トリカブト

　トリカブトです。
　何トリカブトと聞かれると、ちゃんと同定していないので分かりません....
　先日、天生ではトリカブトが花盛りで思わず写真を撮ってしまいました。
　美しくあるものには毒があると言われますがトリカブトの花を見ていると、そんな言葉を思い出します。
　そうです、日本で最も有名な毒草です。
　その毒性は強く少量でも致死にいたるほどの毒性です。
　そんな毒性が強いトリカブトですが根茎は生薬となり附子といいます。
　当然、減毒加工して利用するのですが素人判断の利用は絶対に慎まなければなりません。
　過去、徒然写真帳で生薬利用のことを書いているので詳細は避けます。
　何故、今回トリカブトを載せたかというと、天生では数年前からニホンジカが今年からイノシシが生息するようになりました。
　特にニホンジカについては全国各地で増えすぎたことが原因で植生破壊を引き起こすことが社会問題化しています。
　ただ、シカも毒のあるものは食べません。
　天生では植生破壊はおきていませんが今後のシカの生息状況によってはブナ林の林床に一面トリカブトなんてことになりかねません。
　そんなことが起きないで欲しいと願っています。
　天生では無いですが岐阜県内でもシカの多いところでは毒草が目立つようになったような気がしています。
　シカが悪いわけではないですが林床一面が有毒植物という光景は見たくないですね。
　私は昔シカの生態調査を神奈川県の丹沢で参加していましたが林床にアセビやシキミが一面に広がっている光景は当時は異様だと写りませんでした。
　ただ、数年前丹沢を訪れた時にアセビ、シキミが一面に広がっている光景をみて異常だと感じました。
　アセビ、シキミは天生には無いですがトリカブトやマルバダケブキといった有毒植物が天生のブナ林一面に広がる光景は見たくないと思いました。
　最後になりますが今年の連休中に附子（ぶす）という水飴の話を書きました。
　この水飴はトリカブトからきています。
　過去の記事をリンクしておきますので興味のある人はご覧ください。→http://blog.goo.ne.jp/tsureduresyasinntyou/e/efcbfb8ae516ac3b4fb7217768a40bd9

過去のトリカブトの記事→http://blog.goo.ne.jp/tsureduresyasinntyou/e/416a776734a6d55285f4aaf2c72bd083
http://blog.goo.ne.jp/tsureduresyasinntyou/e/2ac4edda970cf00321bcf3d4b0d1c690
ひょっとしたら私はトリカブト好きかも？？


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ヤブデマリ

　スイカズラ科の落葉低木のヤブデマリです。
　スイカズラ科の仲間は初夏に白い花、秋には赤い果実で私達を魅了してくれます。
　先日訪れた飛騨市河合町の天生には数多くはありませんがヤブデマリがあります。
　果実のピークは過ぎていましたが赤い果実が栄えていました。
　私はスイカズラ科の落葉低木類は好きで花も果実も見かけると必ずといっていいほどシャッターを切ります。（管理人）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤブデマリの果実
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初夏に咲くヤブデマリの花　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


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