徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

杉沢の沢スギ

2012-05-10 23:21:00 | Weblog
 連休後半戦の旅には以前から行ってみたいと思っているだけで行くことがなかった富山県入善町杉沢の沢スギを見に行ってきました。
 黒部平野の北端の日本海にほど近いところに残る天然記念物でスギの伏状更新について記載されている書物には必ず乗っていることもあり自分の目で確かめたいと思っていたところです。
 かつては黒部川沿いの扇状地での湧水沿いに広く分布していたそうですが今では天然記念物に指定された当地に残されているだけです。
 海沿いの平野部に残るスギ天然林ということで有名なのですが何でだろう?と今まで思っていました。
 その謎を自分なりに解こうと思い訪れたのですが私なりの解釈は扇状地の遊水池は土壌が薄いし地下水位が高く農地としての利用が難しかったということではないだろうか?
 何故思ったかというと現地のスギの樹高成長が少ないこと。
 一般的に樹木は土地が痩せている十分な樹高成長をみることができないです。
 木が十分に育たないところで野菜を育てるのは難しい。また水分が多いため根腐れしやすいため耐水性に富んだスギに適していた。
 また伏状更新する性質を活かし取り木でスギを更新させていたという記録があるということで農業を行うことが困難な地で利用価値の高い耐水性に富んだスギを活かす努力をしていたということだと思います。
 農業土木技術が発達し灌漑施設が充実して我々が農地として利用可能な土地が増えたことが沢スギを減らす結果となったと思います。
 ただ沢スギが無くなってくることに危機感をもった学者が学術的な貴重性を世に説いて今の沢スギが残ったという勝手な論法を組み立てたです。
 当地を訪れる人は私が予想していたより多かったですが私のようなことを考えて歩く人はレアな存在だと思います。
 個人的には取り木の跡が何カ所かで観察できることが最も面白いと思いました。
 ただ、残念だったのは天然記念物になったため伐採が制限されているため風や雪で倒れないようにワイヤーで吊っていることです。
 こんな面倒なことするぐらいなら間伐しスギの健全性を維持すればいいじゃないか!と思います。
 間伐だけだと面白くないので取り木して更新させていくなんて取り組みをすれば、なお面白い!と思う私は完全な職業病か?と思ってしまいます。(管理人)


                       


                       


                       ワイヤーで吊るのは・・・
                       




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