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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

チョウとガ

2015-10-13 22:00:40 | 生き物
 シャクヤクの葉の上で見慣れない毛虫を見つけました。


 初めて見た!いったいなんでしょう。よく見るとなかなかきれい。


 
 ぶじこに聞いたけどわかりません。ネットでも調べたけどわかりません。結局 いもはんーイモムシハンドブックーをつぶさに見ていった結果、ナシケンモンガとわかりました。

 ああ~、ガねぇ。ガとわかったとたんこのがっかり感は何なんでしょうね。
 
 それから二,三日後、またまた変わった幼虫が見つかりました。



 「なに、これ? なめくじ?」思わす言ってしまいました。
 「違うよ。角があるじゃろ? これ、多分チョウじゃない?」とぶじこ。当然飼育することになりました。そして名前もすぐわかりました。「イシガケチョウ」

 この幼虫、近所の畑の無花果畑で見つかったものです。その畑の持ち主のおじさん、それまではさみでチョンチョン切って退治してたんですって。珍しいチョウと知って見つけた幼虫を持ってきてくれました。 再度持ってきてくれたときぶじこが留守をしてたものですから持って帰って飼っていたらさなぎになって羽化したそうです。とっても喜んでいたとか。イモムシ仲間また一人増えました。

 この幼虫、脱皮して緑になりました。


 そしてさなぎになりました。



 同じ頃、ナシケンモンもさなぎになったのですが



 なんだかよくわからないこともあってさほど関心も持たれず。そしていつどうなったのやら、成虫の姿を見ることができませんでした。

 一方チョウの方は・・・・
 さなぎを玄関の中に入れて飼育していたらしいのですが、玄関を開けたとたん飛んでいったんだそうです。カメラを持って駆けつけました。
 まだ近くにはいましたが、どれかわかりますか?



 これが限界。そこで、ぶじこが2匹目のさなぎをくれました。それを居間に置いていたところ、うちへやってきたトラオが

「お部屋にチョウがおるよ。」

 トラオはとてもめざといのです。見れば天井近くの壁に


 どうも高いところが好きなのかもしれませんね。


 このチョウ、以前にも見たことがあります。羽の模様が石垣のようなおもしろいチョウです。平地ではあまり見られないそうなのですが、それがごくごく身近なところで繁殖していたとは。

 写真を撮ったところで、窓を開けて逃がしてやりました。チョウは青空目指してひらひらと飛んでいきました。

 トラオが叫びました。「さよならあ。誕生日おめでとう~」

 チョウの誕生日って? 卵で生まれたときでは?
 でも、卵から無事にチョウになれるのは運と強さに恵まれたほんのわずかな個体だけ。羽化した時が誕生日と言ってもいいのかもしれません。
コメント (4)
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