西麻布 フレンチ アルモニ

2階のちょっと個室っぽい奥のスペースにて。

ちゃんと食べようと三品のコース。

自家製スモークサーモンと季節野菜のテリーヌ
カブのポタージュ
栗とフォアグラを詰めたうずらのロースト

その後、エスプレッソとアップルタルト。
ワインは、マンゴーシャンパン、シャルドネ、シラー（赤）、オプショー（赤）をグラスで。
おいしかったし、リーゾナブル。店はかなり混んでいててんてこ舞いかな。

そのあと、SO　BARに。ちょっとカジュアルな感じのショットバー。
近くにつばきやエルバージュ、懐かしい。

さらば八月の大地

新橋演舞場　2階右14列

山田洋次　演出
鄭義信　脚本

中村勘九郎
壇れい
今井翼

反戦のメッセージはあるんだと思うが、描写が淡々としてて、いま一つ盛り上がりに欠ける。
山田監督の世界が、時代のスピードとずれてきているのかもしれない。
それは時代が正しいという意味ではない。何かが間違ってそうなってしまったのかなと思う。
もっと、残虐な世界があったはずだし、最後もその後どうなったんだろうと、希望的な終わりとは違う気がするのだ。
いろいろと考えてしまった。

神山町 カレー Middle Curry&Bar

前を通りかかって、気になっていた店。

カウンターと座席のこじんまりとした店。
お客さんも酒を飲んで、〆にカレーという感じ。
かぼちゃのサラダは甘味があって、シナモンがうまくスパイスに。
バーニャカウダはかなりニンニクがきいてる。
オニオンスープもこってり。
カレーはサイズがあって、スモールを選んでも十分。
キーマとチキンを食べたがおいしい。それほど辛くもない。
ワインもあるし、楽しめる。

トリスタンとイゾルデ コンサート形式

オーチャードホール　1階33列10番

東京フィルハーモニー交響楽団
指揮：チョン・ミョンフン

トリスタン　アンドレアス・シャーガー
マルケ王　ミハイル・ペトレンコ
イゾルデ　イルムガルド・フィルスマイアー
クルヴェナール　クリストファー・モールトマン

コンサート形式のトリスタン。20分二回の休憩を挟んで、4時間半。かなり疲れる。
が、今回は寝ることもなく、演奏に集中できた。
非常に美しく、力強い演奏だった。

トリスタンのテノールの声の伸びがやや惜しく、調子が悪かったのだろうか。
それに比較して、イゾルデのソプラノの力強さは圧巻。
ルックス的にはトリスタンがカッコ良く、イゾルデはどうかという感じだが。

シダの群れ3

シアターコクーン　1階XA列5番

阿部サダヲ
小泉今日子
豊原功補
吹越満
小林薫

キョンキョンを最前列で観ることができた。
夏の井上ひさしは、サザンシアターで後ろの方で、疲労困憊という感じでうとうとしながら観ていたが、今日はしっかり。

キョンキョンのアンニュイの小悪魔的な、ちょっとうらぶれた感じの演技、凄くうまいと思う。
コミカルな役もいいのだけど、こういう奔放な蔭のあるような役も良い。
そして劇中で何曲かジャズを歌うのもたまらない。かぶりつきだからね。

阿部、新感線等で、うるせーと思いながら観ていたが、こういう抑えた役もちゃんとできるのね、って当り前か。
豊原、吹越、小林と重量級の達者な役者が花を添える。

が、本が、やくざもので、焦点が定まらずみたいな感じでもったないない。
これだけの役者を使うなら、もっと何かなかったかと思うと残念だ。