ジェイソン・ヒッケル著 東洋経済新報社 2023
原著は2020年。
人新世と資本主義を批判的に語る。多いほうが貧しいという第一部、少ないほうが豊かという第二部。巨大資本による支配、テクノロジーは破壊を加速しているだけという指摘、GDPに代わるものと幸福、そしてエコロジー的なアプローチ。
マルクス的枠組みであるので、読んでいて抵抗を感じる。斎藤先生なんかはこういう枠組みをもっと前から考えていたということか。
東洋経済が出版しているというのが非常に興味深い。将来こう言う思想が広がることへの保険だろうか。