回数が多く、キャパがあるというのもあるが、もう少し入って欲しかった。ターゲットの外国人や日本人の文楽初めてみたいな人は少なかった。
いとうせいこうの解説は良かった。広くそこそこ深く、大したものだ。
背景にアニメを使った文楽も良かった。映像が動くので新しい可能性を感じる。コストを考え、SDGSも考慮すれば、こういう方向に行くのではないか。大道具さんの雇用もあるが、減ってきているのだろう。
びわ湖リングで、オペラに映像を使うというのをミヒャエル・ハンペがやって、賛否両論があったが、私は面白かったと思う。
文楽は、背景に映像を使うものと、杉本文楽のように贅を尽くすものに二極化するのかもしれない。
有楽町読売ホール
解説 ブンラク・ワン・オー・ワン
ナビゲーター:いとうせいこう
近松門左衛門=原作
文楽 曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
天神森の段
脚本・作曲=野澤松之輔
振付=澤村龍之介
映像監修=桐竹勘十郎
映像美術=男鹿和雄
映像制作=山田晋平
映像制作協力=でほぎゃらりー
-出演-
豊竹藤太夫
豊竹靖太夫
豊竹咲寿太夫
鶴澤清志郎
鶴澤寛太郎
鶴澤清允
吉田玉助
吉田簑紫郎
吉田玉翔
吉田玉誉
桐竹勘介
吉田玉峻
吉田玉延
吉田玉征
豊松清之助