横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「丁寧」に書きましょう、と言われたら?

2022-10-05 13:33:17 | 発達や学習が心配
10月になり今日で5日目!

応援していたベイスターズもクライマックスシリーズに進出が決定し、

ほっとしています!



このところ「丁寧に説明する」ということばがニュースで流れています。

子どもたちは、よく「丁寧に書きなさい。」と言われるし、

大人も言います。

この「丁寧」ってとっても曖昧なことばですね。

自分としては、がんばって書いたつもりでも、

大人から見ると「合格点」ではない。

一生懸命書いてもがでないって・・・・。

「丁寧に書いて」と言うより、

枠の中に納まるように書いて

とか

漢字のとめ・はね・はらいに気を付けて書いて

と言われる方が分かりやすいかな?

でも、「丁寧」の意味が分かったところで「美しく」書くのは、まだまだ。

手先が少し器用でなかったり

「目と手の協応」がうまくいっていなかったりすると、

自分の思い通りの文字が書けず、いらいらすることもあります。

そのために、

〇 運筆のトレーニングをする(「視覚発達支援ドリルシリーズ knock knock」がいいです!)


〇 よく見える手本にする

(筆順ごとに色が変わるのはかえって見えにくいです)

漢字の横線、縦線が見えにくい場合は、

「横2本」「縦2本」のような「合言葉」を使うのもよいかも。

まちがえそうな「部分」だけ黒でない色にするのもよいかもしれないです。


〇 書く量を減らす

(漢字ノートの下までびしっと埋めるのは、ナンセンス!

かえって雑になってしまいます。手本が上にあっても、下の方に書くときには、

「違う文字」になってしまうかも。)

〇 ノートのマスを大きくする。



手先に課題がある子は、これでかなり楽になります。

写真は、3cmますです。

おうち用に作って練習用にコピーしておいたり、

1年生でなくても1年生用の大きなマスノートを使うのもよいです。


〇 その子の書きやすい筆記用具にする。

鉛筆の種類を変える、シャーペンにする、フェルトペンにする・・・・

筆記具で書きぶりがかなり違います!



指がすべりにくい穴あきえんぴつ


そして、とっても大事なのが、「書く時間を確保する」ことです。

急いで書くと、だいたいの場合、字が乱れます。

少ない量で、「ゆっくり」「あせらず」書くことで結果的にいつもより「丁寧に」。


黒板の文字を写すだけでなく、自分の考えをまとめるときなど

「漢字」や「カタカナ」がすぐに思い浮かばず、

いらいらしたり、スピードが出なかったり・・・。

「丁寧に書く」ことは、困難な状況がある子どもにとって

それほど簡単なことではないのです。

先生にノートを提出して、「もっと丁寧に」とコメントがついてきたら・・・

上のどれか一つでも試してみてください!!!

急激な変化はないかもしれませんが、子どもが「楽」と感じれば、

少しずつ変化していくと思います。




先日、空を見たら



こんなきれいな夕焼けが。

「今日も一日がんばった。」

と自分をほめて




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コメント
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