横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

ものすごくうるさくて・・・

2014-07-23 13:54:16 | 発達や学習が心配
夏休みです!梅雨も明けました!
今週は、学校で水泳指導があったり、学習の補習をしたりしているところも
あるようです。

突然ですが、
「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」の
DVDを見ました。

ティッシュ、相当使いました。翌日も目がはれてしまうぐらい・・・。

不思議な題名です。
見終わった後も何が「ものすごくうるさい」のか
何が「ありえないほど近い」のか考えてみました。


ネットでもいろんな意見がでています。

すごく客観的に見ると、主人公のオスカーの行動

(一つのものに突き進むためにリサーチし、分類し、

いきなり初対面の人に突撃インタビューするという)

が、「うるさい」ともとられかねません。

一方で、オスカーの特質(いわゆるアスペルガー症候群)の

子どもが音に敏感だったり、フラッシュバックしたり、

こだわりをもったり、強い不安をかかえていたり

という「外界」に対してうるささを感じる、という

とらえ方もあります。

不安を抑えるためにタンブリンを鳴らしながら歩く姿、

子役の演技のすばらしさ、に感動しました。

「ありえないほど近い」は、いったい何が近いのか。

近くにいて一番の理解者であるお母さんに気づかず、

心を閉ざしていたオスカー。お母さんの彼に対する存在意義、

ととらえる意見もありました。

お父さんが残した、ブランコの下にあった、メッセージ、

ニューヨー中を探してもなかなか見つからなかった「答え」

が意外と近くにあり、オスカーの探していた「もの」は、

自分の中や身近にあった、ともいえるかな・・・。

でもそれは、苦労して、捜し歩いたからこそ、見つけられたもので

日常生活を普通に送っていただけでは見つからなかったもの

ではないかと思います。


それにしても、

困って動揺したときにどんな時間でも温かく迎えてくれるおばあちゃん。

寡黙で(全くしゃべらないが)オスカーのペースに合わせてくれ、

そっと軌道修正してくれるおじいちゃん。

オスカーの特徴や将来を考えて、「生きる力を楽しみながらつけさせる」

お父さん。(大好きなパパ・・・9.11で亡くなってしまう)

冷静でいるようで、実は、オスカーの知らないところで息子の

やりたいこと、気持ちを支えるお母さん。

なんてすばらしいサポート体制でしょう!

賛否両論ある映画ですが、私は見て、本当によかったです。



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コメント
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