記憶にございません

脚本・監督　三谷幸喜

 中井貴一　ディーン・フジオカ　石田ゆり子
草刈正雄　佐藤浩市
小池栄子　斉藤由貴　木村佳乃　吉田 羊
山口 崇　田中 圭　梶原 善　寺島 進
藤本隆宏　迫田孝也　ROLLY
後藤淳平（ジャルジャル）　宮澤エマ　濱田龍臣
有働由美子 

楽しめた。

深さはない。ずっと昔からアイディアがあったということだが、内容はかなりここ数年を意識していると思う。

中井貴一とディーンを除くと、真田丸のメンバーが多い。

山口崇と有働は、クレジットを観て、ああ、そうだったんだ。

悪い奴が少なく、性善説的なところは、ほっとする。

清涼剤。

人間失格 太宰治と三人の女たち

監督：蜷川実花、脚本：早船歌江子、音楽：三宅純、主題歌：東京スカパラダイスオーケストラ 

小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、稲垣来泉、山谷花純、片山友希、宮下かな子、山本浩司、壇蜜、木下隆行、近藤芳正、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也

蜷川実花らしい美しい映像、画面の幻想的な使い方が良く見られた。

ただ、何を伝えたかったかが今一つ。三様の女性の生き方なのか。史実を基にフィクションもちりばめられていると思うが、今一つ、ドラマとして弱い。太宰があれだけの人生を生きていたのだから、物足りなさを感じる。

イケメンと美人女優が次々と出てくる。小栗は、ダメさを軽さで表現している感じだが、もう一工夫欲しかったところ。三女優はそれぞれの魅力が出た役だったか。

秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

歌舞伎座

寺子屋、まあまあの豪華配役。吉右衛門の松王、仮病なんだけど、咳込みがいつになくわざとらしかった。幸四郎の源蔵、「すまじきものは宮仕え」がちょっと変化を付けたというか、どうなのって感じあった。福助は、ちゃんと歩けないんだなあ、逆にそれを確認してショックだった。児太郎は、堂々とたいしたもの、素晴らしい成長ぶり。

勧進帳、孝夫さんの弁慶は、勘三郎、玉三郎と以来か。きっちりとやっている。正面のような斜めのような、微妙なところを型は衝いてくる。仁左衛門と幸四郎の日替わりだが、どちらも、やはり富樫役者だとは思う。

松浦の太鼓、三島は酷評したらしいが、楽しく好きな芝居。歌六はうまい役者だが、華のなさが、愛嬌のなさにもなるのか、今一つ。主役を演じてこないとこうなるのか、天性のものか、ここは興味がある。米吉はしっかり。又五郎は、逞しすぎる源吾ではあるが。東蔵も、味がある。

菅原伝授手習鑑

一、寺子屋（てらこや）

松王丸 園生の前 千代 戸浪 涎くり与太郎 菅秀才 百姓吾作 春藤玄蕃 武部源蔵

吉右衛門 福助 菊之助 児太郎 鷹之資 丑之助 橘三郎 又五郎 幸四郎

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳（かんじんちょう）

武蔵坊弁慶 義経 亀井六郎 片岡八郎 駿河次郎 常陸坊海尊 富樫左衛門

仁左衛門（奇数日） 孝太郎 坂東亀蔵 萬太郎 千之助 錦吾 幸四郎（奇数日）

三世中村歌六 百回忌追善狂言

三、秀山十種の内 松浦の太鼓（まつうらのたいこ）

松浦鎮信 大高源吾 鵜飼左司馬 江川文太夫 渕部市右衛門 里見幾之亟 お縫 宝井其角

歌六 又五郎 歌昇 種之助 鷹之資 吉之丞 米吉 東蔵

読響 日曜マチネシリーズ

東京芸術劇場

指揮＝セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ＝ルドルフ・ブッフビンダー

ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
マーラー：交響曲第5番 嬰ハ短調

アンコール　ベートーヴェン　ピアノソナタ　18番第二楽章

ピアノは、枯れた感じに色彩をつけたような表現オケも安定。アンコールはどうなんだろう。アンコールのほうが素晴らしかった経験って殆どない、皆無ではないが。

マーラーは、第五楽章冒頭、金管がちょっともたついたが、全般的に上手くまとめた。ハラハラしないで、マーラーを聴けるレベルになっているのは間違いない。表現が優等生的で面白みがあまりないかもしれないが、まあ良しとすべきか。

読響はこのプログラムを3日連続。N響は2日聴こ比べた人も多いだろう。東京も豊かな芸術都市になりつつある。いい競争でレベルが上がれば良いと思う。

きのう何食べた？のごはん処

休日だから混んでいると思って、HPを観て時間整理券もらおうと行ったら、このくらいでは整理券は出していないとのこと。階段に大行列、店は結構空席あり、社会主義国の食堂かよ。

渋谷の展示会みたいに時間整理券にしろよって。運営にがっかり。