スーパーソリスト達による秋の特別コンサートVol. 2 藤田真央 協奏曲の夕べ

ラフマニノフを二曲弾くというのは、若いから可能で、なかなか巡り合えないプログラムだろう。情熱的にメリハリをつけた演奏。ただ、なんだろう、今までの純粋なひたむきさとは違ったものを感じた。ランランとは言わないが、何か湧き上がる表現というよりも、計算しつくした表現というか。。。

CD、カーネギーと世界を見据えた藤田。日本で聴く機会も減っていくのかもしれない。

サントリーホール

出演

指揮：ロリー・マクドナルド
ピアノ：藤田真央
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

曲目

ウェーバー：オペラ『オイリアンテ』序曲
ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18
ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30

ばるばる下北沢 お肉とチーズとはしご酒

もう13回目だという。カレーフェスの景品で700円の参加用のリストバンドをもらったので、芝居を観る今日にした。

54店舗参加であるが、22時過ぎに入れる店は限られている。コロナの影響はこういうところに出ている。

カレーフェスでも行って、感じの良かったSoundGoodへ。生姜焼きが、たっぷりしたたれで美味しい。ビールとハイボールと飲んだ。

ハシゴは相当酒が強い人でないとと思う。

KERA・MAP #010「しびれ雲」

休憩15分を挟んで3時間半。豪華出演陣。最後に軽く井上が歌う。

話しの展開に重要なシーンでなく、ゆったりとした時間を感じる芝居。結末はほとんど前半から見えている。贅沢に役者を使って、人生の贅沢な時間について考える感じ。

作・演出＝ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演者　井上芳雄　緒川たまき　ともさかりえ　松尾 諭　安澤千草　菅原永二
清水葉月　富田望生　尾方宣久　森 準人　石住昭彦　三宅弘城　三上市朗　萩原聖人

アメリカとは何か

自画像と世界観をめぐる相剋　渡辺靖著　岩波新書　2022

オバマ時代からトランプ、バイデンまで、米国の共和党、民主党の政治力学、思想を分かりやすく整理している。レーガンの頃の保守主義は佐々木毅がニューディール連合への対抗と整理したのを思い出した。日本についても整理が待たれる。

スーパーソリスト達による秋の特別コンサートVol. 1 室内楽の夕べ

ジャパンアーツの企画力か。ファンにとっては嬉しい組み合わせ。事務所は違うがチェロが宮田大だったらなあとも思う。

若い頃、堤剛に室内楽を付き合ってきた樫本がベルリンフィルのコンマスになり、藤田のような若手をリードする立場になったのも感慨深い。

藤田のピアノが、主張せず、でもしっかりと支える感じで心地よい。弦は固い面もあったが、大ホールでの4名なので、ある程度は強く弾く必要もあろう。

贅沢な時間だった。

サントリーホール

出演

ヴァイオリン：樫本大進
ヴィオラ：赤坂智子
チェロ：ユリアン・シュテッケル
ピアノ：藤田真央

曲目モーツァルト：ピアノ四重奏曲 ト短調 K. 478
メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op. 49
ブラームス：ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op. 25