革命を起こした若きピアニストたち 青柳いづみこ 集英社新書2022
一昨年のショパンコンクールを中心に、その前のショパン国際ピリオド楽器コンクールも交えながら、日本人を中心に審査員やポーランド人等々にも目配りをして、きちんと取材した本。作者がピアニストでもあるので、専門的な話もきちんとカバーされ、とても刺激的だ。
宮田の企画によるコンサート。
最初は人気のLEOとの掛け合い、非常に面白かった。古武道で、尺八とチェロだった春の海が、また違った世界に。吉松の作品にLEOの新作。
コダーイの無伴奏は素晴らしかった。やはり彼が一流のチェリストであることを改めて認識。
最後は人間国宝の桐竹勘十郎が人形を使って、バッハと黛。これ、できれば一人遣いの人形でやった方が良かったなあと思う。
贅沢な午後のひととき。
第一生命ホール
出 演
宮田大（チェロ）
桐竹勘十郎（文楽 人形遣い）
LEO（箏）
曲 目
第一部 チェロと箏
宮城道雄：春の海
吉松隆：尺八と二十絃箏のための四つの古典的寓話抄
今野玲央：Jamais vu
第二部
コダーイ：無伴奏チェロソナタ
第三部 チェロと文楽
JSバッハ：無伴奏チェロ組曲第1番ト長調よりプレリュード
黛敏郎：無伴奏チェロのための『BUNRAKU』
シューマンに始まり、シューマンに終わる。冬の日の午後をゆったりと瞑想できるような時間。間がホリガーやノーノでは、普段できないような揺らぎの体験をして、バルトークでは熱情を。
東京文化会館 小ホール
ピアノ：北村朋幹
シューマン：森の情景 Op.82
ホリガー：エリス－3つの夜曲－
バルトーク：戸外にて Sz.81 BB89
ノーノ：. . . . .苦悩に満ちながらも晴朗な波. . .［エレクトロニクス：有馬純寿］
シューマン：暁の歌 Op.133
〈アンコール〉
シューマン：
子供のためのアルバム Op.68より 第15曲 春の歌
森の情景 Op.82より IX. 別れ
チケットを買いそびれ、配信があったので。トラムという空間の感じがなかなか配信だとわかりにくい。カメラワークも難しかっただろう。
宮沢賢治と石原莞爾のことは今回初めて知った。同郷で、同時代を生き、同じ宗教団体の会員で、理想郷を夢見た。最近、そうした研究が出てきているようで、おそらくはそれをベースにした芝居。
中村は映像と異なり、舞台用にきちんと仕上げてくるのは大したものだ。黒木はデビューから観ているが圧倒的な存在感で、何でも器用にこなす。その他、脇もしっかり。時空が行き来して、内容も意外と馴染みが無かったりで、結構難しい芝居ではないかと思った。
配信 シアタートラム収録
<作>北村 想
<演出>栗山民也
中村倫也 黒木華 山崎一 田中俊介 河内大和 野坂弘 依田朋子 徳高真奈美<ヴィオラ演奏>
正味60分、カーテンコールもなしの舞台。
シューベルトの歌曲21曲が次々に流れ、ダンサーが次々と踊る。ソロも多い。ダンサーの身体能力は高い。表現力も充実。ただ、歌曲なので歌詞がある。しかしドイツ語で、解らない。ダンスを観て、こういうことかしらと想像する。馴染みの曲も数曲。答え合わせをしてみたい。PAを通しての歌曲、音のクオリティが微妙な曲も。
世田谷パブリックシアター
【演出振付】金森穣
【出演】
Noism0＝井関佐和子 山田勇気
Noism1＝井本星那 三好綾音 中尾洸太 庄島さくら 庄島すみれ
坪田光 樋浦瞳 杉野可林 糸川祐希
【出演】
Noism0＝井関佐和子 山田勇気
Noism1＝井本星那 三好綾音 中尾洸太 庄島さくら 庄島すみれ
坪田光 樋浦瞳 杉野可林 糸川祐希
