Running On Empty

Pretenderの備忘録

首切り王子と愚かな女

2021-06-28 20:02:24 | 芝居・ミュージカル・バレエ
休憩を入れて3時間弱。
舞台は奥行きまで使い、両端は楽屋のように透明仕切りで見せる。蓬莱の演出が蜷川的になるとこんな感じか。舞台にはベンチのようなものがいくつも置いてある。それをいろいろ見立てて、状況ごとに使う感じ。最後はそれらを全て取っ払って、がらんとした空間の後ろにだけ色を映す。大劇場でなければできない演出を楽しんだのだろう。
独白が多いのはシェークスピアを意識か。オリジナル作品で、王族や城が出てくる。
役者は、コミカルな味付けをしながら、まじめに演じるというスタンス。井上や若村、周りを固める俳優も安定感。特に、伊藤はこんなちっちゃいんだという感じだが、パワー炸裂。決して美人でもなく、子犬のような感じであるが、面白い存在。
いろんなエッセンスを入れた筋立てだが、今一つ、何を訴えたいかが微妙だ。本はもっと練る必要があるような気がする。


作・演出
蓬莱竜太

出演
井上芳雄 伊藤沙莉/
高橋 努 入山法子 太田緑ロランス 石田佳央 和田琢磨
小磯聡一朗 柴田美波 林 大貴 BOW 益田恭平 吉田萌美
/若村麻由美
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六月大歌舞伎 第二部

2021-06-27 23:03:26 | 歌舞伎
四月の第一部は、千秋楽だったので、緊急事態宣言で、観れず、配信を観た。
今回、最初に、舞台番の解説。孝玉の桜姫はこれが最後だろう。桜姫って通しでやると長いから、前半の目まぐるしい展開で、疲れて、後半はあまり記憶にない。そういう意味では後半をじっくり見ることができて良かったと思う。

玉三郎、仁左衛門については、存在するだけで良い感じ。ご両人も、どこが引き際か考えているのだろう。
吉弥や歌六は、上手く見せ、しっかり脇を固める。

この演目、もう福助も無理だろうし、当代雀右衛門もきついとなると、一度やった七之助、児太郎、梅枝、あるいは米吉あたりがチャレンジするのだろうか。菊之助も良いかもしれない。




歌舞伎座

四世鶴屋南北 作
郡司正勝 補綴
桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)
下の巻

清玄/釣鐘権助
粟津七郎
葛飾のお十
奴軍助
吉田松若
判人勘六
長浦
残月
桜姫
 仁左衛門
 錦之助
 孝太郎
 中村福之助
 千之助
 橘三郎
 吉弥
 歌六
 玉三郎

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キュッヒル・クァルテットのハイドン・ツィクルス Ⅲ

2021-06-26 22:11:07 | 音楽 Classic
三回目。
本日は、ダブルヘッダーということもあり、寝てしまうかなと思ったら、意外と寝なかった。
モーツァルトのように耳障りが良い感じともやや異なる。
今回、まだハイドンが馴染む域に人生が達してないのではという感じがした、苦笑。


会場 ブルーローズ(小ホール)

出演
弦楽四重奏:キュッヒル・クァルテット
 ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル
 ヴァイオリン:ダニエル・フロシャウアー
 ヴィオラ:ハインリヒ・コル
 チェロ:シュテファン・ガルトマイヤー
曲目
ハイドン:弦楽四重奏曲
 第38番 変ホ長調 Hob. Ⅲ:38「冗談」
 第67番 ニ長調 Hob. Ⅲ:63「ひばり」
 第82番 ヘ長調 Hob. Ⅲ:82「雲がゆくまで待とう」

アンコール
ハイドン:弦楽四重奏曲第79番 ニ長調 Hob. III:79「ラルゴ」より 第2楽章、第4楽章
ハイドン:弦楽四重奏曲第60番 イ長調 Hob. III:60 より 第3楽章、第4楽章、第2楽章
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都響 第930回定期演奏会Cシリーズ

2021-06-26 22:04:21 | 音楽 Classic
アメリカプログラム。ギルバートがようやく来日してくれた。舞台にソーシャルディスタンスをとるためか、指揮者は舞台を一度降りて、最前列の座席前を通って、舞台に上って指揮。

迫力のある演奏。特にアイブズが陰影があり、かつ弦も美しく、鳴らすところは鳴らして良かった。

場所:東京芸術劇場 コンサートホール
指揮/アラン・ギルバート
曲 目
 バーンスタイン:『キャンディード』序曲 (1956/89改訂)
 コープランド:バレエ組曲《アパラチアの春》(管弦楽版)
 アイヴズ:交響曲第2番


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キュッヒル・クァルテットのハイドン・ツィクルス Ⅰ

2021-06-25 22:00:41 | 音楽 Classic
22日の一回目が、来日の待機の関係で、今日に。
この曲ができた当時、宮廷でどんな感じで聴かれたのだろう。
と思っていたら、隣の上品そうなご婦人が、「暇潰しで来たんですのよ」と、これかと。
安定の演奏。キュッヒルが目立ちすぎな感じもするが、そもそも、第一ヴァイオリンだからそんなものなんだろう。


ブルーローズ(小ホール)
出演
弦楽四重奏:キュッヒル・クァルテット
 ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル
 ヴァイオリン:ダニエル・フロシャウアー
 ヴィオラ:ハインリヒ・コル
 チェロ:シュテファン・ガルトマイヤー
曲目
ハイドン:弦楽四重奏曲
 第30番 ニ長調 Hob. Ⅲ:30
 第57番 ト長調 Hob. Ⅲ:58
 第74番 ト短調 Hob. Ⅲ:74「騎手」

ハイドン:弦楽四重奏曲第67番 ニ長調 Hob. III:63「ひばり」より第2楽章、第4楽章、第1楽章、第3楽章
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする