この話題にこだわるようですが…
もう少し片平あかねについて、同じ仲間である
日野菜との違いを踏まえてお話したいと思います。
片平あかねが栽培されている奈良県山添村片平地区は、
名張川沿いの東斜面に位置する集落です。
田畑もいわば棚田。
そして、黒い粘土質の土で、湿度が多めな気がしました。
それもそのはず、
昭和37年に記された、山添村の郷土史「波多野村史」に
「片平は七秋の里」とかかれていて、
「気候は温暖、朝霧に包まれ、地味肥沃」
と記されています。
一方、日野菜の本家である滋賀県日野町は?
こちらは平野(へいや)です。
土はあいにく分かりません。
東向き斜面と平野。
ここだけでも日照時間、湿度などいろんな違いがあると思います。
つまり、その地域の独特の地理的条件、あるいは気候が、
その地域の伝統野菜を生み出しているのです。
もし、片平あかねを違うところで栽培したら…。
同じものが出来るでしょうか。
興味深いところです。
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