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Pretenderの備忘録

令和5年9月歌舞伎公演『妹背山婦女庭訓』<第一部>

2023-09-26 19:52:08 | 歌舞伎
さよなら公演に随分と地味な演目を地味なメンバーで。ただ、実力派ではある。時蔵親子がしっかり演じて、松緑が大役を堂々と演じる。やや大仰ではあるが、歌舞伎の古典らしい。これ、芝翫にやらせても意外と良いんじゃないかとは思った。

半分も入ってないか。千秋楽ということで、当日売りに若干の列はあったものの。コロナ前まではちょっとした演目だったらほぼ入っていたが。小朝とのコラボの忠臣蔵もガラガラで、小朝はあんな空いている客席でやったことはないだろう。その中で、こうした古典の演目が果たしてどうやってつながれていくのかが大きなカギだろう。正直、重いし、残酷だし。シェークスピアもオペラもそうした演目は生き残ってはいるのだが。。。


近松半二=作
通し狂言 妹背山婦女庭訓  <第一部>
 戸部銀作=脚本
 高根宏浩=美術
序 幕  春日野小松原の場
二幕目  太宰館花渡しの場
三幕目  吉野川の場
太宰後室定高 中村 時蔵
蘇我入鹿坂東 亀蔵
久我之助清舟 中村 萬太郎
腰元小菊市村 橘太郎
采女の局坂東 新悟
太宰息女雛鳥 中村 梅枝
大判事清澄尾上 松緑
コメント
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