あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

四葉のクローバー

2011-07-09 23:37:34 | 植物
 うちの田んぼの一角にクローバーが生えているのですが、何気なく見ていると、四葉のクローバーがありました。



 お!

 四葉のクローバーって、一枚あると、たいてい2枚、3枚と見つかるものです。
 ほらね



 残念ながら虫食いだらけ。

 子どもの頃、校庭の端っこに百葉箱があって(今では百葉箱なんてある学校はありませんね)周辺にクローバーが敷き詰められていました。
 家が学校に近かったものですから、帰宅してからも学校に遊びに行っていましたが、遊び飽きたとき、百葉箱ゾーンに忍び込んで(一応柵がありましたから)四葉のクローバーを探すのが、格好の休憩と暇つぶしでした。
 子どもの目では、四葉のクローバーはなかなか、というよりほとんど見つかりませんでした。いやいや大人でもそう簡単には見つけられなかったでしょうね。 だからこそ、四葉のクローバーは幸せのシンボルとして珍重されたのでしょう。
 
 四葉のクローバーが、特定の株に遺伝すると知ったのは大人になってから。 だからそんな株を見つけると四葉どころか五つ葉、六つ葉、時には八つ葉まで見つかることがあるのです。
 わたしはそんな株がある場所を3か所知っています。どれも田の畔で、5月ごろその一つの場所に行ってみたらきれいに刈り取られて葉っぱそのものがありませんでした。 四葉のクローバーを持っていると幸せになれるなんて少女めいた言い伝えに関心のない人にとっては、ただの雑草でしかないようです。

 見つけようと思って必死に探しているときには見つからず、何気なく足元を見たらそこにはたくさんの四葉がある・・・人の幸せもそんなものかもしれません。 

 近頃では、花屋にもクローバーが売られています。 最近私が見たのは、褐色でとても葉っぱが小さく、四葉だらけのクローバー。 こうなると四葉のありがたみはすっかり薄れていますが・・・・
 わがやにも褐色のクローバーがあります。 こんな妖しい魅力の花が咲きました。



 何度も水切れで萎れましたが、水をやると復活してくる丈夫な草です。 もともと小さい葉がびっしり生えていたのですが、2年目のことしはごくごく普通の大きさの葉っぱになってしまいました。しかも褐色が緑に戻りかけてるしー ま、本来の姿に戻りつつあるのでしょう。
 

 葉の色も、葉数も、大きさも、人為的に作り出せる時代です。 人が、「これが幸せというものだ」と信じていることも、案外テレビのCMなどで人為的に作り出されたものかも。
コメント (12)
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