横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

空間”認知”と学校生活~くつ箱から・整頓・ダンスまで~

2014-07-07 14:38:13 | 発達や学習が心配
台風が近づいているようです。

ちょっと心配ですね。登下校、安全に気をつけたいです。

今日は、よく発達の検査できく、「空間認知」の、

生活とのかかわりについて。

今朝の「あさイチ」では、年取った親が住む実家の整頓について

採り上げていました。

学校では、保護者が登校する機会があるたびに子どもの机の中をのぞいて

整頓している姿もときどき見かけます。

今日は、「整頓」と「空間認知」についてのお話です。



登校して、朝一番にすることは、上履きと外履きの履き替えです。

こんな感じにかかとが見えるように入れることがほとんど。

中には、いくら見本があっても、逆になってしまう子もいます。

左右逆に履いていることもしばしば。

正しい履き方のときに、左右合わせた「図柄」になるよう、絵を描いて

分かりやすくしてくださる保護者もいます。

また、しゃがまないと脱ぎ・履きできにくい子どものために、

かかとのとってに「ひも」をつけている方もいます。

1年生のときは、こんな工夫で「時間短縮」「なくすの防止」。

病院や、学校で靴をぬぐ場面では、



こんなふうに置く子どももいますね。すごく気になります。

本来は、



です。何度注意しても直りにくい子どもの中には、

「左右」や「上下」など「空間の認知」がよくない子どももいます。

文字が左右逆だったり、ダンスを覚えるときにみんなと逆回転したり

してしまうことも見受けられます。

整頓もちょっと苦手。



学校でよく使う「お道具箱」。

整頓が苦手で、教具を出すだけで5分もかかったり、なくしものが多かったりする

子どもに以前、「道具箱」の中に小さい箱を入れて、分類できるようにしましょう。」と

アドバイスしたことがありました。

次の日、わくわくのすてきな道具箱になっていました。ところが、

2日後には、もとの通り。1日に何回も出し入れする道具箱なので、

強度の弱い、手作りの「ミニしきり」では、すぐ壊れてしまったのです。

また、この子どもは、キュートな文房具が大好きだったので、

入れるものの、多いこと。

入れるものは、最低限少なく

仕切りは丈夫なもの(できたら、最初からついているの)、位置がずれないように

ごみは、すぐ捨てる。プリントは、道具箱の反対側の「教科書側」

文房具は、シンプルで少しよいもの(100円ぐらいのだと、すぐ壊れたり、折れたりすることも)

鉛筆は、本数がかぞえられる筆箱に。

持ち物が、たくさんありすぎると、自分で管理できません。消しゴムなど、なくしやすいので

あれば、大きいのを買って、名前を大きく書いておくなど。

すぐ新しいものを渡すより、「なくなったら困る」という気持ちを

持たせるのもよいと思います。

この整頓、図形を描くときや、立体図形の把握ととても関係が深いのです。

「平面図形」は、なんとか理解できても、「立体図形」になると

「奥行」が把握しにくく、苦労する姿も見かけます。

このあたり、「ビジョントレーニング」が役立ちそうです。*以前書いた「ビジョントレーニングでできるようになること」を参照してくださいね


「朝イチ」の後、ちょっとだけ部屋の整頓をしました。

本格的には・・・・「まず、捨てること」から始まりそう。



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