あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

蝶の観察

2013-08-02 00:22:58 | 生き物
 娘のぶじこがイモムシ嫌いというのは、幼い頃から友人たちにも知れ渡っていたほどですが

 ほんとうにそうなのかしら 実は好きだったりして・・・・
 このところ、ぶじこはイモムシ見つけに余念がありません。 この時期、野菜や草には大型のイモムシが発生するからです。そしてついに、

 イモムシを飼いだしました。
 ぶじこ曰く

 「あんまりイモムシを見すぎて、慣れてきたかもしれん。」

 いつもは、画像は最後に回していたのですが、今回は構成の都合上記事の中に入れてあります。イモムシ嫌いの方、申し訳ありません。

 ことの始まりは、春の終わり頃、ぶじこのお友達が
 「わたしはお花が大事だからイモムシは殺してしまうけど、ぶじこちゃんは花よりもイモムシが大事そうだから、飼ってやって。」
 と、ツマグロヒョウモンチョウの幼虫を大量に持ってきたことから始まります。その数約20匹。

 

 このツマグロヒョウモン、パンジョーやビオラの葉っぱが大好き。そもそも蝶というのは食性が限られていて、それだけに、環境の変化に影響されやすい生き物なんだそうです。我が家の花壇のパンジーも終わりかけて次々と枯れていく中、幼虫の食欲は旺盛で、ついには、まだ引き抜いてないパンジーを求めてあちこち知り合いに声をかけなければなりませんでした。

 パンジーの鉢を入れたコンテナをよじ登る幼虫



 さなぎになる場所を探しています。

 そしてよい場所を見つけると



 ぶらさがる。

 形がさなぎに似てきました。



 
 さなぎです。



 赤みを帯びた突起が幼虫の面影を残しています。

 やがて、つぎつぎと羽化を始めました。(この間、時間的な経過の記録は無し。これで観察と言えるかどうか



 殻から抜け出した蝶。すでに羽がのびています。手前にも殻がありますね。
 中には羽化に失敗して死んでしまったのもいます。自然界はなかなか厳しいものです。梅雨の最中にも、雨の当たらないところで大切に保護してさえ、死んでしまうものもいるのです。外の花壇に移した幼虫は、さなぎいなる前にいなくなってしまいました。鳥に食べられたかも?

 ところで、これほどたくさんのさなぎがあっても、ぶじこは、羽化の瞬間は目撃できなかったようです。昔は3年生の理科の授業でモンシロチョウの観察をしたものですが、羽化の瞬間を見られた子どもはいたのでしょうか。
 わたしは一度だけ、オオムラサキの羽化を目撃したことがあります。セミは背中が割れだしてから成虫が抜け出すまでにかなり時間がかかりますが、オオムラサキはあっという間。さなぎがちょっと動いて、いよいよかな、と思った瞬間、びびっと大きく揺れて次には蝶になってたーという感じです。それこそ、手品の一瞬みたい。ずっと目の前において観察してたのにちょっとよそ見をしてたらその間に抜け出してた、なんてこともありました。
 どの蝶も同じように羽化するとしたら、ツマグロヒョウモンの羽化もなかなか見ることはできないでしょう。さなぎの色の変化で、羽化が近くなったことはぶじこもわかったそうですが。

 やがて、うちの周りには、美しい蝶がやってくるようになりました。





 多分、ぶじこの家で育った蝶よね。これらがまた卵を産んで、パンジーを食い荒らす・・・・とはわかっていても、蝶のやってくる庭はやはりうれしいものです。 
コメント (6)
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