横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

10月のひまわり

2020-10-02 14:01:51 | 発達や学習が心配
10月ですね。

昨日は「中秋の名月」でした。

いつもより大きく見えました。(ウサギまで!)

先日のお休みの日に「トリエンナーレ」に行ってきました。

3年ごとに開かれる「美術展」です。


入り口に飾ってある「ニック・ケイヴ」さんのモビールです。

近づいてみると


一つひとつも「芸術品」。

そして、よく見ると「政治的な意図」が入っている部分もあるらしいです。



これは、キム・コンチェルさんの作品。

どうやってつくったのか、「メビウスの輪」のように

始まりも終わりも見当たりませんでした。すごい!


昨晩はすてきな「名月」を生徒さんが「今きれいに出ています」と

教えてくれて一緒に見ました。

同じものを見ても

「わーーっ」と思うか、

なんとも思わないのか。

子どもによって違います。

先日は塾に飾ってある花のそばに行って

薫りをかいでいる子どもがいました。

子どもは、「からだ全体」で感じることができるんですね~。

一方、「素通り」してしまう子も。

本当に不思議です。

同じものをみても、反応がまるで違う。

エッセイや説明文を読んでいるときに

「機械的に」内容を把握ができていても、

なかに書かれていることを「主体的」に読めているかは

また「別」なんだな、と感じることがあります。

教科書にのっているすばらしい作品を音読しているだけで

「涙」がでてしまうことがあるのですが、

3年生ぐらいだと、その作品の「背景」を説明しないと

なぜ登場人物がそんな気持ちになったり、そんな行動をとったか

分からないときがあります。

「解説」は必要なのだけれど、「解説」しているうちに

「客観的」になってきて少し「興覚め」してしまうような・・・。

「感性を磨く」とは、よく言われますが、

けっこう小さいときにこれが始まっているように思います。

朝、通勤途中で野に咲く花をとってにおいをかいで、

お母さんのところにもっていき、お母さんの「にっこり」を見て

また「にっこり」している小さいお子さんを見かけました。

「書かれたもの」に共感する前には、その子なりの

「心の経験」が必要なんだと思います。

小さいうちから「お月様きれいね~」とか

「てんとうむし、かわいいね。」などちょっとした声かけを

聞いて育つうちに「感性」は育っていくのでは。


自分が何か言ったあとで、友達が泣いてしまったとして

「なぜだろう?」「自分は、ぶったりしていないのに」と

思う子どもは、相手の気持ちに「共感」が難しいのかもしれないです。

そして、「表情の気づき」にも苦手感があるのかも。


それに、この「感性」、人によって「びっと」くるところが違うと思います。


美術館でも、ある作品の前で長い時間過ごしている方がいました。

一人ひとり好きな「作品」が違って、さっと通り過ぎてしまうものも

あれば、「じっとそこで味わっていたい」と思うものもある。

それにしても、「自分の意志で感性を磨いていく」のは、入学後かな。

私も及ばずながらお手伝いができれば、と思っています。


10月に咲いた、ひまわり。



咲いたのはゆっくりだったけれど、

自分なりの咲き方かな・・・・。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ色のついている部分をクリックしてください)



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