2009年公開で、コンティジョンよりも早く製作されていることになる。そして、新型インフルエンザ騒動よりも前だ。トリアージとか、血漿療法とか、ゾーニングとか結構現在出てくるワードが散りばめられている。
今日の状況の中で観ると、ちょっと冗長、いろんなものを詰め込み過ぎた感がある。
院内の組織体制や医療崩壊、感染源追求と感染経路特定、ワクチン等開発、そして恋愛ドラマや家族愛のドラマが。現在問題になっているテーマはかなり織り込まれているが、数値がやや大きすぎ、また、政府の対応や、マスク・手洗い等の対応も十分描かれなかった。
それにしても新型インフルエンザ前にこうした映画が製作されていたことは、驚きだ。
人類は賢いのか愚かなのかわからなくなる。
〔出演〕
妻夫木聡 / 檀 れい
国仲涼子 / 田中裕二(爆笑問題) / 池脇千鶴 / カンニング竹山
金田明夫 / 光石 研 / キムラ緑子 / 嶋田久作 / 正名僕蔵 / ダンテ・カーヴァー
馬渕英俚可 / 小松彩夏 / 三浦アキフミ / 夏緒 / 太賀
佐藤浩市(友情出演)
藤 竜也
プロデューサー:平野 隆
企画:下田淳行
脚本・監督 : 瀬々敬久
共同プロデューサー:青木真樹/辻本珠子・武田吉孝
音楽:安川午朗
主題歌:レミオロメン