おはよ。
昨日の続きです。
京都の朝は、やはり5時起き。
同室の白人青年は、眠りこけておりました。
起こさぬようにソッと部屋を出て、誰もいないロビーで写経。
その後、6時には、勝手にチェックアウトいたしました。
ユースホステルは、好きな時間に出かけられるのが良いですよ。
外に出てみれば、京都の朝はドピーカン。
大変気持ちよく、本日は倉敷へと向かいます。
今回のツーリングを計画するに当たり、一日の移動距離はおおよそ200km、そして、行く先にめぼしい神社があることが条件となっております。
ついでに、行ったことのないところなら尚よろしい。
倉敷の選定に当たりましては、行ったことがない上に、なんとなく若い女性にオサレな町といわれていそうな雰囲気が決め手になりましたね。
京都南から名神を通って、大阪から山陽自動車道に乗り換え、やがて岡山へ。
ここで降りて、まずは、吉備津彦神社へお参りします。
平らな地に建つ、大きなお社です。
桃太郎にちなむ神社も、どうやらここのようですよ。
(よくわからずしゃべっています)
ただ、大きくて立派なお社なのですが、なにげにすすけた風情です。
お参りをしてご朱印を頂き、次はすぐそばにある吉備津神社へと移動。
吉備津彦神社と吉備津神社は、似た様な名前ですぐ近くにあるのです。
どうやら、昔の話で、今立っているそれぞれの場所は、国が違っていたらしい。
国境が神社の間にあるらしいのね。
だから、たとえ近くても、もとを辿れば、それぞれの地域の神社として建てられたということのようです。
なるほど・・・(でも、よくわかっておりません)
さて、こちら吉備津神社は、山の中に立てられたお社でありました。
先ほどの吉備津彦神社と比べると、なんとなく威勢の良い神社であります。
きっと、観光客がたくさん来るのは、こちらの吉備津神社のほうなのでしょう。
イワレを知りませんが、雰囲気でなんとなくわかるものもあるのでした。
何かが国宝であると書いてあったのですが、それが何か忘れました。
結局あたしは、お参りすればそれで良く、文化財的なものにはあまり興味がないのでした。
この神社の周りには回廊がありまして、途中途中には、いろいろな神様の分社があって祀られておりました。
まだ朝の10時ごろのことですので、山の中のアップダウンの激しいその回廊も、ひとしきり見てまわりお参りさせて頂きました。
結構疲れるよ・・・
さて、ご朱印もいただいて、ここも後にいたしまして、倉敷の町へと入ります。
ここでのお目当てはただ一つ、大原美術館であります。
早速見つけて館内へ。
大原さんのコレクションはさすがでありましたよ。
と言うものの、あたしは絵の価値が良くわからんのであります。
有名なエル・グレコの受胎告知も拝見しましたが、やはりよくわからんなぁ・・・
そんな中、あたしが大変感動したのが、河井寛次郎や濱田庄司の民芸芸術の作品が多数あったこと。
壁にある説明を読むと、大原さんはこういった芸術家のパトロンとしても活躍されていたらしい。
京都の河井寛次朗記念館は随分前に行ったことがありますが、あそこよりも数段良い作品が並べられておりました。
昔の富豪は、目も利いたのだね。
くまなく見て、やがてお昼。
ちょうど敷地内の庭の手入れをしているおばさんと話している地元の人らしい女性を発見。
「このあたりに、おいしいおそば屋さんはありませぬか?」
と尋ねると、
「あら、あたしは蕎麦屋です」
と言われます。
「ご縁でしたネェ~」
といいながら、その人に連れて行って頂きました。
「石泉」という名前のおそば屋さんで、とてもおいしかったです。(大当たり)
(食べてから写真を撮るのに気がついたので、器がほとんど空ですね)
おいしいお蕎麦には、冷酒は欠かせませんね。
地元のおいしいお酒を、少しだけ頂きました。
ホロリとして、倉敷の町をブラブラしてみます。
確かに小奇麗でオサレなのかもしれませんが、何とはなく観光用に作られた町みたいで、あたしはあまり好みではありませんでした。
それでも、時間はたっぷり残っていましたので、町の裏まで歩きまして時間つぶしをしてみました。
やがて夕方。
本日の宿となります倉敷ユースホステルに着。
町からはすぐでした。
当夜の泊まりはあたし一人とのこと。
のんびりできますから、それはそれでよいですね。
来る途中で買ってきたお酒とツマミを前にして、ゴロゴロとしておりまして、やがて夜。
と・・・
宿泊客はあたし一人だったはずが、なぜか外からドヤドヤと来訪者が・・・
ん?と思っていましたら、それはどうやら地元の方々が、この場所を借りて、バンドの練習をされるらしい。
宿の奥さんが、「音楽は好きですか?」とおっしゃいますので、エェ好きですよと答えたら、「では、ビールでも飲みながら聞いてみてください」と勧めてくださいまして、ロビーにビール片手に座っておりましたのね。
やがて・・・そこに現われたのは、アラウンド60(=還暦)の皆様5人ほど。
エレキベースやギターを取り出して、さて何が始まるのであろうかと待ち構えておりましたら、そこに流れてきたのはド演歌!
「じゃ、新潟の女から・・・」
とリーダーらしい人が言いますと、紅一点の女性ボーカリストが、その「新潟の女」を歌われ始めたのでございます。
う~~~む・・・
どう考えても、カラオケ同好会の延長です。
それの生オケバージョン。
はじめこそ、観客よろしく拍手なんぞしていましたが、
「じゃ、次は孫ね」
とかなんとか、延々と続くものですから、やがてあたしはフェードアウトしたのでありました。
(紅一点の女性ボーカリストと記念撮影)
ということで、倉敷の夜は、アヤシイ演歌とともに過ぎて行きますた。
・・・続く
昨日の続きです。
京都の朝は、やはり5時起き。
同室の白人青年は、眠りこけておりました。
起こさぬようにソッと部屋を出て、誰もいないロビーで写経。
その後、6時には、勝手にチェックアウトいたしました。
ユースホステルは、好きな時間に出かけられるのが良いですよ。
外に出てみれば、京都の朝はドピーカン。
大変気持ちよく、本日は倉敷へと向かいます。
今回のツーリングを計画するに当たり、一日の移動距離はおおよそ200km、そして、行く先にめぼしい神社があることが条件となっております。
ついでに、行ったことのないところなら尚よろしい。
倉敷の選定に当たりましては、行ったことがない上に、なんとなく若い女性にオサレな町といわれていそうな雰囲気が決め手になりましたね。
京都南から名神を通って、大阪から山陽自動車道に乗り換え、やがて岡山へ。
ここで降りて、まずは、吉備津彦神社へお参りします。
平らな地に建つ、大きなお社です。
桃太郎にちなむ神社も、どうやらここのようですよ。
(よくわからずしゃべっています)
ただ、大きくて立派なお社なのですが、なにげにすすけた風情です。
お参りをしてご朱印を頂き、次はすぐそばにある吉備津神社へと移動。
吉備津彦神社と吉備津神社は、似た様な名前ですぐ近くにあるのです。
どうやら、昔の話で、今立っているそれぞれの場所は、国が違っていたらしい。
国境が神社の間にあるらしいのね。
だから、たとえ近くても、もとを辿れば、それぞれの地域の神社として建てられたということのようです。
なるほど・・・(でも、よくわかっておりません)
さて、こちら吉備津神社は、山の中に立てられたお社でありました。
先ほどの吉備津彦神社と比べると、なんとなく威勢の良い神社であります。
きっと、観光客がたくさん来るのは、こちらの吉備津神社のほうなのでしょう。
イワレを知りませんが、雰囲気でなんとなくわかるものもあるのでした。
何かが国宝であると書いてあったのですが、それが何か忘れました。
結局あたしは、お参りすればそれで良く、文化財的なものにはあまり興味がないのでした。
この神社の周りには回廊がありまして、途中途中には、いろいろな神様の分社があって祀られておりました。
まだ朝の10時ごろのことですので、山の中のアップダウンの激しいその回廊も、ひとしきり見てまわりお参りさせて頂きました。
結構疲れるよ・・・
さて、ご朱印もいただいて、ここも後にいたしまして、倉敷の町へと入ります。
ここでのお目当てはただ一つ、大原美術館であります。
早速見つけて館内へ。
大原さんのコレクションはさすがでありましたよ。
と言うものの、あたしは絵の価値が良くわからんのであります。
有名なエル・グレコの受胎告知も拝見しましたが、やはりよくわからんなぁ・・・
そんな中、あたしが大変感動したのが、河井寛次郎や濱田庄司の民芸芸術の作品が多数あったこと。
壁にある説明を読むと、大原さんはこういった芸術家のパトロンとしても活躍されていたらしい。
京都の河井寛次朗記念館は随分前に行ったことがありますが、あそこよりも数段良い作品が並べられておりました。
昔の富豪は、目も利いたのだね。
くまなく見て、やがてお昼。
ちょうど敷地内の庭の手入れをしているおばさんと話している地元の人らしい女性を発見。
「このあたりに、おいしいおそば屋さんはありませぬか?」
と尋ねると、
「あら、あたしは蕎麦屋です」
と言われます。
「ご縁でしたネェ~」
といいながら、その人に連れて行って頂きました。
「石泉」という名前のおそば屋さんで、とてもおいしかったです。(大当たり)
(食べてから写真を撮るのに気がついたので、器がほとんど空ですね)
おいしいお蕎麦には、冷酒は欠かせませんね。
地元のおいしいお酒を、少しだけ頂きました。
ホロリとして、倉敷の町をブラブラしてみます。
確かに小奇麗でオサレなのかもしれませんが、何とはなく観光用に作られた町みたいで、あたしはあまり好みではありませんでした。
それでも、時間はたっぷり残っていましたので、町の裏まで歩きまして時間つぶしをしてみました。
やがて夕方。
本日の宿となります倉敷ユースホステルに着。
町からはすぐでした。
当夜の泊まりはあたし一人とのこと。
のんびりできますから、それはそれでよいですね。
来る途中で買ってきたお酒とツマミを前にして、ゴロゴロとしておりまして、やがて夜。
と・・・
宿泊客はあたし一人だったはずが、なぜか外からドヤドヤと来訪者が・・・
ん?と思っていましたら、それはどうやら地元の方々が、この場所を借りて、バンドの練習をされるらしい。
宿の奥さんが、「音楽は好きですか?」とおっしゃいますので、エェ好きですよと答えたら、「では、ビールでも飲みながら聞いてみてください」と勧めてくださいまして、ロビーにビール片手に座っておりましたのね。
やがて・・・そこに現われたのは、アラウンド60(=還暦)の皆様5人ほど。
エレキベースやギターを取り出して、さて何が始まるのであろうかと待ち構えておりましたら、そこに流れてきたのはド演歌!
「じゃ、新潟の女から・・・」
とリーダーらしい人が言いますと、紅一点の女性ボーカリストが、その「新潟の女」を歌われ始めたのでございます。
う~~~む・・・
どう考えても、カラオケ同好会の延長です。
それの生オケバージョン。
はじめこそ、観客よろしく拍手なんぞしていましたが、
「じゃ、次は孫ね」
とかなんとか、延々と続くものですから、やがてあたしはフェードアウトしたのでありました。
(紅一点の女性ボーカリストと記念撮影)
ということで、倉敷の夜は、アヤシイ演歌とともに過ぎて行きますた。
・・・続く