こんにちは。
昨日は平日ながら、なぜかご来客が多くて、忙しく有難かった豊坂屋です。
本当にありがとうございます。
毎日がこんなんだったら、あたしは大金持ちになるところですが、あたしの持って生まれたものは違いますから、何とか食べていけたらそれで十分です。
食べていけるだけのものをいただけるのが、嬉しいです。
良い商いをさせていただきまして、ありがとうございます。
(そんなことも、御在所で助けていただいたご夫婦のありがたさがあたしにそう思わせているところを感じています)
さて、昨日のこと。
店のチャイムが鳴った。
は~いと声をかけながら店に出ましたら、可愛いお客様ご来店。
田んぼ仲間の隊長の長男の和輝。
隊長と一緒にお米を取りに来たのかな?と思っていたら、一人で来たという。
隊長は会社をやっていて、それがあるのはあたしの家から1キロくらい北。
すでに小学生の和輝は、たまたま学校が早く終ったらしく、いつもなら隊長とうちの近くの床屋に行くらしいのですが、今日はたまたま平日で一人で床屋に来たらしい。
そんなことは初めてだといっていましたが、道すがらうちがあるということで、お父ちゃんの隊長が「きれいな坊主頭をぴかちゃんに見せて来い」と言ったようです。
律儀な彼は、隊長の言われるままに、出来立ての坊主頭をあたしに見せにきてくれたのでした。
お前はエエ子だな・・・
隊長だったらビールでも・・・と言うところですが、小さな子供のいないあたしですから、オヤツのようなものもない。
和輝、お菓子もないんだ・・・と言いましたが、彼はあまり気にしていないようで安心しました。
8歳の和輝は58歳のPとしばらく歓談。
P「坊主にするのはいくらなんだ?」
和「900円」
P「いくら持って来たんだ?」
和「1000円もらってきた」
P「100円お釣りがあるな?・・・一人でここまで頑張ってきたんだから、それはお前のものだ。」
和「・・・」
P「お父ちゃんがお釣りを返せと言いかけたら、「ぴかちゃんが早くお米を取りに来いと言っていた」というんだ。・・・百円の”ひゃく・・・”と言いかけたら、ともかく「ぴかちゃんがお米を早くとりに来いと言っていた」と言い続けるんだ。 それを何度も繰り返していれば、やがて隊長はお釣りのことを忘れるだろう。 そうすれば、100円はお前のものになる。
いいか、わかったな?」
和 しっかりとうなずく。
・・・
こうして、和輝はあたしとの会話を楽しんで帰って行きますた。
可愛いお客さんでした。
またいつでも遊びにおいで。
P.S.
明けて本日、早速に隊長がお米を取りに来ました。
和輝、100円はゲットできたかな?
昨日は平日ながら、なぜかご来客が多くて、忙しく有難かった豊坂屋です。
本当にありがとうございます。
毎日がこんなんだったら、あたしは大金持ちになるところですが、あたしの持って生まれたものは違いますから、何とか食べていけたらそれで十分です。
食べていけるだけのものをいただけるのが、嬉しいです。
良い商いをさせていただきまして、ありがとうございます。
(そんなことも、御在所で助けていただいたご夫婦のありがたさがあたしにそう思わせているところを感じています)
さて、昨日のこと。
店のチャイムが鳴った。
は~いと声をかけながら店に出ましたら、可愛いお客様ご来店。
田んぼ仲間の隊長の長男の和輝。
隊長と一緒にお米を取りに来たのかな?と思っていたら、一人で来たという。
隊長は会社をやっていて、それがあるのはあたしの家から1キロくらい北。
すでに小学生の和輝は、たまたま学校が早く終ったらしく、いつもなら隊長とうちの近くの床屋に行くらしいのですが、今日はたまたま平日で一人で床屋に来たらしい。
そんなことは初めてだといっていましたが、道すがらうちがあるということで、お父ちゃんの隊長が「きれいな坊主頭をぴかちゃんに見せて来い」と言ったようです。
律儀な彼は、隊長の言われるままに、出来立ての坊主頭をあたしに見せにきてくれたのでした。
お前はエエ子だな・・・
隊長だったらビールでも・・・と言うところですが、小さな子供のいないあたしですから、オヤツのようなものもない。
和輝、お菓子もないんだ・・・と言いましたが、彼はあまり気にしていないようで安心しました。
8歳の和輝は58歳のPとしばらく歓談。
P「坊主にするのはいくらなんだ?」
和「900円」
P「いくら持って来たんだ?」
和「1000円もらってきた」
P「100円お釣りがあるな?・・・一人でここまで頑張ってきたんだから、それはお前のものだ。」
和「・・・」
P「お父ちゃんがお釣りを返せと言いかけたら、「ぴかちゃんが早くお米を取りに来いと言っていた」というんだ。・・・百円の”ひゃく・・・”と言いかけたら、ともかく「ぴかちゃんがお米を早くとりに来いと言っていた」と言い続けるんだ。 それを何度も繰り返していれば、やがて隊長はお釣りのことを忘れるだろう。 そうすれば、100円はお前のものになる。
いいか、わかったな?」
和 しっかりとうなずく。
・・・
こうして、和輝はあたしとの会話を楽しんで帰って行きますた。
可愛いお客さんでした。
またいつでも遊びにおいで。
P.S.
明けて本日、早速に隊長がお米を取りに来ました。
和輝、100円はゲットできたかな?
ありがとうございました。
ピカさんの作戦通り、和輝は『100円』ゲットしましたよ。
しかし、後でピカさんに教えてもらったと種明かしをしてくれました。
父親と同じで『小心者』のようです・・・。