こんにちは。
11月も半ば・・・
呉服屋さんとしては、書き入れ時の時期に突入しています。
先日も書きましたが、「元気なうちは、お客様にご迷惑をかけない程度に、好きな商売が続けられたらいいな」と思っています。
そんなこの頃、お客様がご来店。
以前、ご本人の結婚式にと、打掛と引き振袖をご注文いただいた方でした。
今はロシアにお住いのこの方が、たまさかご帰国をされて、お母様とご来店くださった。
久しぶりにご挨拶をさせていただき、わざわざその結婚式の写真をご持参くださって、楽しませていただきました。
東京ステーションホテルで挙げられたそのご様子は、見事でした。
「あなたはお幸せですね」
と声をかけたあたしです。
その彼女があたしに言った。
「娘ができたら、振袖をまたテルトさんにお願いしますね。
それまで、生きていてくださいね。」
だと。
(彼女はあたしをテルトさんと呼ぶ。そしてご注文はいつもお任せ・・・ありがたいけど怖いですの。)
すかさずあたしは、隣りのお母さんに言った。
「お子様がご成人を迎えるまで、早くて20年。
その時あたしゃ78歳ですね・・・わかりました、よございます。
あたしゃ生きてしんぜましょう。
その代り、奥様もご一緒にお孫様をお祝いいただかなくてはいけません。
二人一緒に、元気でそれまで生きましょうね。」
ただの言葉のやり取りの中に、呉服屋としての真骨頂があった気がします。
そんなお客様のためにも、この命がお役に立てたらと思っています。
今から20年後の78歳のあたし自身は、正直想像もできません。
ただ、ハゲでシミだらけで汚くなっていても、心までは腐らせないようにしたいと思いました。
96歳でようやくボケた父がお手本としています。
78歳のP・・・叶うなら、お客様のお孫様まで面倒見たいと思っています。
あとは、あちら様のご采配次第だと観念しています。
よろしくお願いします。(合掌)
11月も半ば・・・
呉服屋さんとしては、書き入れ時の時期に突入しています。
先日も書きましたが、「元気なうちは、お客様にご迷惑をかけない程度に、好きな商売が続けられたらいいな」と思っています。
そんなこの頃、お客様がご来店。
以前、ご本人の結婚式にと、打掛と引き振袖をご注文いただいた方でした。
今はロシアにお住いのこの方が、たまさかご帰国をされて、お母様とご来店くださった。
久しぶりにご挨拶をさせていただき、わざわざその結婚式の写真をご持参くださって、楽しませていただきました。
東京ステーションホテルで挙げられたそのご様子は、見事でした。
「あなたはお幸せですね」
と声をかけたあたしです。
その彼女があたしに言った。
「娘ができたら、振袖をまたテルトさんにお願いしますね。
それまで、生きていてくださいね。」
だと。
(彼女はあたしをテルトさんと呼ぶ。そしてご注文はいつもお任せ・・・ありがたいけど怖いですの。)
すかさずあたしは、隣りのお母さんに言った。
「お子様がご成人を迎えるまで、早くて20年。
その時あたしゃ78歳ですね・・・わかりました、よございます。
あたしゃ生きてしんぜましょう。
その代り、奥様もご一緒にお孫様をお祝いいただかなくてはいけません。
二人一緒に、元気でそれまで生きましょうね。」
ただの言葉のやり取りの中に、呉服屋としての真骨頂があった気がします。
そんなお客様のためにも、この命がお役に立てたらと思っています。
今から20年後の78歳のあたし自身は、正直想像もできません。
ただ、ハゲでシミだらけで汚くなっていても、心までは腐らせないようにしたいと思いました。
96歳でようやくボケた父がお手本としています。
78歳のP・・・叶うなら、お客様のお孫様まで面倒見たいと思っています。
あとは、あちら様のご采配次第だと観念しています。
よろしくお願いします。(合掌)
61歳あたりで、例の別荘で草刈り中に心筋梗塞で死んでいると思います。
その時は、よろしく。