Running On Empty

Pretenderの備忘録

都響スペシャル (2/28)

2021-02-28 21:17:38 | 音楽 Classic
全て初めて聴く曲だった。こういうのも新鮮で良い。
初めてではあるが、あまり違和感を感じずに聴くことができた。まだまだこういう作品はあるのだろう。急遽追加されたプログラムだと思うが、こういう試みも面白い。
オケは、しっかりとした安定感ある演奏。サン=さーんすでは、コンサートマスターの四方が前回の矢部のように楽器を持ち替えて奮闘。
リストでの江口のピアノは力強く流れるようなみずみずしさも感じる。
午後の良いひと時を過ごしたと思う。


東京芸術劇場

指揮/大野和士
ピアノ/江口 玲*

サン=サーンス:交響詩《死の舞踏》op.40
リスト:死の舞踏~「怒りの日」によるパラフレーズ S.126*
コダーイ:ガランタ舞曲
ヤナーチェク:狂詩曲《タラス・ブーリバ》

【ソリスト・アンコール】シューマン:子供の情景 op.15より第7曲 トロイメライ(ピアノ/江口 玲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇場版ポルノグラファー プレイバック

2021-02-27 18:58:33 | 映画
新宿ピカデリー 

監督 三木康一郎
原作 丸木戸マキ
脚本 三木康一郎
出演 竹財輝之助 猪塚健太 松本若菜 奥野壮 小林涼子 前野朋哉 吉田宗洋 大石吾郎

BL漫画が深夜TVで実写化され、その前史が配信映像となり、そして続編が映画化。ファンの後押しがここまでの企画となったという。

滝沢演舞場以来、周囲は女性。公開二日目で、数回目という人が非常に多い。腐女子おそるべし。
TVや配信では、ラブシーンが結構生々しく、何食べやちぇりまほと比較して、ブームが小さかったのはそのあたりに原因があるのだろう。今回は、絡みのシーンは、まあまあ抑えられていたと思う。内容は、拗らせ恋愛の王道というストーリー。折角の映画なんだから、もう少し、綺麗な野外の景色を映しこんでも良かったなあと思った。

上演記念挨拶も、和気あいあいとしたものだった。

制作プロデュースが話題の東北新社だった、(笑)。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暴流の人 三島由紀夫

2021-02-24 17:58:12 | 読書
井上隆史 平凡社 2020

500ページを超える大部なもの。
没後50周年で発刊された。

全20章。最初に分析の視点であるセバスチャン・コンプレックスが示され、年代順に解き明かされていく。自死に向けての推理小説を読んでいるような面白さがある。同時に、作者の三島作品への愛を感じる場面も多い。

ノーベル賞のくだりも興味深かったし、繊細な面にフォーカスする手法もなるほどと思った。
俗物的な面があったことが、逃げ場としていくつか触れられているが、もっとエピソードはあり、その辺はどうだったのかなと思うところはある。

三島のオーソドックスな評伝として残っていくものかなと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二月大歌舞伎 第二部

2021-02-23 21:14:44 | 歌舞伎
孝玉コンビ。この演目の組み合わせは三年前もあったと思って上演記録を観ていたら、最初に演じた77年もこの演目の組み合わせだった。当時はお染の七役を全部玉三郎が演じたわけだが。

土手のお六だけというのは、ちょっと寂しいと前回も感じた。二人の組み合わせも、牡丹灯籠、与話情浮名横櫛 、桜姫等等々に比べると、軽いかな。じいさんばあさん、よりは面白いけど。

お祭りも、ゆったりと円熟を味わえるものの、二人椀久等の緊張感をもう一度見てみたい。

歌舞伎座

四世鶴屋南北 作
渥美清太郎 改訂
一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
土手のお六
鬼門の喜兵衛

土手のお六
山家屋清兵衛 
髪結亀吉
丁稚長太
庵崎久作
油屋太郎七
鬼門の喜兵衛
玉三郎
権十郎
中村福之助
寺嶋眞秀
吉之丞
彦三郎
仁左衛門

二、神田祭(かんだまつり)

鳶頭
芸者
 仁左衛門
 玉三郎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都響スペシャル 2020(2/22)

2021-02-22 21:18:46 | 音楽 Classic
オープニングは武満らしい曲。しっかり聞かせる。
藤村は、アルトラプソディーを艶やかにたっぷりと歌い上げる。
マーラー4番、ウィーンやバイエルンでキャリアを積んできた中村を楽しみに聴いたが、柔らかい声だが、あまり声量がある感じがせず、今一つ物足りなかった。コンサートマスターの矢部が、第二楽章、楽器二台を何度も持ち替えて奮闘。

もともと左右を空けた半数で売り出し、その8割くらいは入っていたか。同じプログラムでサントリーが週末あったので、平日の上野はこんなものだろう。


東京文化会館

指揮/大野和士
ソプラノ/中村恵理**
メゾソプラノ/藤村実穂子*
男声合唱/新国立劇場合唱団*

武満 徹:夢の時(1981)
ブラームス:アルト・ラプソディ ゲーテ「冬のハルツの旅」による op.53*
マーラー:交響曲第4番 ト長調**
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする