ある会社が定年で退職した方のために、退職後も会社に来て、囲碁とか将棋とか楽しんでもらってというような企画を立てたそうである。たまには、経営上のお話でもうかがいたいとやったのだそうである。ちょっと、この話には裏がありそうだが。退職者の中に、相当な大物がいた可能性があるから。
ところがである。この会社の企画はモノの見事につぶれたのである。そう、予想どおり誰も来なかったのである。来られても後輩諸君は迷惑だろうに。オイラならそう思うから、行かない。可能なかぎり行かない。義理で行かなくちゃならんのなら話は別だが。
定年後に居場所が無くなって、右往左往している人もいると聞く。いろいろmailもいただく。現役時代と同じ仕事をして、再雇用となった方は実にうらやましい。おめでとうございますと思う。オイラはどこからも声がかからなかったから、やっていない。もっとも、希望もしなかったが。時間がないから。
どうやったらと~まのように居場所を捜せるんだぃ?って聞かれることも多々ある。マニュアルはない。自分で、ひなたぼっこをしていたら、なんとなくこうなっちゃったんである。計画どおりに行動して、こうなったんではない。あまり深刻に考えるのはオイラには似合わないから。
生涯学習仲間との交流もあったからというのが一番影響があったと今になって思う。大学院の講義も聴いてみたかったし、放送大学で大学院の選科生をやってみて、非常におもしろかったのが一因である。論文を書いたり、講義を放送で聴いたり、さらに幕張まで行って試験を受けて単位を認定していただくことを繰り返していたら、はまってしまったのだ。楽しくて。そう、まだ現役の時だった。これがそもそもの始まりだなぁ。
さらに、銀行員の方で、生涯学習の神のような方もおられて、確か大学院4つめという猛者もおられて刺激を受けたのもある。修士の時の同級生であったから直接お会いして実に良い刺激を受けたもんだった。今もだけど。
86歳の現役大学院修士課程在学者という大先輩の刺激もあった。修士課程のスクーリングで、一緒に大学に通学したんである。これも退職前である。
やる気にさえなれば、いくらでも道は開けてくる。だから、色気を出さないことである。なにかになろうとするから、趣味が趣味でなくなる。ステップアップのために生涯学習をやっているようでは、本末転倒である。
それをである。なにもしないで、朝から晩まで新聞読んだり、テレビを見るだけの後半生では寂しいではないか。配偶者に、新聞の料理のレシピが出ていたからこういう料理を作ってくれと言って困らせているようでは、ホントウにボケまっせ。それに配偶者にティッシュのように捨てられますぜ。
パチンコに狂いだしたり、朝から酒を呑んだりしていてはいかんです。退職イコール早死になってしまう。
それと妙な自尊心ばかり高くて、自分の出身大学と同レベルの学校に行きたいとか、あるいは最高峰の大学に行きたいとか、あくまでも専門にこだわりたいっていうのもいかがなもんか。生涯学習って、いったんリセットして新しいことを始めてもいいんじゃぁないかと思っているからである。
オイラなんか、スポーツジムで機械の使い方がわからんというわけでウロウロしていると、すぐ若いおねーちゃんやおにーちゃんが指導に来てくれる。ただし、この間なんか、ランニングマシーンの予約番号と違うマシーンで歩いていたら、速攻で指導をいただいたが。ははははは。指導2回で警告、3回目は柔道なら退場ですな。それにコンピュータもそう。よくわからんので、大学でもちょっとウロウロしているとわけーしゅが面倒を見てくださる。ありがたいもんである。あ、おかげさまにて、ワードの2013を買って、やっとのことでインストールできました。できたはいいけど、気がついたらもう午後でした。大学には行けませんでしたわい。残念無念。気楽に生きておりますなぁ。。。。
じじぃになったら、背負う荷物はできるだけ軽い方がいい。
マジにそう思う。
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