして、どちらに行くかがわからないものだから、走ってきた車を止めて運転手さんに聞いてみる。
「ロープウェイの乗り場?・・・こっちだよ」
と下りの道を指差した。
そうかそうかと、次男とそちらに向かって歩き出してみた。
が・・・行けども行けども、それらしい景色が現れぬ。
心の中で、なんとな~く嫌な予感をもちながら、偶然道の端の道路地図を見つけた。
そこには・・・
ロープウェイ乗り場が全くあさっての方向に描かれていた。
う~む・・・ここにきて、完全に路頭に迷いますた。
そんなあたしの雰囲気を次男も察して、彼の顔もみるみる青ざめております。
これはまずいなぁ・・・と気を取り直して、またまた来た車を止めて、改めて目的地までの道を尋ねてみた。
その車に乗っていたのは、60半ばのご夫婦で、大そう優しくナビで地図を説明してくれた。
ただ、結局あたしのいるところは見事に見当違いの場所で、ここから歩こうものなら数時間かかりそうだということが分かった。
あたしたちが困っていると、オジサンは、
「これは乗せていかないといけないね」
と奥さんに言って、あたしたちを乗せてくれました。
おぉ、地獄に仏!
あたしは思わず手を合わせましたね。
その後、ずいぶんと車を走らせていただき、ロープウェイの乗り口付近まで連れていただきました。
降り際に、志を素早く渡しますと、奥さんが「行けません、イケません」と言われましたが、こちらも申し訳なくて何とか納めていただきました。
名も知らぬご両人様、本当に助かりました、ありがとうございました。
「あれが仏様なんだよ」と次男に教えた父でした。
そんなこんなで、無事フリード君とご対面。
ようやく心から安心したお父さんですた。
ちなみに時計を見れば、2時を過ぎていた。
・・・お仲間の皆様、今日こそはと思っておりましたが、今日もまたこんなことで欠席です。
心の底で、「ごめんね~」と謝りました。
さて、名古屋行が無理となっちゃいましたので、ここからまた楽しもうとするあたしです。
帰り道にこんなところへ。
アクアイグニスというところに、お風呂があると聞いて立ち寄ってみました。
しっかり疲れた次男とあたしの体には、ありがたいお風呂でした。(湯の山温泉という温泉らしい)
そして、まだお昼を食べていないので、せっかくならとトンテキを食べようとロードサイドのお店へ。
3時まで営業と書いてあり、ぎりぎりセーフでお店へ突入。
うまかった~
それからはひたすら家を目指して帰りました。
助手席では、次男が穏やかに寝ておりました。
今日は本当に、お疲れ様でした。
そして、良く頑張りました。
5時前、帰宅。
何より無事に帰れて、あぁ、よかった~!
お山はなめちゃいかんかったと、反省しきりの父でした。
追伸
下山途中で「登山道の出口から歩いて15分」というのはあながち間違っていなかったらしく、山の中の道があるにはあったらしいのですが、今は崖崩れか何かで通れなくなっているらしいです。
そして、最初の車の運転手さんが、「こっちだよ」というのも考えてみれば間違いではなくて、確かにそちらに向かわないと、あたしたちは滋賀に出てしまうところだったようです。
それにしても・・・あの二人に会わなかったらと思うと、今でもぞっとします。
どちら様の采配か知りませんが、助けていただきありがとうございました。
天気は見事で、景色は最高でしたよ。
ただ・・・
次男曰く・・・「2度と来ない!」
そりゃ、そうだね。
ごめんね。
昨日の定休日は、久しぶりにお仕事のお仲間の会合に出られそうで、前夜からその準備をしていた。
というのも、滅多にないのですがちょうど次男の休みと重なって、せっかくならお仕事までの間はどこかで遊ぼうということになり、紅葉の時期なら御在所へ行ってみるか?と決めたわけよ。
一日休みなら登ろうかとも思いましたが、2時に名古屋に行かなくてはいけないので、のぼりはロープウェイで帰りだけ歩いて下山すればよいだろうと大して下調べもせず、大雑把な地図で下山タイムだけを確認して出かけてみたわけです。
午前7時出発。
8時半には着いて、ロープウェイは9時から動きますので、しばらく待っていました。
その間に、登山道の地図でもないかと探してみたのですが、どうやらここにはそういうものが常備されていないらしい。
下山には3時間くらいはかかります・・・と、言葉だけの案内がありました。
まぁ、登るのに10分、そこから下っても、1時までには下山できるだろうと予測をしていた。
そして、小さな地図を発見して、それによると、登山道が3つくらいあって、ここまで戻るには一の谷ルートか、中道ルートで戻ってこれるらしいと書いてあった。
ふ~ん、そうなんだ・・・とその名前だけ記憶して、やがて9時となりまして、いざロープウェイで頂上目指して出発です。
御在所に登るのは初めてで、窓からの様子が随分と急なお山だなぁという印象を持ちました。
ものの5分で頂上到着。
次男はかつて一人で来たことがあるというので、頂上の見学はそこそこに、早速下山道を探してみます。
まず一の谷ルートの入口発見。
が・・・中級者向け、滑落の危険ありと書いてある。
恐ろしいですのでやめました。
そばの人に、違う道を聞いてみますと、中道ルートを教えてもらいました。
で、そこに行ってみた。
それでもいきなりの急な降り口で、あたしはともかく、おデブの次男はすでに戦意をそがれております。
(本人は大丈夫と言っていましたが、全然大丈夫ではなかった)
しばらく行ってみますと、また怖いような鎖場が出てきた。
そこへ下から登ってきた人がいたので、「ここから下も、こんな調子なんでしょうか?」と聞いてみると、そうだとおっしゃる。
う~む・・・ここで無理をすると、下手したら死にますな。
そう思えましたので、次男を説得して、また元の入口まで戻ってみた。
さて、次男はここですっかり気分を害してしまいまして、このままロープウェイで戻ると言い始めましたが、お父さんとしてはせっかくここまで来てただ帰るというのは避けたかった。
そこでまた人を捕まえて、他のルートはないかと聞いてみた。
・・・あった。
裏道ルートというのがあるそうで、そこは子供でも通れると彼は言った。
それなら良いではないか!
ということで、裏道ルートで下山してみます。
確かに・・・確かに、前の二つと比べれば、格段に道は緩い。
でもね、下り初めて気が付いた。
「子供でも通れる」というのはちょっと大げさだったと思うのでした。
こんなのが延々続き、
こんなところも進みます。
ここも落ちたら大怪我しますね。
それでもなんとか、藤内小屋というところまで無事下山。
ここまでですでに二時間半くらいかかっております。
ここでおもむろに、車の置いてあるロープウェイまで行けるかどうかを確認してみた。
すると、登山道出口から15分ほどでロープウェイの乗り場へ行けるらしいと聞いた。
・・・ちょっと安心したのでした。
さて、小休止の後、いよいよ出口が近いと知りましたので再び次男と下山開始。
そこから30分もかからぬほどで、裏道ルートの出口に到着しました。
目の前には、一般道がありまして、どちらに行くかがわからないものだから、走ってきた車を止めて運転手さんに聞いてみる。
「ロープウェイの乗り場?・・・こっちだよ」
と下りの道を指差した。
そうかそうかと、次男とそちらに向かって歩き出してみた。
が・・・行けども行けども、それらしい景色が現れぬ。
心の中で、なんとな~く嫌な予感をもちながら、偶然道の端の道路地図を見つけた。
そこには・・・
ロープウェイ乗り場が全くあさっての方向に描かれていた。
う~む・・・ここにきて、完全に路頭に迷いますた。
そんなあたしの雰囲気を次男も察して、彼の顔もみるみる青ざめております。
これはまずいなぁ・・・と気を取り直して、またまた来た車を止めて、改めて目的地までの道を尋ねてみた。
その車に乗っていたのは、60半ばのご夫婦で、大そう優しくナビで地図を説明してくれた。
ただ、結局あたしのいるところは見事に見当違いの場所で、ここから歩こうものなら数時間かかりそうだということが分かった。
あたしたちが困っていると、オジサンは、
「これは乗せていかないといけないね」
と奥さんに言って、あたしたちを乗せてくれました。
おぉ、地獄に仏!
あたしは思わず手を合わせましたね。
その後、ずいぶんと車を走らせていただき、ロープウェイの乗り口付近まで連れていただきました。
降り際に、志を素早く渡しますと、奥さんが「行けません、イケません」と言われましたが、こちらも申し訳なくて何とか納めていただきました。
名も知らぬご両人様、本当に助かりました、ありがとうございました。
「あれが仏様なんだよ」と次男に教えた父でした。
そんなこんなで、無事フリード君とご対面。
ようやく心から安心したお父さんですた。
ちなみに時計を見れば、2時を過ぎていた。
・・・お仲間の皆様、今日こそはと思っておりましたが、今日もまたこんなことで欠席です。
心の底で、「ごめんね~」と謝りました。
さて、名古屋行が無理となっちゃいましたので、ここからまた楽しもうとするあたしです。
帰り道にこんなところへ。
アクアイグニスというところに、お風呂があると聞いて立ち寄ってみました。
しっかり疲れた次男とあたしの体には、ありがたいお風呂でした。(湯の山温泉という温泉らしい)
そして、まだお昼を食べていないので、せっかくならとトンテキを食べようとロードサイドのお店へ。
3時まで営業と書いてあり、ぎりぎりセーフでお店へ突入。
うまかった~
それからはひたすら家を目指して帰りました。
助手席では、次男が穏やかに寝ておりました。
今日は本当に、お疲れ様でした。
そして、良く頑張りました。
5時前、帰宅。
何より無事に帰れて、あぁ、よかった~!
お山はなめちゃいかんかったと、反省しきりの父でした。
追伸
下山途中で「登山道の出口から歩いて15分」というのはあながち間違っていなかったらしく、山の中の道があるにはあったらしいのですが、今は崖崩れか何かで通れなくなっているらしいです。
そして、最初の車の運転手さんが、「こっちだよ」というのも考えてみれば間違いではなくて、確かにそちらに向かわないと、あたしたちは滋賀に出てしまうところだったようです。
それにしても・・・あの二人に会わなかったらと思うと、今でもぞっとします。
どちら様の采配か知りませんが、助けていただきありがとうございました。
天気は見事で、景色は最高でしたよ。
ただ・・・
次男曰く・・・「2度と来ない!」
そりゃ、そうだね。
ごめんね。
御在所は、本当になめてはダメですよ。特に中道は・・・。
私が唯一、バテテしまった登山道です。(登りでしたが・・・)
ブログを読んでいるこちらの方が怖くなる内容でしたね。
とにかく御無事で何より。
知っていたなら聞いてから行くべきでしたね。
一度山の中で迷ったことがあるので、ナメテはいかんというのは肝に銘じていたつもりでしたが、人が多いお山という印象があったものだから、つい油断しました。
低いけど、大変険しい山でした。
でも、そんな山道をおばちゃんたちは登って行くのを見て、あたしもそろそろ限界を感じたです。
田んぼで遊ぶのが、似合う年頃になったようです。(さみし)
それはそうと、昨日和輝にも言いましたが、早くお米を取りに来るように。
店の邪魔なんだ。