少しネタは古くなりますがー
3月10日
残念、栗の木の下のつくしはもう終わりかけでした。
しかし、おかしいですねえ。 柿畑の中に、ものすごくたくさん生える場所があるのですが、そこはまだ頭を出したばかりのつくしが少々あるばかりで、たんぼのキャベツ畑の近くの畑は、やや終わりかけといった感じ。 同じ時期なのにつくしの生長はばらばらのようでした。
きゃべつ畑の近くは、道ばたにもうじゃうじゃと生えているのですが、犬のお散歩コースではつくしは採りません。あまり手入れのされてない畑の中のをひとにぎりほど採って帰りました。
茹でるとあまりにも少ないので、にんじんや青菜で水増ししてつくしご飯に。
特においしいというほどではありませんが、「春のごはん」といった感じがします。
2週間後、またキャベツを採りに行ったところで、田んぼの向こうにー
雉発見! 残念ながらわたしのコンデジではこれが精一杯。 よそさまの田んぼに入ってそろっと追いかけましたが距離は縮まらず、これ以上大きくは写せませんでした。
でも、雉は瑞祥ですよ! なにかいいことがあるかしら。
見ると、2週間前にわたしがつくしを採った場所で、男の子が2人、どうもつくしを採っているらしいです。 始めわたしは何処かのおばあさんが採っているのかと思いました。 春先から初夏にかけて、土手やら田んぼの畦やらでレジ袋を片手にしゃがみ込んでいるのは、たいていわたし以上の年齢のおばさんばかり。男の人と子どもとはめったに見かけません。
近頃の若い人たちはつくしを採って食べることなどしないでしょうね。 食べようと思えば店にも売っていますし、つくしを食べなくたって他においしい物がたくさんありますから。
この子たちのうちではつくしを食べる習慣があるのでしょうね。 春先一番につくしを探す、そんな暮らしを忘れないで欲しいと思うから、この子たちの姿は好もしく見えました。
もう一つ、雉を追いかけていって、青いネットの辺りによく肥えたた、ちょうど食べ頃のつくしが林立しているのを見つけました。
道から遠く離れて犬も入らず、手入れが悪くて除草剤も散布してない、つくし採りには最適の場所。
前に採ったのとは比べものにならないくらいりっぱです。 残念ながら袋を持っていなかったので、持って帰ったのはこれだけ。
よかったことって、しいて言えばこの二つかなあ。 つくしを採る子と立派なつくしと。
ただ・・・・・
キャベツを採っていると、子どもたちが自転車に乗って帰る気配がしました。 そのとき、パサッと鳥が飛び立つような音がしたのです。 もしかして翡翠か何か? 水路の方を振り返ってみたけれど鳥の姿は見えず、目に飛び込んできたのは、水の上をぷかぷかと流れてくる、ジュースの缶やらお菓子の箱の入ったレジ袋。 つまりゴミですね。
ああ、あの子たち、ゴミを捨てていったんだ~。 呼び止めようにも自転車は遠くへ・・・・
これでよいこと探しはチャラですわ~
連日の震災の報道では、中高生の若い人たちが率先してがんばる姿がたくさん紹介されています。 小学生でさえも壁新聞でよいニュースを伝えては大人を励ましているとか。
そんな報道を聞く度に、日本を救うのは辛い経験をして乗り越えようとしている若い人たちだ、と胸が熱くなるのですが、それに比べて君たちは・・・・・
「それでいいのか、えひめのこども」
おなじみになったコマーシャルの節が浮かんできます
まあ、大人も偉そうなことは言えませんが。
おまけ
3月29日に同じ場所で撮った写真。
やっぱりおかしいですねえ。 例年ならお彼岸を過ぎると胞子が飛び散って枯れてしまうのに、今年はいつまでもつくしが残っていました。