アンコールワットは3つの回廊を巡りながら、上へ上へと上っていき、中央の尖塔へと近づいていきます。 周囲を囲む堀は大洋を、回廊はヒマラヤ山脈を、中央祠堂は神々が住むメール山(須弥山)を象徴しているそうです。
第1回廊の壁面は、びっしりと彫刻がされています。
題材は古代の叙事詩や、クメールの伝説、歴史などだそうです。
有名な乳海攪拌図は修復中のため、庭に写真が置かれていましたが。
な、長い。 50メートルもあるそうです。
大蛇を引っ張り合って1000年も海をかき回し、海が乳海となってその中からラクシュミ神が生まれたという伝説です。
長々と続く回廊。ちょうど真ん中頃から、人のいない方を撮りました。
第2回廊に上ると、中心部は回廊が十字型に交差しており、田の字型に4つの聖池が造られています。 今は水はありません。
第2回廊を外から見たところ。 回廊を廻る度少しずつ天上へと近づいていきます。
回廊のあちこちに見られる、デバター(女神)の像。
黒光りしているのはみんなが撫でていくからなのですが・・・・・
みんな同じ所を触りたがるらしい
第2回廊を出ると、広場に囲まれて第3回廊と4つの尖塔、そしてさらに中央に中央祠堂が見えます。
この階段、普段は上れるそうですが、この日は宗教的な記念日のため立ち入り禁止になっていました。 もっともわたしたちのツアーでは、はじめっからこの階段を上らせるつもりはないそうです。 ぶじこはここを上ったそうですが、ものすごく急な階段で怖かったそうです。 万が一のことを考えたら、団体旅行でここを上らせることはないでしょうね。
この広場でしばしの自由時間をくれました。
宗教的な記念日があると言うことは、ここが今も地元の人々にとって大切な場所であるということです。 それを考えると、観光とはいえとても大はしゃぎする気にはなれませんでした。(写真の人は多分、日本人じゃないです)
まあ、ここまで来るのに疲れ切っていたと言うこともあります。 みんなその辺の石の上に寡黙に座り込んでいました。 その石がまた、ホットカーペットのようにほかほかで、汗がたらたら・・・・
ちょっと休んでからその辺の探検を。
見れば見るほど複雑な造りですね~ 塔のてっぺんに至るまで彫刻がしてあります。
この自由時間の間に迷子が出ました。 修復で一部通行止めになっているため集合場所が分からなくなったみたいです。 でも、なんとか無事に合流できてわたしたちは次の観光場所へと向かいました。 この日の観光はまだまだ続くんです。 超ハード!