教育界でも働き方改革が進みつつある。
働きやすい職場になることは大賛成である。
効率的に働き、余暇の時間が増えるのは、教員が豊かな人生を送る上で大切だ。
若手の教員希望者も増える。
ただ、今の働き方改革には不備がある。
それは、一律に労働時間を減らそうとしている点である。
特に、若手の教員である。
若手の教員の中で、「仕事をしたい。」「もっと教材研究や授業の準備をしたい。」という教員がいる。
授業の面白さが分かりはじめ、学級経営にも力を入れたいという教員がいる。
そういう教員でも、「45時間以上残業をしてはいけない。」「80時間以上などもってのほか」というように、制限している。
仕事を覚え始めて、「もっと仕事をしたい」という若手教員の労働時間まで奪ってはいけない。(もちろん、「仕事をしたくない」という若手に無理をさせてはいけない)
どんな仕事でも、腕が飛躍的に上がる時期がある。
修行の時期というのがある。
この時期を逃すと、上達は望めない。
どの職業でも、レベルの高い仕事をしている人は、若い頃に、かなりの時間を仕事にあてている。
例えば、次のような修行である。
毎朝市場に足を運んで魚の旬や値段の変化などをノートに書き込み勉強し、週1回の休みの日は自費で魚を買っておろす練習を繰り返しました。
さらに時間がある日は首都圏の名店と呼ばれる料理屋を食べ歩き、味の研究を重ねたのです。
月刊「致知」令和2(2020)年11月号より
これは、熟成鮨でミシュラン二つ星の店、すし㐂邑店主の木村康司氏の若い頃である。
若い頃に修行をしたからこそ、レベルの高い仕事ができ、大きなやり甲斐を持てる仕事ができるようになる。
若い頃に学びたい、仕事をしたいという人の時間まで奪ってはいけない。
働きやすい職場になることは大賛成である。
効率的に働き、余暇の時間が増えるのは、教員が豊かな人生を送る上で大切だ。
若手の教員希望者も増える。
ただ、今の働き方改革には不備がある。
それは、一律に労働時間を減らそうとしている点である。
特に、若手の教員である。
若手の教員の中で、「仕事をしたい。」「もっと教材研究や授業の準備をしたい。」という教員がいる。
授業の面白さが分かりはじめ、学級経営にも力を入れたいという教員がいる。
そういう教員でも、「45時間以上残業をしてはいけない。」「80時間以上などもってのほか」というように、制限している。
仕事を覚え始めて、「もっと仕事をしたい」という若手教員の労働時間まで奪ってはいけない。(もちろん、「仕事をしたくない」という若手に無理をさせてはいけない)
どんな仕事でも、腕が飛躍的に上がる時期がある。
修行の時期というのがある。
この時期を逃すと、上達は望めない。
どの職業でも、レベルの高い仕事をしている人は、若い頃に、かなりの時間を仕事にあてている。
例えば、次のような修行である。
毎朝市場に足を運んで魚の旬や値段の変化などをノートに書き込み勉強し、週1回の休みの日は自費で魚を買っておろす練習を繰り返しました。
さらに時間がある日は首都圏の名店と呼ばれる料理屋を食べ歩き、味の研究を重ねたのです。
月刊「致知」令和2(2020)年11月号より
これは、熟成鮨でミシュラン二つ星の店、すし㐂邑店主の木村康司氏の若い頃である。
若い頃に修行をしたからこそ、レベルの高い仕事ができ、大きなやり甲斐を持てる仕事ができるようになる。
若い頃に学びたい、仕事をしたいという人の時間まで奪ってはいけない。