あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

桑の実ジュースと…

2023-06-30 00:11:00 | 野菜・果物・料理など
 2回目桑の実採り。傘を広げてゆすって落としたという、れんげさんを真似て、下に大きなカゴを置いてゆすり落としました。


 なぜか熟れていない実も結構落ちて来ました。でも、いいの。ジャム作りの時、酸味がなくて間抜けた味だったので、未熟な実を混ぜたら酸っぱくなるかなと思って。
 今回は、ジュースにするのであまりつぶさずにザルで濾してできるだけ汁を搾り取りました。
が、
 写真撮るのを忘れてた。
 試しに飲んでみたらまあまあ美味しかったのですが、もう少し酸っぱくてもいいか、と思ったのでレモンを入れてみました。
 赤いレモン?

 これを見て布を染めてみようと思いつきました。
 昔コレクションしていたレース編みのブローチ。止め金具の部分に錆が出ていたので、どうしようかと思っていたところ。



 色の濃淡が出たのはなぜ?
 素材が、綿の上しっかりと糊もついていたので、そのせいかな。
 染液がギリギリでしたが、シルクのストールも入れてみました。染液には酢を入れてあります。
 何枚か重なった部分


 一枚の部分


 なかなかいい色なんだけど、急に思いついたもので、みょうばんを用意していませんでした。媒染液なしでどこまでこの色が持つか…

 ジュースの方は、相変わらず個性のない味だけど、炭酸で割るとなかなか美味しかったです。
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もはや梅とは

2023-06-27 00:07:00 | 野菜・果物・料理など
 先日、久々に義妹と会いました。
「お姉さん、梅、要らない?」
「え?この間もらったよ」
「え〜 そんなにあったの?」仕事の忙しい彼女とは滅多に会えず、たいてい弟と話して帰るのですが、彼女はどれだけの梅をもらったのか知らなかったらしい。

 はい、半分こしたあとがこれくらい。


 普通の家にはない楕円形の大きなザルにいっぱいありました。


 だけど傷だらけ。

「梅干しはまだあるし、梅酒は誰も飲まないし、梅シロップかなあ、と思うんだけど、傷があるから発酵しやすいし、」
「梅ジャムは?」
「味がイマイチなのよね。苦味があつて。手間かけて作っても家族の評判が芳しくないと、達成感無くてねぇ。」

 もう、全くその通りですわ。

 うちでは、梅シロップ用に少しだけ冷凍庫に入れてあります。傷だらけの小粒の梅はどうしようかなと、少しだけ梅酒にしました。
アルコールが、一番カビたり発酵したりしなさそうなので。

 もう飲めるかな? 


 やや黄ばんでいるのは、テンサイ糖を入れたから。特にこれが美味しいからとかではありません。真似しないでね。
  
 残りをー
 うちも梅干しはあるし、梅味噌は多分もらえるし(完全にあてにしてる)

 ほら


 今年もいただきました。とても重宝します。

 というわけで、達成感がないという梅ジャムにしてみました。うまくいったら作り方を教えてあげよう。

 甘夏や伊予柑や色々苦味のあるものをジャムにしてきました。どれも茹でこぼしー水に晒すことを繰り返すと苦味や酸味は薄れることがわかりました。さらに今回は、早めにタネを除いて、さらに皮も除いて、2、3回茹でこぼしました。鍋からザルに打ち上げる時はガーゼを敷きます。

 経過写真なし
味見をしながら砂糖を入れるタイミングを見ます。
 さて、もういいかしら?

 ?! 味がない。晒しすぎたかな。

 レモン汁を入れ砂糖を入れて、甘酸っぱいジャムは出来ましたが

 もはや梅とは言えん!




 食べやすいですけど。
 手間はかかります。わたしは自由の身なので、ご飯作りの時に空いたコンロで、コーヒーを淹れた時飲みながら鍋を火にかけて、
と、隙間時間にできましたが、忙しい彼女には無理。出来上がりを一瓶持って行っときました。

 おまけ
 双子の梅



 たまにはこんなのもあるのでしょうが
 これだけ揃うと不思議。



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桑の実のジャム

2023-06-05 23:32:00 | 野菜・果物・料理など
 弟が、「桑の実がいっぱい熟れとるんでジャムなんか作れないだろうか、」と言います。「できるできる、今度採りに行くから、」と話したのですが、採りに行く前に娘が知り合いの家からたくさん貰ってきました。


 大粒のきれいな実。娘の家のカイコを育てた、無農薬の桑の木で採れました。
 早速ジャムにすることにしたのですが、一つ問題が。
 それは実の根本に付いている緑の柄。1センチほどの細い細い柄なんですが、これが邪魔な上に、割と外れにくい。ちゃんと取ろうとしたら実が潰れて紫の汁が手につくのです。
 先に火を通した方が外れやすいのかなあ。
 そこで、水分を出すために砂糖をまぶしました。それがそもそも失敗。やはり砂糖は最後に入れるべきでした。


 汁がたくさん出ました。



 汁をとって薄めて飲んでみました。


 うーん  砂糖の味はするけど、酸味は全くなくて、かすかにサボテンのような青くさい匂いが。ソーダ水で割ったら美味しいかも。
 それからが大変でした。確かに生よりは煮たほうが柄は外れやすかったけど、それだけを取り出すのが簡単ではなかったのです。ざるに入れて濾してみても、フォークに挟んで取り除いてみても、なかなか取り出せなくて…最初から一つ一つもぎ取っておいたらよかった、と後悔したのでした。
 それに
 粘りがありません。甘いだけのジャムは締まりがない味で、物足りません。レモンの搾り汁を2個分くらい入れて味はよくなりました。とろみも少々はつきましたが、もともとペクチンの少ない実だものですから、やはり
ばさついています。だけどあえてペクチンを加えることはしませんでした。余計なものは入れないのがわたしのやり方なので。

 瓶を熱湯消毒し詰めました。



 右の赤いのは、いちごジャム。レンジでチンして実をざっと潰しただけのプリザーブドタイプ。桑の実ジャムの後では、まあ、なんと簡単だつたこと。
 せっかく実家にたくさんなっているんだから、もう一度作ることにしました。

 母が植えた桑の木です。戦時中子ども時代過ごした母は、シャシャブやユスラ、ビワなどがおやつでした。その中で、桑の実は大変おいしかったそうです。


 わたしが観賞用にと思って植えた桑が美味しくて、羨ましくなった母は自分の家にも植えました。その木がまだ健在です。さらに、植えたはずのない場所に、もう一本。実がなるまでに大きくなっていたのです。おそらく鳥が運んできたのでは?みんなの予想です。
 シャシャブも鈴なり。



 わたしもおやつ代わりに食べた懐かしい木。梅雨の頃、実を取ろうとすると枝の間からにゆるっとヘビが首を伸ばしたりして、なかなかスリルのあるおやつ取りでした。
 ちようど義妹が仕事から帰ってきて言うことには、「友だちが、味がないって言うのよ。シャシャブは酸っぱいんだって。」彼女は生の果物は食べられません。
 どれどれ
  !!
 本当だ。雨の降った翌日、水っぽいだけの実でしたが、砂糖を入れるし、レモン汁も入れるし、大丈夫でしょう。
 取ろうとして、発見。これ、毒のあるやつじやない?

 違うじゃろ。弟はひょいとつまんで捨ててしまいましたが、多分モンシロドクガだと思います。危ない、危ない。
 毛虫に用心しつつ、まだ熟れてない赤いのも取りました。その方が適度に酸味があるかな、と思って。





 手がー殺人鬼みたいになりました。



 今度は先に柄を取りました。またまた殺人鬼の手になりましたが、煮てから取るよりはちょっとだけ楽だったです。ちょっとだけね。面倒なことに違いはありませんでした。
 ジャムと言うにはゆるく、ソースというにはちょっと硬い、すごい色のジャムができました。


 混ぜたら柔らかい色になるかも。


 美味しいのですがなにしろ匂いがないので、言われなければなんのジャムかわからないかも。

 おまけ
 去年の暮れに作ったクランベリー(ツルコケモモ)のジャム。たまたまたくさんの実がでに入ったものですから。


 これもあまり匂いはなくて、わずかに渋みが感じられました。


 ちょっとワイルドな味のジャムでした。ちなみに上の方のは柚子のマーマレードです。
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味はいいが見かけが良くない。

2023-05-24 11:16:00 | 野菜・果物・料理など
 味はいいが見かけが良くない。
いつも見ているテレビ番組「ブリティッシュベイクオフ」※ で辛口審査員が言った、デザートの出来を評しての言葉です。デザートでは味も見た目も同じくらい大切なようです。
 反対に「見かけは良くないが味はいい。」こう言うと褒め言葉になりますね。まさにその通りなのが4月の晩柑類だと思います。
 ※ 英国連邦各地から選ばれたアマチュアベイカーたちがパンやスイーツなどを作る腕前を競う番組
  
1  誰かが置いていったこれは?



 八朔ですね。これは絶対に美味しいはず。田舎ですから、出荷できない傷物や、間引き菜などのやりとりは当たり前ですが、さすがにこれほどのものは捨ててしまいます。それをくれたと言う事は?よほど味に自信があるに違いありません。
 食べてびっくり。これほど美味しいはっさくは食べた事がありません。

2 レモン
 我が家の無農薬レモン。夏の間苦労して草刈りをしたあの畑のものです。アブラムシが
ついて実まで真っ黒になってしまいました。


 赤ちゃん用の野菜洗い洗剤で洗いました。歯ブラシを使って皮のぶつぶつに入り込んだ汚れまで落とすと


 まあまあきれいになりました。とる時期が遅かったのでみずみずしさがなくなつています。ご我が家で使うにはこれで十分

3 伊予柑

 わたしは八朔より伊予柑が好き。収穫して3月くらいまで置くと酸味が抜けて甘さが凝縮され美味しくなります。生でもかなり食べましたが、食べきれないので、輪切りにして干してみました。



 前にマルシェで食べたドライみかんが美味しかったのですが、伊予柑は失敗。皮のビリビリがきつくてサンショの実を食べているようでした。
 皮だけをなん度もゆでこぼし、水にさらして炊き上げたマーマレード。

 これはおいしかつたのですが、せっかくの風味が…
 なんとかいい方法はないかなと、考えて、皮の表面をおろし金でこすってみました。ネットを見ていたらおろし金よりチーズおろしの方が良さそうだったので、後からはこれを使いました。



 これを砂糖で煮つめてグラニュー糖を振りかけて干しておくと、美味しい伊予柑ピール
の出来上がり。娘にも分けて、つまみ食いしてたら写真を撮る前になくなってしまいました。

 それから袋の中の果肉だけを砂糖煮して、ゼリーにも。皮を剥きながら、特においしいのはそのままわたしの胃袋に。



 ゼリーは、大きめのサラダボールで作ります。小さいのがうちの分。
 どうだった?と聞くと「おいしかったんじゃない?」??「親の口に入らんかった」
娘二人ともが似たような返事でした。

 4 甘夏
 わたしは好きではないんです。酸っぱいし苦いし。だから収穫の際、惜しげもなくすてました。
 ありが来てる。おいしいのかしら?


 だけと、甘夏ジャムとかあるわけだし、工夫すれば美味しく食べられるかも。そこで伊予柑と同じやり方でピールを作ってみました。



 甘夏は伊予柑より更にピリピリ感が強く、食べた後しばらくそれが残るのですが、これも一枚また一枚と、いつのまにかなくなってしまいました。
 そして、ゼリー
 これが苦味があるのです。どうも甘夏の果肉自体が苦いようで。これは大人の味だわ、と思ったらわたしの目の前で子供達がバクバク食べて親たちはほんのちょっと口に入っただけでした。





 私の舌が敏感なだけなのかなあ。甘夏はあまり人気がなく産直市で見かけるくらいですが根強いファンがいるようです。友人が大好きだと言うので2回に分けて貰ってもらいました。おいしかったそうです。酸っぱいから食べる時は心の準備をしてから口に入れると言ったら呆れられました。

最後に残ったこれで


 
なかんずくふっくらしている皮2個分と
皮を剥いた袋のままの果肉。




これを全部袋から出して
このうち半分近くはわたしの口に。なんか美味しい…
 残りを火にかけ、一回だけ茹でこほして水に晒し、砂糖ににして
マーマレードを作りました。
 

皮だけだとサラサラで粘りがありません。


果肉の砂糖煮

 ふたつ合わせて煮ます。やはり粘りがない。レモン汁を加えてもさらさら。ペクチンを足すべきか迷いましたが、結局、そのまま食べることにしました。

 
 味はとつてもいいが舌触りが…つて言われると思います。
 
 皮を食べる時は収穫せて間がない、みずみずしい物を使わなくは。そして、もっともきれいに育てなくてはいけませんね。
 念のために言っておきますが、果物に限って言えば、見た目がいいのは確実に味もいいです。それだけ農家さんが天塩にかけて育てていると言うことです。お値段もそれなりにお高いです。けどうちのようにほったらかしでも、今頃まで置いておくと結構美味しいのも事実です。酸味が強いのは腐りにくく、酸味は日が経つとぬけてくるからだそうですよ。

  流石に5月後半ともなると晩柑類は…
が、道の駅に売っていました。

4 最後の清見タンゴール


 六個入り五百円。安い。そして予想通りのおいしさでした。


 今からは、サマーオレンジとか、あっさり系の柑橘がでてきはしますが、買ってまでは食べません。むしろびわとか桃とか、そちらの方がわたしは楽しみです。


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アズキが小豆になるまで

2023-03-21 23:50:00 | 野菜・果物・料理など
 お彼岸に間に合いませんでした。落穂拾いならぬさや拾いで集めた小豆。あんこになるまでに至りませんでした。
 はあー
なかなか面倒だったのです。
まださやに入っている小豆



 これをさやが開くまでしっかり乾かして


 手で揉んでさやから外しました。子どものころ祖母がむしろに広げた豆を、打出の小槌のような木槌で叩いていましたっけ。ちなみに弟は機械でやっていました。


 唐箕を使えばゴミを吹き飛ばせるのですが、もちろんそんなものはありませんので、ザルを揺すったり煽ったりしてゴミを浮かせ手で取り除きました。


 それを何回か繰り返した後、次は水に入れます。


 すると、軽いものが浮いてきますので、すくって取り除きます。
 


 未熟な実や虫食いの実、腐った実なども一緒に浮いてきました。さらに塩水につけて軽いのを取り除きます。 
 水洗いしてザルに広げ、かわかします。


 さらに、隙間時間を見つけては、形の悪いもの、萎びたもの、うんと小さいものをコツコツとより出し


 やっとここまで来たのですが、
 見るたびに新しくより出したいのが出てくるんです。キリがない…
 これはどこまで選別したら合格なのか。弟に聞いてみようと思っているうちにお彼岸になってしまいました。
 せっかくこの小豆でぼた餅を作ろうと思ってたのになあ。
 そこで思いついたのが以前炊いて冷凍しておいた小豆を使うこと。弟に貰った1キロの小豆を圧力鍋で一度に煮て、あんこ用、赤飯用に分けて冷凍していました。あんこ用は使ってしまったけど、赤飯用が残っているはず。

 
 なかなか大量の小豆だったんです。
 赤飯用は、ゆで汁ごと2回分残っていました。汁は別鍋に取り分け、小豆だけを潰して砂糖を入れて煮詰めました。
それからこれも冷凍しておいた、ぼた餅用のご飯を解凍し、いつもの3分の2くらいの小さな餅に丸めました。それなのに

 ああ〜
 全然あんこがたりないわー

 それで市販のあんこを買いに行ったのですよ。これぞ泥縄。絵に描いたような、ね。

 わたしのよくやる手です。市販のあんこはわたしには甘すぎるので自分で炊いたあんこと混ぜて使うのです。そのほうが小豆のかおりがいい、甘さ控えめのあんこになります。
というわけで仏様と、家族の全員に行き渡る数のぼた餅ができました。
 
 写真を撮り忘れてまして、あんこが足りなかったまだらのぼた餅しか撮っていません。小皿に並ぶほどの小さなぼた餅です。




 あと、残った煮汁に残った市販のあんこを
溶かしてお汁粉に
しました。娘が言うには、「餅はなくても汁だけでいいから作って」
ですと。


 



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ツクシとり

2023-03-20 14:00:00 | 野菜・果物・料理など
 気持ちよく晴れた日曜日、用事で方々へでかけたのですか、そこかしこでツクシとりをする人たちを見ました。
 かく言うわたしもお墓掃除のついでにつくしをとってきました。





 2回目のツクシとりです。なぜなんでしょうねぇ、見つけるととりたくなるツクシ。
 子供の頃から春のお彼岸といえばツクシでした。さすがに墓地の中のはとりませんが、周辺の草むらのはとっていましたね。ほんのちょっとしかなくても、母はニンジンなどでカサ増しして、卵とじにしてくれました。
 その母は、大のツクシ好きで、見かけたらとらないではいられなかったようです。もちろん、わざわざとりにも出かけていました。晩年、実家の畑の畔に大発生するようになって、遠出できない体でも最後までツクシとりを楽しめたのです。
 もう、つくしが出たかなあ、と弟に聞いたのは3月初めのこと。
「もう遅い。長けてしもうとる。」
 え?
 わたしは、ツクシの旬はお彼岸という意識が抜けてないものてすからびつくりして、まず、我が家の畑に行ってみました。





あらあー
 確かに。もう頭が開いています。これが3月7日のこと。子どものころにはあり得ないことでした。
 翌々日、スハマソウを見た帰りに実家によつてツクシをとってきました。
 本当に
 ほとんど頭が開いて、いいのがなかったのです。頭が開いたのも食べられるし、母はそれこそ片っ端からとっていましたが
わたしは頭の開いたのはとりません。







 コンテナか伏せてあるところをどけてみたら、ツクシのモヤシが現れました。





頭は閉じているけど、これは・・・

 何とかこれだけ集めました。




 この袴を取るのが面倒くさいんです。わたしは袴のところから違ってのけます。どうせ後で短く切るのですから。
 洗って熱湯でさっと茹でて、にんじんと椎茸でカサ増し。ツクシご飯にしました。




 近年、ツクシは出てくるのが早いだけでなく、どこもかしこもうじゃうじゃ生えていて、これはどうしたことかな?って思います。
 もう写真を撮る気にもならなかったのに、お墓の近くの畑で食べごろのを見つけたらついついとってしまって、またまた袴を取る羽目になってしまいました。


 ところがこれは、頭が開いてない代わりに袴と袴との間が短いんです。ちぎると短くなりすぎるので、ぐるぐると茎を回して袴を取ることに。もう、爪が真っ黒。
 作業をしていて気づいた事があります。



 ここでとったツクシは、ほとんどがはかまが2〜3枚で、伸びるのは先の方らしいということ。茎が伸びると頭も開きます。
袴の多いツクシは背が高くなりそうです。



 こんなこと発見したってどういうことないんですけどね。それよりもいかに美味しく食べるかのほうが大丈夫。
 閉じた頭の多かったここのツクシはやや苦味が強かったので、やっぱりにんじんを混ぜてしまいました。苦いと孫たちが喜ばないのです。



 今度は卵とじ。
カサ増しした分ツクシが余ったので、残りは冷凍しました。わらびやタケノコが出てくるのを待って山菜おこわでも作ります。






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青いお茶

2023-02-22 23:00:00 | 野菜・果物・料理など
 珍しいお茶、二つ目は青いお茶。バタフライピーという豆の花を乾燥させたものにお湯を注いで作ります。この間娘が貰って来てたしかここに置いたはずなのにー見当たりません。が、以前産直市で生の花を売っていたので買ってきて乾燥させたのがあります。本当は、一度にどのくらい使えばいいかわからなかったので、一回分だと言っていた、娘の花を使いたかったのですけど。
 わたしが買ったのは、一バックにこれだけ。




 それを全部使ってしまつたのですわ。
 写真、写真、とスマホを出している間に見るみる青くなって、一枚目を撮った時は早くもこんな色。




 一分後




 かなり濃い色と思いましたがカップに注ぐと

 飲んでみました。味は?まあ、無いと言っていいかな?。わずかに青臭い匂い。これを美味しいと言う人はあまりいないんじゃないかな?
 青い色素はアントシアニン。目に良いとされています。ほかにも、高血圧や動脈硬化予防にも良いとされて人気があるそうです。

 この青臭さを消すにはレモンかしら。



 アントシアニンはレモンを入れると赤紫色になります。うーん、期待したほどの変化はなかったか。


でも急須に残っているお茶と比べると、かなり赤っぽいですね。


 レモンだけではまだ物足りないのでハチミツを入れてみましたが、美味しくするにはかなり多くのレモンとハチミツが必要なようです。
 わたしはお茶としての興味を、無くしてしまいました。それに、これは持病があって薬を飲んでいる人や、妊婦さんにはよくないそうですし、
 わたしの関心はもっぱらその色に。
 急須のお茶をコーヒードリップ用のカップに移し、新しくお湯を注ぐと、まだ青が出て来ます。


 そこてまたお湯を。
 まだまだ。



 そうこうしているうちに、コーヒー7杯分くらいできましたが、まだ色は出て来そう。ほんの少しでしっかりと色が出るということですよね。

 何回も繰り返していくうちに、さすがに花の色が白っぽくなって、こんな色になりました。




 きれいな色。お茶もこのくらいの色でよかったのに。
 弟はバタフライピーを知っていました。とりたてて珍しくもなかったのか。
 あの青は多分これと同じ色素だと思うと言って



 見せてくれた色マジック。
 オオイヌノフグリにタバコの火、正確には煙をちかづけると




 ウオー、きれい。
 トリミングしたらぼけてしまいめしたが、





 幻想的な花色になりました。アルカリが混ざるとピンクになっていくらしいですが、さて、何を混ぜたらいいかしら。
 わたしの中では完全に色遊びになっています。

 おまけ
 桜の葉の混じったお茶。飲むとほのかに桜餅のにおいがしました。伊藤園のさくら茶です。







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珍しいお茶 石鎚黒茶

2023-02-21 00:41:09 | 野菜・果物・料理など
 お茶畑のそばで信号待ちしていたら、カラスがお茶の木に乗っかっていました。
 
 
それも4.5わ。何をしているのかしら。



 白いものを咥えたのがいました。お茶の花の蕾かしら。花の季節ではないと思いますが、まだ花が咲いていたりするのです。
 
 これは、別の場所で写したものですが、
 




 果樹園の境に植えられていて、手入れもしてないので枝も伸び放題でした。
 それが、去年の秋に短く枝を切っているところに通りかかりまして、どうするのかと聞きました。そうしたら、黒茶にするんだという返事。枝もお茶に?黒茶は枝ごと切って使うんですって。知らなかった。
 この黒茶、古くから石鎚山の麓の集落で作られていましたが、次第に製造者がいなくなり石鎚村最後の住人、曽我部さんただ一人が作っていたそうです。石鎚村についてはこちら そういえばお茶畑がありました。
 
 
 
 茶葉を蒸してから発酵させるお茶は、日本では4か所しかない珍しい製法だそうです。そのうちの3つが四国に残っています。枝ごと蒸して葉を取り、まず糸状菌による好気発酵、さらに乳酸菌て嫌気発酵させるという複雑な過程で作られたお茶です。
 西条独特のお茶を絶えさせてはならないと、地元の生活研究グループが製法を継承しています。今では大学や研究機関と連携して製法を工夫し、製造するグループも3つに増えました。そして高校生も、黒茶を使ったクッキーなどの開発に取り組んでいます。
 
 このお茶、大変健康に良いそうなのです。体に脂肪がたまることを抑え、整腸作用があり。花粉症にもよいとか。以前それを聞いて買ってきて飲んだのですが、酸っぱいお茶というのはどうも・・・
 私の口には合わないなあと思い飲み切らずに去年処分したばかり。けど国の重要無形民俗文化財に指定されたと聞いてもう一度買ってきました。
 
 
 
 
 中身はこんなの

 
 これを2グラム急須に入れて・・・2グラムって・・・・? 葉っぱが大きいので小さじ何杯ーなんてことはできにくいですね。しかたがない、きっちり計りました。上の写真の三分の一くらいでした。
 お湯はしゅんしゅん沸いている熱湯。 2分蒸らして
 



 きれいな黄色。
 飲んでみると、前に飲んだ時ほど酸味が強くなくてさっぱりした味わいで、素朴な番茶のかおりも。多分前は濃すぎたのでしょう。これなら1パック飲み切れそう。ダイエットに効果があるかしら。
 発酵に使う乳酸菌ですが、石鎚山のふもとにある乳酸菌なので、違う場所で同じ製法で作ったとしても風味が違ってくるのだとか。不思議なお茶です。
 
 もう一つ面白いお茶を紹介するつもりでしたが、長くなりますので次回に回します。




















 
 
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柿シーズンが終わって

2023-01-13 14:48:00 | 野菜・果物・料理など

娘が
「あの柿、もうない?」と聞いてきました。さすがにもうないよ、いつごろみんなに配ったんだろ。確かコロナから回復して、出歩けるようになってからだから、クリスマス前でした。
「ヨウコが気に入ってもっと食べたいと言っている。あちらのおばあちゃんも、おいしかったって。」
たしかに、今年の自家製のサワシガキ(渋抜き)は今まで食べたどの柿よりもおいしかったのです。子どもが喜ぶ柿なんてすごいー(自画自賛)今頃の若い子には、柿は人気がありません。
「クリームチーズをはさんで食べたらおいしいよ。」
ほほう、そんな食べ方もあるのねー。食べ方を工夫して広めたら消費拡大するかなぁ。
 柿大好きのわたしは、家のを食べ尽くした後、格安で売られていた柿を買ってきていました。柔らかくなりかけの、いわゆる売れ残り。横野柿の渋抜きです。
 


 これでも食べる?と2、3個渡しておきました。
 統計をとった訳ではないけれど、柿ばたけを見続けてきたわたしの印象では、柿栽培は減る一方です。
 わたしは生でかじるのが一番と思うけど、新しい食べ方も提案すべきなのかな、とも思います。

 夏にひきおがされた柿の木。




 心まで寒々となる様相になつてきました。

 さらに、今年栽培をやめたらしい畑。




 世話をせず何年か経つと、だんだん実がつかなくなるんですよ。

 よく手入れされた畑では、木守りの実がこんなになっていました。






捨てられた柿も




 おいしいのからつつくようです。
 これから冬鳥が群れてくると思います。鳥観察のチャンスではあります。

 柿かと思ったら


 キカラスウリでした。こういう光景も増えてきましたね。
 
 高級品種に切り替えた所では、大切に手入れされています。



びっくりしたのは



いい加減な雪釣り、と言った所かな?
もちろん雪釣りではありません。何のために?

 こんなふうに、竹や棒で枝を支えているのは以前からありました。




 よく見ると
棒の先が







Y字になっていました。この部分で枝を支える? 柿の木は折れやすいんですよね。子どもの頃、近所の男の子が枝に縄をつけてターザンごっこをしてていたとき、枝が折れて下の石でしこたまお尻を打ったことを思い出しました。あれは、はためにも痛そうでした。
 そうそう、すずなりの木が重みでおれていたこともあつたし。

 ああ、こうやつて枝が折れるのを防ぐのか、とこの歳になってわかった次第です。

 うちも剪定くらいして、来年も良い実をたくさんつけてもらいましょう。干し柿も食べ頃になつてきました。


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 柿の渋抜き

2022-12-22 21:12:00 | 野菜・果物・料理など
 去年に続き、 失敗しない柿の渋抜きを模索しています。今年のやり方はー

 その前に、
  秋にたった一個なっていた大きな柿を、捨てるのももったいなくてホワイトリカーで渋抜きしてみました。
 こんなに大きな柿だったんです。





 干し柿にするには大きすぎてなかなか乾かすのに時間かかりそうだしー

 へたに果実酒用のホワイトリカーを染み込ませたキッチンペーパーを貼り付けて、ジッパー付きのポリ袋にいれました。袋の口にストローをさしこみ、ジッパーをギリギリまで閉めました。ストローで空気を吸い出してジッパーを最後まで閉めました。






 これで10日ほどおいて

 大成功。ドライアイスなしでもきれいに抜けました。へたの部分をきつちり覆ったのが良かったのかもしれません。

 今年はこの方法でやってみます。




 消毒の何もしてない柿なので、少々傷や汚れはあります。けど大丈夫なんじゃないかな。売り物ではないんだし。

 柿は一袋に5キロずつ。約20個です。一袋に目だけきちんと計りましたが、あとは20個で統一。多少の誤差は問題ありません。多分。わたし、結構大雑把なので。

 キッチンペーパーにホワイトリカーを染み込ませ、へたにかぶせます。ちなみに、アルコールは35度以上のもの、というので梅酒の残りのホワイトリカーを使っています。


 これだけしたら、ドライアイスなしでも大丈夫だとは思うけど

 失敗は嫌なので、念のためにドライアイスを買ってきて入れ、
 袋を半分縛って掃除機で脱気、しつかりと縛り直してできあがり。



 ぜんぶで6袋、約30キロ。個数にして120個、渋抜きをしました。それでも干し柿に比べれば、勝負が早い。





 10日経ったので食べてみました。
うん、大成功。去年は一週間で口を開けたところ少し渋が残っていました。今年、3日遅らせたのは正解でした。ただ、気温によって抜け方に時間差はあるようですね。その年の気温を考慮したほうが良さそうです。

 取り入れの時期も去年より遅かったので、甘みが増していました。



 しゃりしゃりの、甘みの少ない固い柿を好きな人もいるようですが、わたしは、甘い柿が好きなの。


 追記
今年分かったことをまとめておきます。
1 ヘタから確実にアルコールが染み込むようにする。これにつきます。
 アルコールは35度以上のものを。高濃度の渋抜き専用も売っているようです。
 へたの軸はできるだけ短く切る
 小さく切ってアルコールで湿らせたキッチンペーパーなどでへたが乾かないようにふたをしておく。
 柿は上向に並べるとよい。
2 脱気は可能な限り真空に近づける。
 掃除機の操作、袋を縛る、ふたりでするとやり易い。
3 ドライアイスは柿10キロに対して100グラム。柿に直接当たらないように新聞紙にくるむ。
 ドライアイス無しでもいけるかどうか今実験中
4 保管は室温で。
 15度から20度くらいがいいと思います。さむいとしぶが抜けにくく、暖かいと、柔らかくなりやすい。
 一週間から10日くらいおく。
 いったん袋を開けると柔らかくなり易いので、冷蔵庫で保管。
5 余ったアルコールは、柿にかぶせた新聞紙のうえから振りかけておきました。とにかく一番はアルコール頼みです。




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