先週月曜からの連続5日間出勤ですっかり日常に戻りました。9連休を利用してデジタルファイル再生まわりの環境を整備しました。以前からMPD利用者で話題になっていた、1)Cubox、2)シンさんのバージョンのそれぞれをメイン、サブのシステムに導入しています。まずはCuboxの導入について紹介します。
現在、デジタルファイル再生の主流には、LINN-DSに代表されるネットワークプレイヤーと、PCにUSB-DACを接続するいわゆるPCオーディオがあります。私が現在使用しているVoyage MPDはちょうど両者の狭間にあるといった事を、以前の記事で書きました。音楽再生にハイスペックなPCは不要と割り切り、軽いPCと軽いOSでシステムを組む・・・これがVoyage MPDのコンセプトです。世の中には音楽再生用のハイスペックPCも存在し、議論は分かれるのでしょうが、PCはできるだけ黒子に徹して欲しいと思っています。
Cuboxはイスラエル製のコンピュータで、軽量化を期待するMPDユーザーが使い始めています。写真の黒い立方体の箱がそれで、サイズは5cm角です。DC5V2Aで動作します。キーボードとモニターを接続することができ、PCとしての利用も可能ですが、ここでは勿論、音楽再生用コンピュータとして利用します。ちなみに従来Voyage MPDで利用していたボードコンピュータALIXは駆動に12V必要です。メインシステムのUSB-DDC、X-DDCも12V駆動ですから、Cuboxの軽量ぶりが理解いただけると思います。OSはVoyageではなくUbuntuです。従ってVoyage MPDではありませんが、MPDの使い方は共通です。
裏から見るとこんな感じです。3本のケーブルがささっていますが、上から電源ケーブル(DC5V2A)、LANケーブル、USBケーブルとなっています。USBケーブルはエルサウンドのバスパワーカット品を使っています。それでもCuboxからはX-DDCを問題なく認識できました。Cuboxにはスイッチング電源が付いていましたが、これまでの経験に従って、最初からアナログ電源にしました。意識しているのはノイズを持ち込まない、発生させない、持ち出さないの3点セットです。写真では見づらいですが、背面にはOSや設定条件が記録されたmicroSDカードが組み込まれています。
Cuboxの導入に関しては、いつもながらネットの情報が参考になりました。具体的には
PCで音楽
みみず工房
にお世話になりました。設定済のイメージファイルが公開されていますので、Linuxの細かい設定で悩む必要はありませんでした。microSDへの書き込み、IPアドレスの検索に使うフリーソフトも紹介されています。mPodやGMPCといったクライアントソフトからのアクセスもVoyage MPDの際と、何ら変わりありません。といっても、すんなりインストールできたわけでなく、再起動の問題で悩んだりしたので、1日はかかっていまいました。今のところIPアドレスは自動設定のままで使っています。なおDDCとの相性があるのか、フェーズテックの基板UDIF7だとプチノイズが消えませんでした。
導入後2週間ほど経ちました。力感が増しますしヴォーカルの押し出しも強いです。もう少し引っ込むくらいが好みではありますが、左右の広がりも更に増しました。ヴァイオリンやチェロも柔らかさが出て、これはもう乗り換えです。弄っているのは最上流も最上流、アナログで言えばカートリッジに相当する場所です。最上流が大事なのはアナログ、デジタル共通のようです。
現在、デジタルファイル再生の主流には、LINN-DSに代表されるネットワークプレイヤーと、PCにUSB-DACを接続するいわゆるPCオーディオがあります。私が現在使用しているVoyage MPDはちょうど両者の狭間にあるといった事を、以前の記事で書きました。音楽再生にハイスペックなPCは不要と割り切り、軽いPCと軽いOSでシステムを組む・・・これがVoyage MPDのコンセプトです。世の中には音楽再生用のハイスペックPCも存在し、議論は分かれるのでしょうが、PCはできるだけ黒子に徹して欲しいと思っています。
Cuboxはイスラエル製のコンピュータで、軽量化を期待するMPDユーザーが使い始めています。写真の黒い立方体の箱がそれで、サイズは5cm角です。DC5V2Aで動作します。キーボードとモニターを接続することができ、PCとしての利用も可能ですが、ここでは勿論、音楽再生用コンピュータとして利用します。ちなみに従来Voyage MPDで利用していたボードコンピュータALIXは駆動に12V必要です。メインシステムのUSB-DDC、X-DDCも12V駆動ですから、Cuboxの軽量ぶりが理解いただけると思います。OSはVoyageではなくUbuntuです。従ってVoyage MPDではありませんが、MPDの使い方は共通です。
裏から見るとこんな感じです。3本のケーブルがささっていますが、上から電源ケーブル(DC5V2A)、LANケーブル、USBケーブルとなっています。USBケーブルはエルサウンドのバスパワーカット品を使っています。それでもCuboxからはX-DDCを問題なく認識できました。Cuboxにはスイッチング電源が付いていましたが、これまでの経験に従って、最初からアナログ電源にしました。意識しているのはノイズを持ち込まない、発生させない、持ち出さないの3点セットです。写真では見づらいですが、背面にはOSや設定条件が記録されたmicroSDカードが組み込まれています。
Cuboxの導入に関しては、いつもながらネットの情報が参考になりました。具体的には
PCで音楽
みみず工房
にお世話になりました。設定済のイメージファイルが公開されていますので、Linuxの細かい設定で悩む必要はありませんでした。microSDへの書き込み、IPアドレスの検索に使うフリーソフトも紹介されています。mPodやGMPCといったクライアントソフトからのアクセスもVoyage MPDの際と、何ら変わりありません。といっても、すんなりインストールできたわけでなく、再起動の問題で悩んだりしたので、1日はかかっていまいました。今のところIPアドレスは自動設定のままで使っています。なおDDCとの相性があるのか、フェーズテックの基板UDIF7だとプチノイズが消えませんでした。
導入後2週間ほど経ちました。力感が増しますしヴォーカルの押し出しも強いです。もう少し引っ込むくらいが好みではありますが、左右の広がりも更に増しました。ヴァイオリンやチェロも柔らかさが出て、これはもう乗り換えです。弄っているのは最上流も最上流、アナログで言えばカートリッジに相当する場所です。最上流が大事なのはアナログ、デジタル共通のようです。
デジタルファイル再生を追求して、この世界に
たどりついています。
お力になれるか心配なところありますが、
連絡いたいます。
サエクのLANケーブルどうですか?
以前から気にしております。
SAECのLANケーブルは音楽の経路を中心に結構な
本数使っています。
固くて取り回しが悪いのが難点ですが、音には満足
しています。以前、CAT7の20㎝のLANケーブルに
変えたことがありますが、すぐにSAECに戻してしま
いました。
ケーブル類はメーカーがゴチャゴチャ混ざるのは
あまり好きでないので、LANはSEACに統一して
います。
私は、PCオーディオ一本でやっていますが、従来Macintoshでしかやったことがありません。cuboxを検索していてこちらに辿り着きましたが、こういう軽いPCを使った事によるメリットはどの様なところにあるのでしょうか?ぜひ試してみたいと思うのですが理解が浅くご教示願えれば幸いです。
・OSの軽さ?
・他のアプリの負荷?
・電源などユニットの自由度?
など。。。
すみませんがよろしくお願いします。
理屈から入っているわけではないので、実際に何が
起きているのかは、私もつかめていないのです。ただ
WindowsからMPDに移行したときに、音の鮮度が
えらく違うと感じたことは今でも覚えています。
軽いPCではありませんが、SDカードに音源を入れて
トランスポートとして使う方式があり、これも素晴らしい
音を出します。これはヒントになりますね。
挙げられた項目はどれも、少しずつでしょうが、音の
向上に効いていると思います。それらの積み重ねで
DACへ送られる信号が洗練されるのではないかと
想像しているところです。
cubox もvoyageもローコストできるのが嬉しいです。
ご健闘を!
オーディオという奴は、最後は音を聴かないと解りませんのでチャレンジするしかないですね。高価な機器が必要になるわけではないので、オカルト商売にも乗せられる心配もありません。
単純に良い音を手軽に楽しみたいだけなので期待は膨らみます。いろんな選択肢がある中で、そうは幾つもチャレンジできませんから自分に合ったところで進みたいと思います。
また、ご助言を頂く事もあるかと思いますので、よろしくお願いします。
参考になれば幸いです。音源に近いところで何かと
手を加えられるのがPCオーディオの面白さですね。
私もネット上の情報に刺激されましたし、助けられ
ました。トライしてよかったこと、駄目だったことなど、
私なりに紹介しますので、またご訪問ください。
QA550の評判を検索していましたら辿り着きました。
私もVoyage MPD(自作PCにて)を使用しておりまして、最近QA550の評判が良いと聴き購入しようか迷っている所でした。ちょうど比べた記事を投稿されておりましたので質問したいと思いコメントした次第です。
QA550とVoyageでは若干QA550が良いと仰っていましたが、その時のVoyageの音と今のシンさんのチューニングVerとではどちらが良いと感じられてますか?
また、話が異なりますが、横浜のvafan様のシステムは間接音重視とありました。そして定位がふらつくと仰っていたと思います。私のシステムはオールホーンシステムなのですが、まさにそんな感じなのです。もしかすると間接音重視システムは形式に関係なく定位が甘くなる傾向なのかもしれませんね。ちょっと面白いと思いました。
QA550は確かにいい音してたのですが、SDカードに
音源を入れて管理するのは、現実的でないので、
最近はQA550はお休みです。でもいいリファレンスに
なるので、定点観測には使うつもりです。
シンさんのMPDはセカンドシステムに入れているの
ですが、セカンドシステムの中華DACとQA550の相性
なのか、音が出ず試せていません。Cuboxの音は
当時のMPDを超えていると思いますので、CuBoxと
の比較は、やりたいと思っています。ほぼ接近して
るのはないかと予想しています。すみません、
ご質問に答えられませんで。
オールホーン式はよく存じ上げませんが、間接音
重視なのでしょうか?直接音重視のイメージが
ありましたが。
SPの思い切り外側から音が聞こえると妙に嬉しく
なるほど、間接音大好きです。それでいてセンター
にボーカルをビシッと固定させたいという、欲張り
をやってます。どちらかというとアナログの方が
ふらつき気味です。