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Pretenderの備忘録

華麗なるコンチェルト・シリーズ「チェロよ歌え!」

2019-06-30 21:57:52 | 音楽 Classic
こういうプログラムは面白い。
ソナタでも室内楽でもなく、協奏曲の小品を並べる。
宮田はダイナミックかつ安定した音色を奏で、聴かせる。
指揮もオケも、まあまあだった。
空席もあったようだ。価格設定はちょっとおおざっぱすぎる。老人が多いのが気になった。


[指揮者]粟辻 聡
[出演]宮田大 チェロ 高木慶太 (2nd.Vc) 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 

ブルッフ:コル・ニドライ
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
ソッリマ:チェロよ歌え! ~2つのチェロと弦楽のためのバラード ☆
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー ハ短調 op.24
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
アンコール
三枝成彰:チェロのためのレクイエム
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ベートーヴェン・チクルスⅢ

2019-06-29 21:28:17 | 音楽 Classic
会場 第一生命ホール  
出演 トリトン晴れた海のオーケストラ
【コンサートマスター】矢部達哉
【ヴァイオリン】双紙正哉 会田莉凡 景澤恵子 小関郁*
 塩田脩 直江智沙子 福崎雄也* 松浦奈々
 三原久遠 渡邉ゆづき 
【ヴィオラ】篠﨑友美 瀧本麻衣子* 福田道子* 村田恵子
【チェロ】山本裕康 清水詩織 森山涼介
【コントラバス】池松宏 佐野央子
【フルート】小池郁江 斎藤光晴 
【オーボエ】広田智之 池田昭子
【クラリネット】三界秀実 糸井裕美子
【ファゴット】岡本正之 岩佐雅美
【ホルン】西條貴人 和田博史 濵地宗
【トランペット】高橋敦 中山隆崇
【ティンパニ】岡田全弘
*トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催《アドヴェントセミナー》《室内楽アウトリーチセミナー》修了生

曲目 ベートーヴェン:
交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲 第7番 イ長調 Op.92

昨年の二回に続く三回目。
現代楽器で、小編成で、小さいホールとはいえ、ベートーヴェン交響曲チクルス。
それなりにチャレンジングだ。
今回は、指揮者なしで、七番。
中堅を中心にしっかりした演奏。安定感があり、音も優しい。
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第三回 春風亭小朝独演会 in 新橋演舞場

2019-06-27 20:45:05 | 落語・講談
開講一番 紙入れ 三遊亭王楽
算段の平兵衛 小朝
井戸の茶碗 小朝
コント ザ・ニュースペーパー
涙をこらえてカラオケを 小朝


好楽の息子の王楽、口跡もよくすっきりと紙入れ。
算段の平兵衛は、あんまが出る前まで。上方落語だが、レパートリーにしていきたいとのこと。小朝は口跡が良いので、聴きやすい。
井戸の茶碗、ちょっとすっきりしすぎか。志の輔はこってりし過ぎで遊びすぎだと思ったが、歌丸がやはり正統で聞かせる感じがした。枕の美談の話が面白かった。
ニュースペーパーのコントは、それほど似てはいないが、特徴をとらえた形で、トランプ、安倍首相、小泉元首相、そしてボクシングの山根元会長をいじった。忖度の時代に、こんな勇気のあるコメディがあるんだと感心した。
最後は創作。音響も、小道具も使って。小朝の歌唱力のうまさに驚いた。死をネタにするところはブラックに面白かった。

お年寄りでにぎわっていた。三十分の休憩は、弁当を食べている人が多かった。歌舞伎と同じか。



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ベルリン・バロック・ゾリステン with 樫本大進&ジョナサン・ケリー ~ライナー・クスマウル・メモリアル・ツアー2019

2019-06-26 22:26:25 | 音楽 Classic
すみだトリフォニーホール

出演
ベルリン・バロック・ゾリステン
樫本 大進[ヴァイオリン]
ジョナサン・ケリー[オーボエ、オーボエ・ダモーレ]
スザンネ・ホプファー=クスマウル[フルート]
ヴィリ・ツィンマーマン[ヴァイオリン、コンサートマスター]
ラファエル・アルパーマン[チェンバロ]

曲目
J.S.バッハ/フルート、オーボエ・ダモーレとヴァイオリンのための
          三重協奏曲 ニ長調 BWV1064(H.ヴィンシャーマン版)
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
J.S.バッハ/ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ニ短調 BWV1060
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集《四季》

たまにはバロックを。
ちょっと大きいホールだが、室内楽ではないので、まあまあか。
演奏は緻密で、ベルリンフィルらしいきっちりしたもの。
こういうバロックもあるんだなと。
樫本は安定、貫禄も漂わせる。

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六月大歌舞伎 昼の部

2019-06-23 19:34:15 | 歌舞伎
歌舞伎座

重厚な構成。
幸四郎、松也の三番叟は清々しい。東蔵も人間国宝として翁役者になったなあと。
女車引、軽い舞踊。
石切梶原、吉右衛門の当たり役。これがなぜそんな上演回数が多いのか疑問だが。白鷗の偉そうな梶原よりも親しみを持てる。團十郎の最後が梶原で、南座で観た。おおらかだった。富十郎も観た記憶がある。
封印切、昨年の南座の顔見世でも観た。上方歌舞伎は、油にしても、伊右衛門にしても、忠兵衛にしても、しょうもない男が出てくる。それを坂田藤十郎とは違った雰囲気で、仁左衛門が演じる。愛之助が、憎々しく敵役を。
昼の部と夜の部を考えると、世代が30年飛ぶ感じ。やはり、間の勘三郎、三津五郎の早すぎた死、そして復調傾向にあるとはいえ、福助が病に倒れたことは大きいと感じる。若い世代に、古典も受け継ぎ、新しいチャレンジもしていって欲しいと思う。頑張りすぎて、勘三郎のように早死にも困るけど。

一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
松本幸四郎 三番叟相勤め申し候
尾上松 也

三番叟 幸四郎
三番叟 松也
千歳 松江
翁 東蔵

二、女車引(おんなくるまびき)
千代 魁春
八重 児太郎
春 雀右衛門

三、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
鶴ヶ岡八幡社頭の場
梶原平三景時 吉右衛門
大庭三郎 又五郎
俣野五郎 歌昇
梢 米吉
大名山口十郎 桂三
同 川島八平 松江
同 岡崎将監 種之助
同 森村兵衛 鷹之資
囚人剣菱呑助 吉之丞
奴萬平 錦之助
青貝師六郎太夫 歌六

四、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
封印切
亀屋忠兵衛 仁左衛門
傾城梅川 孝太郎
丹波屋八右衛門 愛之助
阿波の大尽 由次郎
槌屋治右衛門 彌十郎
井筒屋おえん 秀太郎





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