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Pretenderの備忘録

東フィル 定期

2023-07-31 22:31:38 | 音楽 Opera
チョンミョンフンは、暗譜で振ってた。
結構演技を付けていて、合唱団にも演技。
歌手は、かなりのレベルだったと思う。オテロのクンデは、素晴らしいが、凄いとまでは思わなかった。イアーゴのイェニスはしっかり。カッシオのマルシーリアは見た目的にピンとこない、声量ももう少し欲しい。
日本人は、デズデーモナの小林も、エミーリアの中島も頑張っていたと思う。
オケは、ミョンフンとの共演も多く、相性が良いのだろう、しっかり音を出していた。

私のベンチマークは、NYで聴いて震えがきた、CDにもなっている1991年のショルティ指揮、シカゴ響、パバロッティ、キリテカナワ、ヌッチになってしまうので、どうしても厳しくなるが、今日は良かったと思う。


サントリーホール

出演
指揮:チョン・ミョンフン
オテロ(テノール):グレゴリー・クンデ
デズデーモナ(ソプラノ):小林厚子
イアーゴ(バリトン):ダリボール・イェニス
ロドヴィーコ(バス):相沢創
カッシオ(テノール):フランチェスコ・マルシーリア
エミーリア(メゾ・ソプラノ):中島郁子
ロデリーゴ(テノール):村上敏明
モンターノ(バス):青山貴
伝令(バス):タン・ジュンボ
合唱:新国立劇場合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団

曲目
ヴェルディ:オペラ『オテロ』(演奏会形式)
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七月大歌舞伎 夜の部

2023-07-28 22:30:24 | 歌舞伎
矢口渡、児太郎は上手く演じている。男女蔵は、しっかりと研鑽を積んで行って欲しい。
め組の喧嘩、菊五郎の後は、團十郎がやっていくのだろうか。江戸情緒を伝えていって欲しい。
静の法楽舞、團十郎は踊りをきちんとしてこなかったので、早変わりとかそういうところで見せるしかない。早変わりは、中村屋などに比べるとまだまだである。あとは子供を出してという感じ。。。


福内鬼外 作
一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)

娘お舟
新田義峯
傾城うてな
渡し守頓兵衛 
児太郎
九團次
廣松
男女蔵

竹柴其水 作
二、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
め組の喧嘩

め組辰五郎
女房お仲
江戸座喜太郎
四ツ車大八
九竜山浪右衛門
背高の竹
おもちゃの文次
山門の仙太
島崎楼抱おさき/三ツ星半次 
伊皿子の安三
芝浦の銀蔵
御成門の鶴吉
左利の芳松
田毎川浪蔵
柴井町藤松
露月町亀右衛門
三池八右衛門
葉山九郎次
喜三郎女房おいの
焚出し喜三郎
尾花屋女房おくら
團十郎
雀右衛門
権十郎
右團次
男女蔵
歌昇
種之助
新之助
廣松
竹松
男寅
玉太郎
橘太郎
市村光
九團次
市蔵
齊入
家橘
萬次郎
又五郎
魁春

九世市川團十郎歿後百二十年
松岡 亮 作
三、新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)

静御前
源義経
老女
白蔵主
油坊主
三途川の船頭
化生

三ツ目/町娘/五郎姉二宮姫 
提灯/若船頭/竹抜五郎
僧普聞坊
僧寿量坊
僧隋喜坊
蛇骨婆
姑獲鳥
僧方便坊
團十郎







ぼたん
新之助
廣松
男寅
玉太郎
九團次
児太郎
種之助
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読響定期

2023-07-27 21:52:05 | 音楽 Classic
細川俊夫の新作を樫本大進が弾き、一回公演、満席とはなってなかった、9割弱か。
モーツァルトのちょっと重めの短い曲でスタート。
細川の新作、これは難曲だと思うが、樫本が見事に弾き切った感じ。
後半は、またモーツァルト、そしてシュレーカーの色彩豊かな曲で。

サントリーホール

出演
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン:樫本大進
読売日本交響楽団

曲目
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K. 477
細川俊夫:ヴァイオリン協奏曲「祈る人」 [国際共同委嘱/日本初演]
モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 K. 297 「パリ」
シュレーカー:あるドラマへの前奏曲

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番より サラバンド(ヴァイオリン・アンコール)
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天国からの演奏家たち

2023-07-25 21:58:19 | 読書
池田卓夫著 青林堂 2023

雑誌に連載した故人の30人を取り上げて、業績よりもジャーナリストの著者と会った際のエピソードから人間性を描いているのが楽しい。
著者にとっても生きた証となるような本だろう。
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元の黙阿弥

2023-07-24 21:49:48 | 読書
奥山景布子 エイチアンドアイ 2023

歌舞伎ファンにとっては、堪らない本だ。七代目から九代目までの團十郎や菊五郎の話は、他でも描かれることが多い。小團次、左團次、田之助の話は、虚実織り交ぜてだろうが知らないことが多かった。そして黙阿弥については、より理解が深まったし、桜痴との最後は結構感動的。面白かった。
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