野菜ソムリエPro. AndyのBlog

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食品表示と添加物を学ぶ

2011年05月28日 12時01分05秒 | 野菜&果物
5/25(木)
日本野菜ソムリエ協会大阪支社で、
「食を見るポイント」~食品表示と食品添加物~の
講座に行ってきました。

この日の講師は、石戸谷学先生
ツイッターでも交流させていただいております。

まずは前座。
協会東京本部で石戸谷先生が受け持っている、
ある野菜&果物についての歴史にスポットを当てる講座
「ベジフル秘話ヒストリア」。
このミニバージョンで、トマトについて5分ほど話していただきました。

その次は、バナナのお話。

バナナは植物防疫法により、完熟したものは輸入できません。
その為、青いままで輸入し、日本で専用の「室」で人工的に追熟します。

その追熟具合(バナナの熟れ具合)を示すカラーチャートを見せてくださいました。

カラーチャートはこちらへ

さて、本題。

○食品表示

食品表示は、そもそも買う側、つまり生活者のための表示であり、
以下の法律があります。
業界では、「3大法律」といわれています。


・JAS法
・食品衛生法
・景品表示法


これらの法律で、どういったことを定められているか、
しっかりと学びました。

また、関連して、以下のことも学びました
・生鮮食品と加工食品の違い。

・「野菜ソムリエAさん推薦◆◆の漬物」という表示。
 実際にAさんがまったくこの商品開発に関与していないのに、
 このような表示をしたらどうなるか?

さらに、3大法律に付け加えてもう1つ。
健康増進法における表示についても学びました。

○期限表示

消費期限と賞味期限について学びました。
期限表示は原則として「その食品を一番知っているもの」の権利でも
あります。
ボクはまだ野菜&果物の加工品を販売していませんが、
野菜ソムリエとして、今後それを販売する場合、
必要だと感じました。

○食品添加物

食品添加物の目的、メリット、心配な点、そして、
添加物の影響を少なくする工夫について学びました。

ちなみに心配な点でよく耳にするのは、

・ビタミン、ミネラル、カルシウム不足
・発がん性
・アレルギー、アトピーの発症の誘発要因

ボクが対面販売させて頂いている野菜市では
漬物を販売していますが、お客様から
「添加物が入っているのか?」
「天然塩を使用しているのか?」
という質問、結構多いのです。

さて、石戸谷先生には実際に加工食品を準備して下さり、
実際に加工食品の表示を見てみました。

とくに着目したのが、
*表示の原材料欄が、重量の多い順に何が表示されてるか?
*容量の単位…g(グラム)、mg(ミリグラム)、μg(マイクログラム)か?
 (例)ビタミン1000…単位はいくら?
*同じ値段のジュース。ナトリウムの含有量はどう違うか?

今回学んだのは、
生活者としても食品表示に関心を持つことが必要だと思いました。

まして、(ボクはまだジュニア野菜ソムリエですが)
生活者視点の野菜&果物の専門家である「野菜ソムリエ」にとっては、
こういったコンプライアンスの知識も必要と感じました。

さて、講義の中ではクイズが1問出題。
正解者には、石戸谷先生から青バナナ1本がプレゼント。


お陰様で青バナナgetです。

実は、講座から帰宅後に青バナナを鞄から取り出すのを
忘れてしまい、気がついたらちょっと黄色かったです。
エチレン生成量はそんなに多くありませんが、
エチレン感受性は高いです。

通気性の悪い鞄のなかでしたので、黄色くなったのでしょうか?
コメント
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