仕事の道楽化

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映画「レミニセンス」を観た。・・・暗かった

2021年09月25日 | 映画
 映画「レミニセンス」を観た。

 とても暗い映画である。

 映像はきれい。

 ウォーターワールドとインセプションを連想させる映像だった。

 主人公の仕事は、人の記憶を再生し、何かを思い出させたり、すてきな思い出に浸らせてくれたりする。

 素晴らしい仕事でもある。 



 この映画を観ての感想は「後ろ向きな映画だなあ」である。


 以下、ネタバレになる内容なので、映画を観ていない人にはすみません。



 主人公の最後の決断は、「緩慢な自殺」ではないかと感じた。

 女性との楽しかった思い出に浸るために、過去の記憶の中にのみ生きることを選んだ。

 現在と未来に生きることを拒んだわけである。

 素敵な思い出の中だけで生きるという選択肢は、幸せかもしれない。

 しかし、全ての人は、大切な誰かを失う経験をする。

 大切な人を失いながら、それでも現在と未来を生きていくのである。 



 主人公の生き方は、過去に逃避した生き方に思えてしまう。
 
コメント
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