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Pretenderの備忘録

コジ・ファン・トゥッテ

2024-05-30 23:28:45 | 音楽 Opera
現代のキャンピングに置き換えの演出、正直、好きではない。
大らかで楽しいコジの良さが出ていない、それが演出の意図だろうし、新しい作品として観ればそれはそれで納得だ。

回り舞台を目いっぱい使って、水や火も。
歌手は演じることが多く、上半身裸にもなり、大変だと思った。

歌手陣は素晴らしかった。外国人勢に交じり、大西も九嶋も全くそん色ない、素晴らしい健闘ぶり。

飯森もオケをしっかりとコントロールしていた。


【指 揮】飯森範親
【演 出】ダミアーノ・ミキエレット
【フィオルディリージ】セレーナ・ガンベローニ
【ドラベッラ】ダニエラ・ピーニ
【デスピーナ】九嶋香奈枝
【フェルランド】ホエル・プリエト
【グリエルモ】大西宇宙
【ドン・アルフォンソ】フィリッポ・モラーチェ
【合 唱】新国立劇場合唱団
【合唱指揮】水戸博之
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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椿姫

2024-05-16 23:46:56 | 音楽 Opera
このプロダクション、三回目のはずだが。間にコッポラ版を観ていることもあり、こんなスタイリッシュだった?こんな簡素だった?
二幕のあの傘はなんだろう?三幕二場のレースは観にくいだけなんだが。舞台もひし形で。

歌手は中村は素晴らしい、日本人だと思わなかった。
外国人勢もしっかり。
素晴らしかったと思う。

新国立劇場

【指 揮】フランチェスコ・ランツィロッタ
【演出・衣裳】ヴァンサン・ブサール

【ヴィオレッタ】中村恵理
【アルフレード】リッカルド・デッラ・シュッカ
【ジェルモン】グスターボ・カスティーリョ

【合 唱】新国立劇場合唱団
【合唱指揮】三澤洋史
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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《アイーダ》(演奏会形式/字幕付)

2024-04-20 22:47:22 | 音楽 Opera
ゼッフィレッリ(MET、スカラ、新国立)で育った身としては、アイーダのコンサート形式はきついだろうなと思った。ムーティーと鈴木さんの対談を読んでいると、ムーティーは、第二幕がメインと思うのは違う、室内楽的な音楽だという。ある意味、ゼッフィレッリ演出に対する批判だろう。

タイトルロールが、ちょっと不安を感じたが、しり上がりに良くなっていったので、安心。他も、しっかりと歌い上げて、ムーティーの期待にも答えたろう。

そして、春祭オケ、コンマスの郷古が、今回の春祭、大車輪だったが、しっかりと大役を果たし、ムーティーも満足してたようだ。


東京文化会館

出演
指揮:リッカルド・ムーティ
アイーダ(ソプラノ):マリア・ホセ・シーリ
ラダメス(テノール):ルチアーノ・ガンチ※
アモナズロ(バリトン):セルバン・ヴァシレ
アムネリス(メゾ・ソプラノ):ユリア・マトーチュキナ
ランフィス(バス):ヴィットリオ・デ・カンポ
エジプト国王(バス):片山将司
伝令(テノール):石井基幾
巫女(ソプラノ):中畑有美子
管弦楽:東京春祭オーケストラ
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:仲田淳也
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エレクトラ

2024-04-18 22:02:54 | 音楽 Opera
エレクトラは時間も2時間ないので、コンサート形式になじみやすい。おどろおどろしいシーンになるので、そういう意味でも音楽に集中で良いのかもしれない。
ヴァイグレは、オケを自在に、スケールを感じさせるような構築。世界が明るくなったり、暗転するようなイメージ。それに食いついていく読響。
歌手は、外人に交じって、藤村が大役をしっかり、憎々しく演じた。
外人歌手も声量がしっかりしており、迫力があった。


指揮:セバスティアン・ヴァイグレ

エレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァ
クリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子
クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークス
エギスト(テノール):シュテファン・リューガマー
オレスト(バス):ルネ・パーペ
第1の侍女(メゾ・ソプラノ):中島郁子
第2の侍女(メゾ・ソプラノ):小泉詠子
第3の侍女(メゾ・ソプラノ):清水華澄
第4の侍女/裾持ちの侍女(ソプラノ):竹多倫子
第5の侍女/側仕えの侍女(ソプラノ):木下美穂子
侍女の頭(ソプラノ):北原瑠美
オレストの養育者/年老いた従者(バス・バリトン):加藤宏隆
若い従者(テノール):糸賀修平
召使:新国立劇場合唱団
 前川依子、岩本麻里
 小酒部晶子、野田千恵子
 立川かずさ、村山 舞
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:冨平恭平
曲目
R.シュトラウス:歌劇《エレクトラ》op.58(全1幕)
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タンホイザー

2024-02-28 22:40:39 | 音楽 Opera
フランス国立ラン歌劇場との提携公演東京二期会オペラ劇場ワーグナー作曲オペラ『タンホイザー』

この作品は何度も観ているが、どのプロダクションが、オーソドックスなのかよくわからなくなった。カーセンの画家への置き換えが異端であることはわかるが。新国立劇場も、あまり品がない、というかわざとかもしれない。二期会、前回も観ているが、こんなんだったっけという感じ。ひたすら暗い美術とセット。光が効果的でもない。

サイモン・オニールの声は良く伸びる。日本人も健闘。
音楽は、読響が厚い音を奏でるが、指揮者との相性はどうなのだろうか。


指揮 アクセル・コーバー
演出 キース・ウォーナー

出演
タンホイザー:サイモン・オニール
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:二期会合唱団
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