野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

えんどうとイチゴの“手入れ”の旬。

2010年02月21日 20時11分58秒 | 野菜&果物
2週間前、えんどう豆の支柱たてをした。

えんどう豆はつる性植物だから、支柱は必須。
支柱といっても、ネット(市販の「きゅうりネット」)を
オーソドックスに使った。

1週間前には追肥をした。

ちなみに、この追肥のさらに2週間前には竹炭を散布している。
地温上昇と、浄化作用、そして有益な微生物が集まってくるためだ。

畝の片に溝を切り、その溝に油粕をまいて溝を埋めた。
なお、追肥は花の咲く前でも構わない。

そして、昨日と今日、
イチゴにマルチングをした。

マルチングとは、マルチという(主に黒い)ビニルを畝にはること。
イチゴは生育促進と雑草防止、そして果実の汚れを防ぐ為に
マルチングを行う。イチゴには必須の作業だ。

マルチングをする1週間前、追肥をした。

えんどう同様、この追肥のさらに2週間前に、
条間に竹炭も散布。

追肥は油粕と過燐酸石灰を2:1の割合に混ぜたものを
株と株の間にひとつかみ半分まいた。

基本は有機栽培を目指しているが、イチゴは例外。
過燐酸石灰という化学肥料を使った。

過燐酸石灰は、硫酸カルシウムとリン酸の肥料。
つまり、実のつきをよくするための肥料。

リン酸で花と実の養分になり、
硫酸カルシウムは水に溶けやすく、実の細胞を密にして
イチゴを甘くする効果がある。

過燐酸石灰を使用した理由は、現時点でイチゴに合う有機肥料がないため。

過燐酸石灰は使う量が多いとマイナスに働く(肥料焼けを起こす)リスクがある。
そのリスクを回避する為と、有機質肥料との相乗効果をねらい、
有機肥料の油粕と過燐酸石灰を2:1と、過燐酸石灰の量を少なめにして使用した。

イチゴは今後の研究課題だ。
有機肥料で何とかならんか?と考えている。

因みに、「いちご専用肥料」というのが
肥料店や農協、ホームセンターなどで市販されている。

以前使ってみたが、
この肥料は価格が高いうえに、
不要な栄養素も含まれており、
あまり効果があるように思えなかった。
もちろん、れっきとした化学肥料である。

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