先日参加しました、「ながたに先生の薬膳セミナー&ディナー」にも登場しました「ナツメ」。
(写真は砂糖漬けです。)
ご年輩の皆さんにとっては、「昔、秋にもぎたてを食べた懐かしい木の実」
でもあると思います。
しかし、最近は自生しているナツメを見る機会も少なくなってしまったとか…。
でも、このナツメ。
「昔懐かしい木の実」だけではありません。
すごいパワーを持っているのです。
ナツメは鉄分、カリウム、マグネシウム、ビタミン類などが豊富。
僕が子どものとき、「プルーン」という果実が流行りましたが、
それぞれ1.5倍以上多く含まれているのです。
そして多糖も豊富で、免疫力UP!
さらに、ビタミン類の中でも、ビタミンP(ヘスペリジン)が豊富。
聞き慣れないビタミンですよね?
これは、血液循環を促進し、胃腸を丈夫にします。
アレルギー反応を和らげる作用ももっているそうです。
最近では花粉症にも効果があることが分かってきました。
ナツメのパワーは、「1日3個食べれば年をとらない」といわれているほど。
僕は昨日、3個食べましたが、
中国では3000年以上前から愛用されてきました。
漢方で「大棗(タイソウ)」というのがありますが、
これは、ナツメの実を蒸してから乾燥させたもの。
毒素の排出といった効能があります。
ナツメの生の果実の旬は秋ですが、
カラダのことを考えると、春にも必要な栄養分が凝縮していますので、
春もある意味「旬」かもしれませんね。
また、ナツメは歴史もある果物(木の実)の1つ。
万葉集にも登場するそうです。
つまり、奈良時代には愛用されていたことになります。
奈良の野菜ソムリエの1人として、ナツメはどう役立てられていたのか?
興味深いところです♪
そして、身の回りにナツメの木が自生してたら、是非見直したいものです。
****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~
にほんブログ村 野菜ソムリエ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます