野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

オフィシャルサイトは、こちらから!

★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

有機栽培。実はやりずらい。

2010年03月05日 19時19分50秒 | 野菜&果物
ボクは出来る限り有機栽培の方針だが、
ボクの周りでは有機栽培をしているところは皆無に近い。

ボクのとある畑のまわりなんか聞いてください。

西隣は性格も顔も声も悪いオッサン(Aさん)が営む
農薬、化学肥料多投の切花畑

南隣は、まだひどい。
電車内で耳掃除をし、耳垢をそこらへんにほかす、
70歳を過ぎても常識が小学生以下のオッサン(Bさん)が営む
農薬、化学肥料、石灰多投の超アルカリ性の畑
収穫直前の野菜にも農薬を振り撒いている。

東隣はごく普通の田んぼ。

このAさん、Bさんからは文句をよく言われる。

「そんなんやったら、野菜ろくにとれん(収穫できん)ぞ!」

「●●という化学肥料やらんかい!」

「■■という消毒、何でやらへんのや!(散布しないのか!)」

Aさん、Bさんに共通していることは、
化学肥料と消毒がないと、絶対に野菜が育たないと思い込んでいること。
言い換えれば、農業に化学肥料と農薬は当たり前。という感覚が植え付けられていること。
この2人に何回、有機栽培のことを説明しても理解できない。
ともに年齢は70歳を超えているし、性格が性格だから説明しても時間の無駄だ。

ちなみに我が家は稲も栽培している。
しかも疎植栽培。もちろん井原流。
故・井原豊氏の稲作方法をアレンジしている。

他の田んぼと比べたら明らかに稲と稲の間隔が広い。

地元のある偏屈オヤジ(Oさん)がこういった。

「お前んとこの田んぼは、車を走らすつもりか?」

この偏屈オヤジの稲作方法は、
超密植。当然稲が大きくなると風通しが悪くなり、
毎年なんらかの病気を出している。
しかもかなりの量、かなりの頻度で農薬を散布している。
地元からはサリンを撒いている。と揶揄されるくらいだ。

で、Oさんと我が家の稲の収量を比較したことがあった、
我が家の方が多かった。

それを知ったOさんは近所にこう言いふらした。

「あそこ(我が家)の稲は放ったらかし。やのに
ワシよりも(米が)ようけ(沢山)獲れとる。」

このように、有機栽培をするとなぜか回りから文句をいわれる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする