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Pretenderの備忘録

コジ・ファン・トゥッテ

2024-05-30 23:28:45 | 音楽 Opera
現代のキャンピングに置き換えの演出、正直、好きではない。
大らかで楽しいコジの良さが出ていない、それが演出の意図だろうし、新しい作品として観ればそれはそれで納得だ。

回り舞台を目いっぱい使って、水や火も。
歌手は演じることが多く、上半身裸にもなり、大変だと思った。

歌手陣は素晴らしかった。外国人勢に交じり、大西も九嶋も全くそん色ない、素晴らしい健闘ぶり。

飯森もオケをしっかりとコントロールしていた。


【指 揮】飯森範親
【演 出】ダミアーノ・ミキエレット
【フィオルディリージ】セレーナ・ガンベローニ
【ドラベッラ】ダニエラ・ピーニ
【デスピーナ】九嶋香奈枝
【フェルランド】ホエル・プリエト
【グリエルモ】大西宇宙
【ドン・アルフォンソ】フィリッポ・モラーチェ
【合 唱】新国立劇場合唱団
【合唱指揮】水戸博之
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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RMF&山田和樹 グローバル プロジェクト 山田和樹指揮 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ:藤田真央

2024-05-28 22:31:20 | 音楽 Classic
二日目。今日はプレトークは山田のみ。
オケの取り組みと曲目紹介。

牧神は、しっとりと不思議な世界に。

ラヴェルのピアノ協奏曲、藤田は今日が初のよう。山田に上手くリードされて弾き切ったが、本人は必ずしも満足していない様子が見て取れた。

アンコールは山田との連弾と、ソロ。

最後は、華やかに。オルガン付き。

アンコールは二曲。

山田のサービス精神は凄い。小澤征爾の後、日本人指揮者が海外でチャレンジしたが、上手くいかなかった。彼の挑戦はどうなるだろう。


出演
指揮:山田和樹
ピアノ:藤田真央
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団

曲目
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op. 78 R. 176 「オルガン付」

矢代秋雄:夢の舟(ピアノ・アンコール)
矢代秋雄:24のプレリュードより 第9番(ピアノ・アンコール)
F.シュレーカー:舞踏劇『ロココ』より 第3番 マドリガル
ビゼー:『アルルの女』第2組曲 ファランドール
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MF&山田和樹 グローバル プロジェクト 山田和樹指揮 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ:藤田真央

2024-05-27 23:52:11 | 音楽 Classic
満席だったのではないか。若者の招待はあったようだが。

プレトークは、山田と藤田が。山田はもともと喋りが好きなんだよなあ。藤田は着替え前で上下黒のスエットという恰好、(笑)。

演奏は、山田はリハーサル十分なのだろう、オケに細かい指示は出さず、任せる箇所も多かった。オケは安定感があり、弦はシャープでのびやか、柔らかさにはやや欠ける。金管、木管等もしっかりしていた。

藤田のピアノはいつものように憑依型、カデンツァは64小節どころか、長いものだった。堪能した。

この二人は、小澤さん亡きあと、グローバルに活躍するクラシック日本人演奏家になるのかなと感じさせるものだった。

出演
指揮:山田和樹
ピアノ:藤田真央
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団

曲目
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』 Op. 62
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op. 37
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op. 14

ブラームス:8つのピアノの小品より第8番カプリッチョ(ピアノ・アンコール)
ビゼー:「アルルの女」第2組曲“ファランドール”
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センスの哲学

2024-05-26 14:43:00 | 読書
千葉雅也著 文藝春秋2024

非常に売れているようだ。東大や京大生協で売り上げ一位らしい。浅田彰が売り上げ一位だった頃を思い出した。
美学にも造詣が深い哲学者が、権威主義的でなく、わかりやすくセンスを論じている。そのままを受け入れ、権威主義的な意味づけから離れて楽しむということなのかな。

ウイングを日本の伝統芸能にも広げてほしいなあと思う。

権威(例えば昔はミシュランが指針として必要だったが、今では。。。)を崇めて自分がセンスがあると勘違いしている人、変に自信を失ってセンスを発揮できない人、が手に取って読むべき本か。

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上妻宏光 宮田 大 Duo Concert Tour -月食-

2024-05-24 22:06:22 | 音楽 Classic
開演が18:30だった、19:00だと思い、オープニングの曲は席で聴けなかった。完売。
津軽三味線とチェロ、委嘱新曲もあったものの、あまり合う感じがしない。三味線はヴァイオリンのような高音、チェロは低音ではあるが。。。
MCパートで、上妻が「宮田君」というのがちょっと気になった。ジャンルが違うんだから歳が上でも「宮田さん」で良いんじゃないかと思う。
宮田にとっては新しいことへのチャレンジの一つだが、もっとグローバルに活躍してほしいと願うのは私だけではないだろう。


紀尾井ホール

出演者
上妻宏光(津軽三味線),宮田 大(Vc)

【曲目】
上妻宏光 : NIKATA(編曲:野崎洋一)
クロード・ドビュッシー : 月の光(編曲:伊賀拓郎)
上妻宏光 : セゴビアの夜(編曲:野崎洋一)
アストル・ピアソラ : 「タンゴの歴史」よりナイトクラブ1960(編曲:伊賀拓郎)
宮沢賢治 : 星めぐりの歌(編曲:宮田 大) ※1
ジョヴァンニ・ソッリマ : ラメンタチオ ※1
上妻宏光 : 紙の舞  ※2
民謡 : 津軽じょんから節  ※2
菅野祐悟 : 十六夜より(編曲:篠田大介)
篠田大介 : 絃弦相搏 委嘱新曲

アンコール
伊賀拓郎 アイリッシュパーティー

※1 宮田ソロ、※2 上妻ソロ
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