あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

いつもの風景

2016-07-08 22:14:48 | くらし
 昨日まで猛暑でしたが、また梅雨が戻ってきたようです。

 梅雨と言えば田植え。昔なら、田に水を張るのには厳密なルールがあって、田植えをする日も自分勝手にとはいかなかったようですが、今はダムの水が豊富に流れ、育てる稲の品種も多様で、早いところでは4月に田植えをしています。そして遅いところは7月になってから。それでも最盛期はといえばやはり6月の梅雨時でしょうか。
 さすがにもう田植えは終わってしまいましたが、少し前まではこんな風景があちこちに見られました。


 田植え前の水を張られた田んぼは広々と開放的。

 

 よく見ると畦際に植えられたあじさいがさかさまに

 

 電柱がまっすぐ下に。風のない穏やかな日です。



 
 そして田んぼにたたずむさぎ。



 たくさんいます。



 そのわけは・・・



 トラクターが土をかき混ぜるたび、獲物が出てくるんでしょうね。普段は人が近づくと逃げてしまうサギですが、この時ばかりは人を追いかけます。なかなかユーモラスな光景で、ついつい写真を撮ってしまうのです。毎年、毎年。

  なんだかわからないけれど、ここにも生き物の痕跡があります。



  この田んぼは以前は遠くからしか見られなかったのですが、この近くに病院が建って、そこの駐車場からすぐ目の前に見られるようになりました。よく見ると小さな祠が。地神様を祀っているのでしょうか。ずっとずっと変わらない風景です。



 田んぼは日本人の宝物、という言葉を聞いたことがありますが、これを見ると効率に流されない深い信仰心を感じます。

 ところで、
「あた子の柿畑日記」はついに10年目に突入しました。
 我ながらよく続いたこと。
 もちろん日々の暮らしの中では、悲しみや憤りも、政治に物申したいことも、世相を嘆くこともありますが、わたしが一番残したいのは、平凡な穏やかな日々。毎年毎年、たいして変わりばえのしないブログにお付き合いくださっている皆さま、ありがとうございます。
 いつがやめどきかなあ~なんて考えることもあるのですが、とりあえず10周年まではがんばります。これからもよろしくお願いいたします。
コメント (4)
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