ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろうという、よくばり旅行の日記です。
バイヨン寺院を出て、王宮跡へと向かいました。
いかん、早くも記憶が薄れてきた。 ガイドブックやネットで写真を確認しつつUPしています。なんとまあ、時間のかかること。
有名な遺跡は4つです。
1 バイヨン寺院の北西にあるパブーオン
手前には地上と天上とをつなぐという、空中回廊が続いています。 こちらは外から見ただけです。
それからどこをどう通ったのか、写真を見ても、地図を見てもさっぱりなのですが、この門をくぐった記憶はありました。
くぐり抜けるとまた広い森が広がっていました。
石組みにおおいかぶさるガジュマルの巨大な根元
木々の間に見えるのは回廊か、テラスか
そして、こんな遺跡が現れました。
2 ピミアナカス。 王だけが入ることのできる儀式の場だったそうです。
急な階段! 王様は足腰が丈夫でないと務まりませんねえ。
ガイドのケロさんの後ろをぞろぞろついていったら、わたしたちはいつの間にか高いところに来ていました。 何処かの遺跡とつながっているらしい回廊。
そしてこちらは
3 ゾウのテラスです。 王が兵を謁見した場所とか。 目の前には広々とした草原が広がっていました。
下へ降りる階段の横にはゾウの装飾が施されていました。 テラスは、たくさんのガルーダという架空の鳥に支えられています。
4 ゾウのテラスから続く、ライ王のテラス。
ここには、ライ王の像が飾られているとのことですが、見ませんでした。 また、中は迷宮のようになっているそうです。 でもわたしたちはただ通りすがりに前の方を見ただけ。
手前に長く伸びているのは、七つの頭を持つへび神、ナーガです。
ナーガの像はいたるところにありました。 ホテルの、猫足のバスタブも、こちらではナーガだったです
こうした有名な遺跡もさることながら、森の中に点在する壊れかけた建物や、無造作に置かれた石の山が写真に撮るとおもしろいのではなかろうかと思いましたがー
遺跡を見るのでさえ駆け足の旅では、じっくりとカメラを構えることはできません。
これらは修復されるのを待っている石なのです。 上に上がったり持ち帰ったりすることは禁止です。
この石の中から模様のつながっているのを探し出し、積み上げているようでした。
スケールの大きい立体パズル!
これらがすべて修復を終えるのはいつのことなのでしょうか。 壊れた遺跡の多さに比べて作業する人はあまりにも少なく、たとえるならば蟻が人間の家を建てるような、遅々とした歩みのように思えました。 ーつづくー