徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ヒカゲノカズラ

2010-09-12 22:03:31 | Weblog
 ヒカゲノカズラはヒカゲノカズラ植物門に分類され広義のシダ植物になり生きた化石と言われる原始的な植物であると聞きました。
 そんなことしか知らなかった私には正直いって興味がわく植物ではありませんでした。
 しかし、薬草を学ぶようになってからはヒカゲノカズラを見る目が変わりました。
 ヒカゲノカズラの胞子は丸薬の衣として使用され生薬名を石松子(せきしょうし)と言われます。
 石松子は止血作用があるということを資料などで見ることがありますが実際は丸薬と丸薬がひっつかないようにすることが主目的だということです。
 ただ採取するのに時間がかかり今では使われないということです。
 丸薬は日本独自の技術であることから石松子の利用技術は日本独自のものであると考えられますので漢方薬ではなく和薬となると私は思っています。
 生薬利用のほかにはコイの産卵床に使われる植物であるということ。
 その話を聞いた私は以前コイの池にヒカゲノカズラを沈め卵を産ませようとしたのですが一晩で食べられてしまいました....
 そのことをコイの産卵床にすること教えてくれた人に話したら「コイが産卵するには狭いからだ!」と言われました。
 生息環境をそろえて初めて産卵するという基本的なことを理解していなかった失敗だったのです....
 あとヒカゲノカズラは岐阜県内の方言ではキツネノオンボやらサルノシリフキなどといいます。
 私の今住んでいる郡上での方言は何だろう?と思う今日この頃です。(管理人)


                    <ヒカゲノカズラ胞子嚢>
                    


                    <ヒカゲノカズラの胞子(石松子)を飛ばしてみました>
                    

                  


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メタカラコウ

2010-09-12 21:49:24 | Weblog
 今日、石徹白でイワナやアマゴの産卵床づくりのイベントの最中にメタカラコウの花が咲いているのを見かけました。
 でもお恥ずかしいことに現地で何をトチ狂ったかマルバダケブキと言ってしまいました....
 家に帰ってから写真を見ていて気がつきました....
 時折、違う種類が頭のなかでこんがらかってしまい間違えてしまうことが...
 他の参加者に結果間違ったことを教える結果となってしまいました。
 ちゃんと覚えていればこんなことになりません。
 観察が足らないのですね。
 何でマルバダケブキと思ったのだろう??
 今日はマルバダケブキの写真を撮ったなぁと思い写真を見たら...ウッ違うでした。
 間違ったことを教えてしまった方すみません....
 でも連絡先を知らないので伝えることができません。(管理人)


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イワナ・アマゴの産卵床 2

2010-09-12 21:13:13 | Weblog
 郡上市白鳥町石徹白で行われたイワナ・アマゴの産卵床づくりのイベントで行った2箇所目の場所です。
 ここで造成する産卵床は1箇所目より規模を大きく行われるのでイワナ・アマゴの産卵適地の説明を受けるのが主目的となりました。
 イワナ・アマゴの産卵に適する場所の条件は次のとおりです。

 ○水温が一定であること。
 ○水量が安定していること。
 ○砂地があること。

 この3つが揃うことが条件だということです。
 山の中だと湧き水が出ているようなところがよいとのこと。
 こんな場所は過去に山腹崩壊を起こし植生が回復しているところに多いなぁと思い話を聞いていました。
 実際、案内してもらったところも過去に崩壊を起こした場所です。
 山腹崩壊して谷が荒れたという話や実際に荒れて魚が少なくなったという谷を過去に見てきましたが長い時間のサイクルでみると決して悪いことではないと思えてきます。
 このあたりの仕組みについて考えるとができるとイワナ釣りも面白くなると思います。
 余談となりますが私が今年最も大きなイワナを釣った谷には崩壊堆積地ではないですが産卵に適した箇所が複数あります。
 自然繁殖がうまくいっているので魚影が濃いのだと今日気がつきました。
 釣り場を決定するには産卵適地がある谷であるかといった周辺環境も抑えておく必要がありますね。
 これが釣果を伸ばす秘訣?と思ったのでした。
 最後に、今年は産卵のために遡上するオオイワナの姿を写真に納めたいとイベントに参加して思いました。
 うまくいったあかつきには徒然写真帳で披露します!!(管理人)

                   人工産卵床が作られる渓流
                   
                   
                   左側の渓流が産卵適地です
                   
        

                   崩壊堆積地での湧き水のおかげで水温水量が安定しています。
                   


                   砂地がある産卵適地(周囲のワサビが気になりますが!!)
                              


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イワナ・アマゴの産卵床 1

2010-09-12 20:47:30 | Weblog
 今日、郡上市白鳥町石徹白へイワナ・アマゴの産卵床づくりのイベントに参加してきました。
 今年からチョウチン毛針釣りを始めたこともあり産卵床づくりのイベントのお誘いは魅力的です。
 過去に山歩きをしているときにイワナやアマゴの産卵に出くわしたことが何度もあったのですが観察が足りなかったためか環境が思いつかない...
 産卵床に適したところはどんなところか知るよい機会です。
 今日は2箇所で作業したことから文章力がない私は一つにまとめる作業がおっくうなので2回に分けて記事にします。
 ちなみに作業内容は同じですが....
 作業というと浅場に産卵に適した砂地を作ること。
 この一点です。
 ただ、敷き詰めた砂が流れないように小石を周囲に積む作業と、産卵にきたイワナやアマゴが隠れることができるようにしておくことも大切だそうです。
 イワナ・アマゴなどのサケ科の魚の産卵は尾びれで床を掻き揚げ産卵床を作っていきます。
 大きな石では産卵床ができない!あたりまえといえばあたりまですが。
 でも、産卵床を作っていかなけらばならないほど渓流の環境が変わってきているということなのかと思った今日一日でした。(管理人)


                   出来上がった産卵床
                   


                   イワナの気持ちに近づこうと水中から撮影
                   
                   
 


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