あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

瓶が森林道一人ドライブ

2022-07-10 10:37:32 | 山登り・里山歩き

 さて、一足先に帰ろうとしたころには雨はまた霧雨になってどうやら上がりそうな気配になってきました。駐車場に何台かの車が入ってきて、これから登山をしようとする人たちが4,5人。 ああ、もう少し早く雨が上がってくれればわたしは寂しい思いをしなくてすんだのに。わたしのもくろみはちゃんと当たっていたのです。天気以外は。

 ともあれ、わたしは一人で瓶が森林道を運転して帰るつもり。その帰り道はー

 



 

 なんてまあ、楽しかったことでしょう。

 わたしは何度もこの林道をドライブしたことがありますが、いつも誰かに乗せてもらうか、誰かを乗せているか、たった一人で走ったことはないのです。魅力的なこのルートで気になるものがあってもすぐにとまって確認とはいきません。けど、自分一人なら、好きなときにとまって,好きなだけ観察して写真を撮って・・・もう自由自在、勝手気まま。

 雨上がりの景色はなかなか風情があってきれい。

 














 
 ときおり県外車がとまっていましたが、天候のせいか数は多くありません。瓶が森林道の中でもUFOラインと呼ばれる区間は道幅も広く路側帯もそこそこにあって、景色を見ながらゆったりと走れます。ただ、西条市側からのぼると、ここにいたるまでの道は幅もぎりぎりで離合もできにくい、おまけに短いカーブの連続で、街しか走ったことのないSUV車などで来ると悲惨ですよ。この道を楽しみたかったら、関西圏のかたは遠回りにはなりますが、松山市側から石鎚スカイライン経由で来ることをおすすめします。

 

 小さな滝もできていました。

 

 よく見ると小さな草花があります。



 ヤマアジサイやなんとかショウマがさいていて

 





 

 走っていても目につく白い花

 その大半はウツギでしたが、下界のより一回り大きいと思うんです。つぼみがぷっくりとしていて、はじめはウツギと気づきませんでした。

 







 

 あれ!

 もしかしてクロヅルではないですかね。わたしは実だけしか見たことがありません。だって、花の咲く時期に来なかったもの。

 







 

 そして来るときに気になっていたのに後続車がいたために確認できなかった白い花。道のほとんどを白で埋め尽くすくらいに散っていたのですが、帰り道ではなかなかみつけることができませんでした。

 これとは違います。



 さっきの雨でながされたのかなあ、時間がたって枯れた色になったのかなあ、ちょっとガッカリしながら走っていたらようやくそれらしいものを発見しました。

 それは、思いもよらずマメ科らしい花だったのです。上を見上げましたがどの木から落ちてきたのかわかりませんでした。

 

 ああ~、歩いてじっくり観察したら楽しいだろうなあ。じつはそういう観察会もあるのですが、いままで参加したことがありません。今度は行ってみるかなあ、そのためには別の予定をキャンセルしなきゃいけないんだけど。

 こうして寄り道しては写真を撮っていたところ、後ろから子どもの声らしい歓声が聞こえ、見覚えのあるマイクロバスが走り去りました。続いて数台の乗用車も。

 しまった! 遊んでいるうちに追い抜かれてしまった。

 その後は、特に急ぐ必要はなかったのですがカーブの連続の薄暗い道にさしかかりましたので、わき目もふらず前方を見て運転に専念しました。

 寒風山の長い長いトンネルを抜けるとあとは西条市内に向かって走るだけ。後ろから猛スピードで追いついてきた車をよけたところでこんなものを発見。これがこの日最後の写真です。

 





 テイカカズラの花。すごいです。しかし、わたし今年3カ所で見事な蔓と花を見つけています。もしかしたらすごい勢いをつけてきているのかもしれません。

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瓶ヶ森 雨中登山

2022-07-09 00:36:35 | 山登り・里山歩き
 雷を伴った大雨。これが本当の梅雨明けの前触れのような気がします。四年前のような大きな被害がでませんように。
 
 白猪の滝へ行った次の日、わたしは孫たちの親子登山に便乗して瓶が森に登ることにしました。あのころはまだ梅雨らしいぐずついた天気ばかりで、なにも梅雨の最中に登山を計画しなくても・・・と思ったものです。
 とはいえ、わたしは親子登山とは全く無関係の1登山者として行ったのですよ。なぜこの日に行こうと思ったのかというとー
 大勢が登山する日なら単独で登っても寂しくないでしょう? あとについていけば迷うこともない(向こうはプロのガイド付き)たとえ何かあっても、近くに娘たちがいますから・・・と自分に都合のよいことばかりを考えて、自分で運転して瓶が森の駐車場まで行きました。
 瓶が森林道は「UFOライン」とも呼ばれ、かつてカローラのCMにも使われた雄大かつ美しい道ですが、そこにいたるまでの道はぐねぐねと曲がった狭い暗い道。離合の難しいところもたくさんあります。前に親子登山の一行の車が何台か走っていますので、対向車の心配はなかったものの、あまりのカーブの多さに目が回りそうでした。車を降りたら頭がくらくらしました。
 
 瓶が森は標高1892メートル、愛媛県では、石鎚山、二の森につぐ3番目に高い山ですが、車でかなり標高の高いところまで行きますので、登山その物はそんなにきつくないのです。
 出発した頃は曇りだった空が、登山口に近づくにつれ霧雨のようになってきました。さて、どうするんだろう。
 
 カッパをきて登るらしいです!
 
 で、わたしもカッパを着て、さてズボンをどうするかなあと考えたのですが結局面倒なのではきませんでした。霧雨くらいはさほど濡れることもないだろうー
 
 瓶が森と言えばクマザサの茂みと白骨林。しかしこれをどちらを向いて撮ったのか記憶がありません。
 まあこれほど自分の行動に記憶のない登山てあったかしら。
 
 多分石鎚山の見える方向を向いて撮ったのだと思うけど・・・ちがいました。瓶ヶ森山頂方面でした。

 
 どんよりと重たい空でした。石鎚山は雲のかなた。
 
 駐車場にある看板。
 まずは第1のピーク男山を目指します。そして尾根沿いに歩いて女山へ。ここが頂上1892メートルの地点です。そこから下って避難小屋を経由して駐車場へ帰ってくるらしいですが、その辺りの詳しいルートは聞きそびれました。わたしはあくまでも部外者ですから、後ろの方にひっそりと立っておりました。

 
 10分ほど登った場所から駐車場が見えました。


 向こうの三角おむすびみたいな形の山が子持ち権現だと思います。ここも鎖場があって、修行の山になっているそうです。

 
 みちみち1番目についたのが深紅のウツギ。ヤブウツギ?



 
 すぐに藪に入ります。

 
 山の中腹を通って女山へ抜ける道との分かれ道。中腹辺りは氷見二千石原と呼ばれているようです。

 
 丸太で作られた階段が作られていますがけっこうきつい。
 左手に笹原を見ながら



 ただただ笹の中を登りました。
 
 
 駐車場と登ってきた林道がみえました。

 さらに登って同じ場所を。
 林道はまだまだのびていて、石鎚山登山口である土小屋へ、さらに石鎚スカイラインへと続いています。

 
 その石鎚山は晴れていたらみえるはずなのですが、この日は一度も拝めませんでした。

 
 そして雲はますます重く垂れ込めて、雨も本格的になってきました。でも、行くのね。

 ここまでわたしは4~6分おきに足を止め写真を撮っています。そうやって息を整えてまた歩き出すーそれの繰り返しでした。足の疲れは感じません。駐車場から男山まではわずか500メートルほど。いわば世田山に登る程度の登山なのです。だけど、わたしは心肺機能が弱いらしく、息が続きません。これって鍛えてどうにかなるのでしょうか。普段から血中酸素濃度が95%以下なんですよ。

 きれいな花発見。

 
 たった一本、シュッと。どなたかのブログで見たような気がするのですが、相変わらず名前は覚えていません。

 
 ここが氷見二千石原なのかな。向こうには石鎚が見えるはずなんですが、みえたつもりで・・・



 
 道は滑りやすい岩の道になりました。ロープを手繰りながら登ります。子供たちの歓声が聞こえてきましたから、みんな楽しんだようです。



 
 そこを抜けるとまた開けた景色

 
  瓶が森にはこの木が多いです。

 
 明るい緑の新芽がきれい。

 
 まるで花か水中の藻のように広がっています。
 あとで聞いたらウラジロモミのようです。

 
 
 これもどこかで見たことがあるような? 葉っぱがショウジョウバカマに似ているんですが、多分違う植物です。

 
 休み休み登っていくものですから、先ほどまで聞こえていた子どもたちの賑やかな声も聞こえなくなってしまいました。そして、下で見た地図にはない避難小屋が現れ、そこを回って行くと

 
 ごめんなさい、お賽銭は持ってるんだけど財布出すのが面倒で。手だけ合わせておきました。どうもここが男山のてっぺんのようでした。

 さて、ここからどうするか。雨は激しくはありませんが結構降っていて、手がつめたくなってきました。カッパを履くのをサボったせいでズボンはびしょぬれ、防水のはずの登山靴の中がぐじゅぐじゅしてきました。水が入ったに違いありません。
 
 左下に避難小屋、この前の道が多分女山へ続く道

 
 こちらは・・・あはっ、何にもみえないや。

 
 これが元来た道



 
 わたしはすっかり意気消沈して、もう帰りたくなりました。後を追うほうが楽な道か、ここから引き返す方が楽か。ここへ来る直前にロープに頼らなければ上れない急坂があって、それを思い出すと何となく引き返すのもいやになります。
 
 電話して聞いてみよ!
 
 ところが!
 
 電話が通じませんでした。アンテナ棒が小さく一本立っているだけ。誤算でした。もし迷子になったりしたら連絡の取りようがないところだった。
 ということは、元来た道を引き返すのが1番確かです。登ってくるのに40分ほどでしたし、1本道だし。女山から下山する道はいくつか分かれ道がありました。迷う可能性大です。
 
 帰り道、雨はあられ混じりになってきました。
 ろくな服装もせずに登った子どもたち、大丈夫かしら。ウマオとトラオはたびたび登山していますからカッパも持っています。けど普段登山をしたことのない子どもたちは、100均のカッパはまだいい方で、ゴミ袋をくりぬいて頭と手を出しただけの格好をした子も何人もいたのです。手足はびしょぬれよねえ。体は冷えてないかしら。雨をよけてお弁当食べる場所はあったかしら。
 
 
 登るとき気がついていたけど写真に撮ってなかった花。これもウツギの仲間でしょうか。ひたすら下へ下りたかったけど、これだけ立ち止まって写真を撮りました。
 
 
 後で調べたらツクバネウツギに似ていました。
 
 去年石鎚から下山するときもたった一人で夕暮れの山道を歩いて心細い思いをしました。わたしっていつも下山で寂しい思いをするんだなあ。
 登りの一人はいいけど、下山の時こそ連れが欲しいーとやっと気づきました。息が切れることもないからおしゃべりしながら歩けます。けどこの日ババ友達はそれぞれ都合が悪くて一緒に来られなかったのです。
 
 駐車場近くのトイレと看板がみえてきたときはほっとしました。



 ここまで34分、ほんとうにたいしたことはない道だったのです。雨さえ降らなければね。
 車の中にシートを広げてカッパや帽子や濡れたものを投げ入れ、靴下も脱いで靴を履き替え、持って来たおにぎり等を食べました。そして、「先に帰る」とメールをして、駐車場を出ました。
 わたしが子どもたちを心配していたのと反対に、主催者さんが、「ばあちゃんがおらん。」と青くなっていたそうです。ありがとうございます。参加者でも何でもなかったのに心配していただいて。
 
 
 ところで
 わたしは、別に安部さんの信奉者でもなんでもありませんが、思想信条がどうであれ、暴力で言論を封じるのは許せません。人が暴力で人の命を奪い、自由を奪い、自分の思い通りに動かせようという傾向がどんどん強くなっていくようで憂えていますが、今の日本でこんなことまで起こるなんて。民主主義はどこへ行くのでしょう。
 安倍晋三さんのご冥福を祈ります。
 
 
 
 
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深緑の、子規漱石も歩いた道

2022-07-07 00:33:22 | 山登り・里山歩き
 帰り道途中に、滝道へ下りる急坂があります。冬に来たとき登ってきた道です。同じ道を歩くのは芸がないから、この道を帰ってみようということになりました。
 滝道とは、明治時代から白猪の滝に続く道で、正岡子規や夏目漱石も白猪の滝を見るために歩いたのだそうです。詳しいルートはこちら
 
 滝道から今の遊歩道に出る手前の数歩間が急な坂で、ロープを頼らなければならないほどです。急な坂というのは上りよりも下りの方がずっと怖いものですが、覚悟を決めてさあ下りよう、としたとき
 
 
 なに?これ。
 焦げたホットケーキみたいにふっくら。
 きのこですよね。下に足があるか見たかったのですが解りませんでした。

 
 ほんの3,4歩の難所を過ぎ、黒滝という岩の黒い沢は寄り道をせずに通り過ぎると

 
 日当たりのよい4,5メートルの道はホタルブクロの並木のように見えました。多分、小さなチョウにとってはね。わたしたちの後先をひらひらと飛んでいたのですがなかなかカメラには収められませんで、やっと正視したところを写しました。


 スジグロチョウかな? 1匹の羽根はぼろぼろでした。カップルのようです。人工林の中の細い細い道を抜け広い道に出たところに、上に続く道を見つけました。ちょっと寄り道をしてみようということになり、登っていくと
 
 まだ新しい砂防ダムが見えました。前に来たときはひたすら滝を目指しましたのでここには気づきませんでした。
 これ以上近づけないね。
 いや、この程度の草なら大丈夫。
 わたしたちは草丈の低いところを選んで踏みしめながら進んでいきました。
 
 
 

 
 この上から景色を見たかった。けれど手前に柵があって鍵がかかっていました。多分点検などでたまに使うのだろうと思いました。
 
 手前のプレートには、「本堤 昭和48年10月着手 49年3月完成 改良 平成28年3月着手 平成29年5月完成」とありました。まだ新しい堤防でした。しかも改良の方がずっと工事期間が長かったです。そんなことまで丁寧に読んで 
 おもしろかった、小さな冒険だったね。一人じゃできなかったけど。さあ引き返しましょうと振り返ったとき
 
 わあ!

 
 
 背後にこんな景色が広がっていたとは

 
 万緑に囲まれた小さな集落。美しい風景でした。寄り道をしなかったら気づかなかったかもしれません。
 
 元来た道へ戻ってくるとなにやら施設があって、こちらの方は砂防ダムよりずっと古そうでした。けど、前にこんなところ通ったかなあ?
 

 問屋浄水場。たしかこのあたりに「といや」という集落があったはず。その集落を潤す水瓶のようです。

 
 ここまで来ると道は広々として、シキミの林一面にホタルブクロが群れ咲いているのがおもしろかったです。
 ホタルブクロってこのあたりでは珍しくも何ともない花なんだなあと改めて思いました。

 
 なんだか記憶のない道を下っていって・・・
 
 ああ、これこれ!
 フライパンの道に出ました。
 
 前の記事を読み返してみると、どうも前に歩いた道とは違った道を下りてきたようです。やっと見覚えのある景色、といっても前の枯れた景色とは違い、棚田にはイネが植えられ、草も伸びて、みずみずしく生命力に満ちた景色でした。

 
 そこからわたしたちは、以前通らなかった広い車道を歩いてみました。

 雨に洗われた緑が本当にきれい。
 道ばたに植えられたサカキに花が咲いていました。



 小さな三角地にはあじさい。
 その色の美しさに感嘆したり



 何を見ても楽しく心躍るハイキングでした。
 そして降りて来たところにある白猪屋さんでできたてのこんにゃくを買って帰りました。
 
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マイナスイオンを浴びて

2022-07-04 09:48:56 | 山登り・里山歩き
 今日は恵みの雨になりました。2週間前もこんな感じのお天気で、本来ならばそれがまだ続いているはずだったのに。ここ1週間のお天気と言ったら・・・・・白猪の滝の爽やかさを思い出しながら書いています。
 
 白猪の滝中腹にある小さな菖蒲園が見頃になったという記事を読んでからずっとぐずついた天気で、見に行けたのは1週間後でした。花は期待できないかなあ? 
 アジサイが見頃になっていました。
 
 
 花菖蒲は予想通り。

 
 去年株分けをして今年はことのほか花が少なかったのだそうです。そのうえ時期を逃したのだからしかたありません。けれどこの菖蒲を守る人への協力金のつもりで、200円の入場料を払って入りました。「花が少のうてすみません。」と言っておられましたが。
 
 そうそう、花手水はどうなったかな? この前、作っているところに出くわしていました。(こちら)


 
 わたしの提案した竹の井桁にネットを乗せるというアイディアはうまくいかなかったようです。
 この縁がみえないように花を挿したいね。
 わたしたち勝手に鼻の位置を変えて遊びました。
 
 石臼に浮かべたのはいい感じ。前に用意していた小さなプラスチックの桶はやめたようです。

 
 菖蒲園をすぎ、滝を目指して遊歩道を上っていきますと、何かが道を横切りました。

 
 横歩きながらなかなか素早くて、隙間に隠れる寸前に撮影成功。
 連日の雨で沢を流れる水もおおかったです。
 小滝といわれる段差のある渓流

 
 わたしたち、この前は氷瀑の融けたころに行きましたから、今度は蕩蕩と流れ落ちる滝を期待しています。
 今度は地面に落ちた無数の白い花に足を止めました。

 このままぴあすにしたらかわいいんじゃない?

 これは雄花なのかなあ、それとも雄しべがまだ残っているのかなあ。落ちている花の形に2種類あったのです。

 
 何処の木から落ちてきたの?
 これだけ広い範囲に落ちているんだから、大きい木よね?
 まだ花が残ってたらどの木かわかるんだけど。


 
 上を見上げてもさっぱりわかりませんでした。
 どうもこんな葉の木のようなのですが。
 
 
 もっと上に行ったら花が残っているかもしれない。
 そして滝近くで見つけたのがこれです。
 多分同じ葉なんだけどー残念、今度は花が咲いていませんでした。
 
 




 
 
 
 こんな小さな草花も



 
 ウバユリがもうすぐ咲きそうです。
 
 さあ、白猪の滝が見えてきました。



 
 水しぶきで煙っています。遊歩道まで霧のようなしぶきが降りかかってきます。
 
 「ナイアガラほどじゃないけどね、滝のしぶきも浴びて満足。」彼女が言いました。そうそう、ナイアガラの滝はカッパを着て、サンダルを履いて「霧の乙女号」とういう船に乗って滝壺を周遊するのです。いつになったら海外へいけるかなあ、もう歳をとっていけないかもしれない(お金もないし)そんな会話をしながら、今は今で、こんな暮らしに満足している二人です。
 滝の正面につくられた遊歩道をぐるっと歩いてみました。


 
 緑に覆われた世界。



 この遊歩道、本来はぐるっと繋がっているのですが途中、3メートルほどが通行止めになっています。多分落石の恐れがあるのでしょう。簡単ににテープがはられているだけのなので内緒でくぐり抜けました。さすがに時期を過ぎたら来る人も少ないねえ、なんて、気持ちのいい景色を独り占め。清々しい山歩きでした。
 
 
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浄瑠璃寺の花々

2022-07-01 23:03:08 | 植物
 ネタがたまりにたまって、 10日ほど更新が遅れています。あの頃は梅雨でした。本来ならまだ降っているはずの雨が・・・ただでさえ雨の少ない瀬戸内海地方です。梅雨よ戻ってきてーとの願いもむなしく、空には連日入道雲、昨日は梅雨明けサインの雷が鳴り、今日初めてセミの声を聞きました。ついについに夏が来たようです。
 
 さて、梅雨の合間を縫って、浄瑠璃寺に寄って帰りました。
 ここはいろいろな種類のハスが咲くことで人気のあるお寺ですが、ハスを見るにはちょっと早かったです。
 
 
 でもいいの。この日わたしはトンボを見たかったので。

 
 でもトンボもまだ少なくて、シオカラトンボと糸トンボが2,3匹。
 これってヤゴですか? クモですか?

 
 ハスの葉に乗っているクモが2,3匹いたのですが、どうやって乗ったのでしょう。そしてどうやって地上に行くの?
 
 



 わたしのもう一つのお目当てはこの、ナツツバキの花

 
 どなたかのブログで取り上げているのを読んで、そろそろ咲いているかなと思って来たのですが、こちらはすでに散り始めていました。
 


 
 
 それから境内のあちこちにそびえているアカンサスも終盤でした。

 
 見頃だったのはアジサイです。

 
 ここのアジサイは赤がきれい。

 
 アジサイが赤くなるのは土壌がアルカリ性だったかな? どれもこれもピンクがかっていました。
 
 
 


 
 
 
 
 このグラデーション、何とも言えず美しいです。




 青い花もあったのですが、これは背丈が小さく、植えたばかりのように見えました。



 少し大きくなった花は



 赤みが差してるんですよ。
 駐車場まで戻って振り返ったら、向こうに薄紫の花が咲いているのに気がつきました。
 
 
 小さな花がいっぱい。なんだろうこれ。(何日も考えてやっと思い出しました。多分セイヨウニンジンボク)。と、無数の羽音が聞こえます。これは!
 ミツバチにちがいありません。でどこに?
 
 音は隣の木から聞こえました。
 
 薄緑色の地味~な花ですが

 日本ミツバチがいっぱい。
 
 どうも花の形がよくわかりません。
 帰りに弟宅によって写真を見せたのですが、にわかには解らなかったようで
 
 しばらくして
「もしかして、ビービーツリーか?」と言いました。
 なに、それ。BBツリーって。
 で、検索して見ると
 蜜源植物のイヌゴシュユ。木の下を通るとミツバチの羽音がビービーと聞こえるのでこう命名されたとありました。つまりミツバチを集めるための木ですね。断定はできませんが画像と雰囲気は似ていました。
 
 すてき、こんな木があるんだねえ。いかん、いかん、すぐに植えてみたくなる。
 四国88カ所46番札所浄瑠璃寺、ハス以外にもたくさんの楽しみ方があるお寺です。
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