野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
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酸っぱそう?いえいえ、味はビックリ「黄金柑」

2013年05月13日 22時55分04秒 | 野菜&果物

最近は、お店に登場する柑橘類もバラエティー豊富になりましたね。
いろんなものが出ています。
その1つが、写真の柑橘。
黄金柑(おうごんかん)
別名「ゴールデンオレンジ」と呼ばれているそうです。

みかんとゆずが合わさって出来た柑橘といわれています。
この柑橘の故郷は鹿児島県といわれています。

鹿児島もタンカンなど、いろんな柑橘があります。


写真は和歌山産。
見た感じ、レモンみたいな色をしてますよね。

「酸っぱいんとちゃうの?」

そう思われて、お店の売り場を素通りされた方も多いことと思います。

でも、ご安心下さい。



食べてビックリ。
和歌山産であることから、本場鹿児島産のものとは異なるかもしれませんけど、
見た目よりも結構甘いです。
さわかやな甘みと、柚子に似た香りが何ともいえません。
香りの感じとしては、
柚子:温州みかん=7:3といったところでしょうか?

それもそのはず、香り成分で、癒しの効果をもたらすリモネンがタップリ含まれているそうです。

この写真のものは、手で皮がむけましたが、むきにくいものも…
むきにくいものは、オレンジを切る要領で切って召し上がっていただくのがいいでしょう。


また、袋(じょうのう)ごと食べられますし、
外皮と実との間の白いワタも食べれます。

ところで、この姿とよく似ているのが、宮崎県の柑橘「日向夏」。

どう違うの?そう感じる方も多いはず。

食べ比べました。
(こちらも和歌山産です。)
写真・・・とり忘れましたけど。

香りはよく似ています。

味は違いますね。
日向夏の方が甘みは控えめ。
味は日向夏の方がグレープフルーツやレモンに近いでしょうか。
日向夏の方が柚子っぽいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
香りは強めに感じますね。

で、黄金柑は外皮は薄めですが、日向夏は外皮は厚め。
でもこちらも同様、白いワタも食べれます。

ま、身近に出回っている黄金柑と日向夏について、
取り上げましたが、
今度はそれぞれ本場のものを口にしたいですね。





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天平祭で出会った奈良のうまいもん。

2013年05月12日 20時50分08秒 | 雑記
さて、このGW、奈良・平城宮跡で、「天平祭」が開催。

ボクは5/3(金)のお昼過ぎに行ってきました。


当日は家族連れで賑わってました。
平城宮跡をぶらりと…。

で、お目当ての1つが、奈良のうまいもんが集まっている露店。

ボクのブログがだんだんと「食いしん坊●歳」みたいなことになっておりますが、
そんなことはさておいて、
口にしたものをいくつかご紹介。


こちらは、トマトのパフェ。
飛鳥の移動式カフェ「アースカフェ」さんのメニューです。
他に、奈良のいちご「あすかルビー」のパフェもありましたが、
迷った挙句、トマトのパフェ。

トマトの酸味とシロップ(のはずですが)の甘みのバランスが何ともいえませんでした。
トマトの食感はそのまま、トマトの風味も楽しめて美味しかったです。


こちらは焼きソーメン。
奈良の名産品「三輪素麺」のメニューです
見た目は焼きそばみたいですが、
味はぺペロンチーノっぽい感じがしました。


そしてこちらは「豆と野菜のカモミールスープ」
室生でこだわりのブルーベリーを栽培され、
それらの加工品をも手がける「むろう大沢農場 fukuda farm」さんのメニュー。

植物性のみ使用のスープ。
豆はレンズ豆とえんどう豆を使っているそうです。
野菜もたくさん入り、そこにカモミールティーが入っているとのこと。

栄養タップリ、自然のミネラルタップリという感じの味で、
美味しかったです。
これを頂いたら、カラダが温まってきました。

とはいえ、今年のGW。
自分のエンゲル係数が気になりそうなGWでした。



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映画「よみがえりのレシピ」を見て。

2013年05月10日 20時37分54秒 | 野菜&果物

さて、GWの1日目、大阪南港にあるインテックス大阪「2013 食博覧会・大阪」に
行った後、大阪・十三にある「第7芸術劇場」へ、
映画「よみがえりのレシピ」を見に行ってきました。

この映画、
山形県が舞台の在来作物とタネを守り継ぐ人々の物語。

在来作物。
難しく言えば在来種。
簡単に言えば、ご当地野菜ですね。

ボクが今年させてもらっている、
野菜レクチャー&ランチorディナーイベントでも、
今後、奈良県内の知られざる在来作物にスポットを当てていこうと考えています。

そのため、だいぶ前からこの映画、見たかったんです。

在来作物。
それは、栽培者自身がタネを管理し守ってきた、
その土地にしかない作物。
しかし、品種改良された作物より収量が少なく、
病気にも弱いことから市場からは評価されず、多くは消失。

そんな時代に独自の料理法でこの在来作物の存在に光を当てた
山形の1人のシェフと、
在来作物の価値を見出し、地域再生を目指している山形大学の准教授。
そして、その在来作物のタネを守り続ける農家さんたちが主人公の
ドキュメンタリー映画です。

特に昨年から、絶滅危惧野菜のお話を度々耳にするようになり、
在来作物の普及と保全について何とかできないかと思ってました。

そして、かく言うボクも、
在来作物の種を守る野菜ソムリエの1人。
ですから、メジャーな野菜より栽培が難しいのは分かります。
自家採種も正直手間がかかる。

でも手間をかけた分だけ、味はそれを忘れるくらいのおいしさがあります。

この映画を見て感じた点。いっぱいありますが、いくつかあげるとすれば…

・多角的な視点が必要。
在来作物は痛みやすい、見た目が悪いなど、一見短所だらけです。
しかし、ここは発想の転換がないと、在来作物の価値は見つけられません。
発想の転換をすると、オンリーワンのものが見えてくると感じました。

・在来作物はアナログが不可欠!?
デジタルツールのブログでこんなことを書くのは恐縮ですが、
在来作物の魅力を感じるためには、デジタルだけでは伝わらないでしょう。

例えば、「瑞々しい」という言葉。
野菜の本にはよく出てくる言葉ですね。

でも、「瑞々しい」と一言に言っても、品種ごとに違ってたりするのです。
在来作物には、在来作物なりの瑞々しさがあると思います。

その魅力を感じてもらうためには…やっぱりアナログでないと伝わらないと感じました。

また、種の保全をするためにも、いろんな人々の支えあいが必要です。

例えば、種の選抜をするためにも、文字だけの説明では出来ません。
感性が必要です。

つまり、先発の基準も「伝承」されているのです。

また、在来作物の食べ方も、殆ど伝承。
つまり、本という形では残っていないものが多いのです。
在来作物を結構使われているのが、郷土料理。
ところがレシピは…
・おじいちゃん、おばあちゃんの頭の中にある。
・その地域の人々の経験とカンだけが頼り。
など、紙媒体ではないってことも少なくありません。

つまり、そういった人々から直接教えてもらい続けているものが
多いのです。

もっとここで書きたいことがあるのですが、
これから映画を見たい方へのネタばらしになったらあきませんので、
このあたりで失礼します。

映画を見させていただき、
今、自分自身が頭の中で考えている理想形が、
そのまま形になっている映画でした。

自分自身が考えていることに、確信が持てた映画でした。

この映画から学んだことを生かし、
在来作物の魅力を伝え、守る仕組みを作って行きたいですね。

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酵素ジュース作り教室に!

2013年05月04日 22時52分39秒 | 野菜&果物
先月下旬、奈良の野菜ソムリエ、Hさんが主宰されている
酵素ジュース作り教室に行ってきました。

最近、メディア、雑誌、書店などで度々耳にする「酵素

最近ブームですよね。
第9の栄養素とも呼ばれていることがあります。

人間は生存、繁殖、活動する上で酵素が欠かせません。
つまり酵素があるお陰で生存、繁殖、活動がスムーズに出来るわけです。

いわば、それらの潤滑油みたいな役割があります。
堅苦しく厳密に言えば、「必要なときだけ、素早く化学反応をすすめる」 ことです。

油が切れまくったドアノブを想像してください。
回しにくいし、鍵を掛けようにも掛かりにくくなりますね。
ドアノブを回すときにでも力を入れないとドアが開きません。
無駄な力を使うことになります。

つまり、酵素が少ないと、油の切れたドアノブみたいに
カラダの動きがぎこちないわけです。
やがて、カラダのバランスがおかしくなって、不健康になっていく…わけです。

さて、酵素はもともとカラダに存在しています(潜在酵素と呼びます)。
大きく2種類あり、
消化酵素 と 代謝酵素 です。

消化酵素は、食べたものを分解する酵素。

代謝酵素は、栄養をエネルギーに変える酵素。
これが潤滑油的な役割を中心に担うわけです。。

とはいえ、この2つの酵素は年齢を重ねると少なくなってきます。
すると、カラダの動きも鈍くなってくるわけです。

そのためには、食べ物から酵素をカラダに取り入れる必要が出てきます。

酵素を含んでいる食べ物。
納豆などの発酵食品や塩麹。
野菜ジュース、野菜スムージーなど、いろいろありますが、

その1つが、酵素ジュース

これは、野菜や果物を同じ量の白砂糖と一緒にビンにつめ、
浸透圧で出てくるエキスのこと。
「酵素エキス」とも呼ばれたりします。

実は2年ほど前に知人から雑草の若芽の酵素を頂いたことがあります。
そのため、以前から気になっていたのですが、
ちょうどHさんが酵素作り教室をされていることを知り、
参加させていただくことに。

酵素ジュースは水で薄めて(輪って)頂きます。
ソーダ割りでも
まずは試食させていただきました。


いちごの酵素エキス
独特の甘みと爽やかさが口いっぱいに広がります。


しょうがの酵素エキス
こちらはしょうがが利いていますね。
ソーダ割りにするとジンジャーエールだそうです♪


しょうがの酵素エキスを仕込んでいるビン。

さて、作り方のポイントは、
・水:砂糖:果物=1:1:1。
 水はミネラルウォーターの方が発酵がうまく行くそうですので、
 ミネラルウォーターを使用しました。
 また、ミネラルをちょこっと入れることでより発酵がスムーズになるそうです。

これさえおさえたら、
果物を、汚れ(農薬、ワックスなど)を落として、
適当に切ってビンにつめたらOK。
それを直射日光が当たらない場所に置いて、
1日1回よくかけ混ぜるとよいです。


ビンに詰め終わった状態。
いろんな種類の酵素をつくって部屋においといたら、
部屋も楽しくなりそうですね。


こちらは2週間経過したもの。
泡が出てきて、フタを開けるとプツプツ音がなってます。
あと2週間くらいで飲み頃になるそうです。

参加させて頂きながら、
農業雑誌「現代農業」にも
以前、酵素エキスが取り上げられていたことを思い出しました。

人間用だけでなく、農業用も取り上げられていましたね。

たしか、摘果した果実や形の悪い果実を使っていたかも・・・。

ということは、廃物利用になるんとちゃうか・・・?

もっぺん現代農業を読み直してみます。

2年ほど前に知人から頂いたのは人間用も農業用もどちらもいける酵素でした。

それだけでなく、私たちの身近に酵素エキスの材料になる植物や果物が
わんさかあるはず・・・。

というわけで、数日前、自宅になっている三宝カンと、以前にどこかからもらったレモン、
そして自宅で栽培している出来そこないのビーツで酵素エキスを作ってみました。
写真は後日・・・。

最後に、
Hさん、そして参加者の皆さん。
ありがとうございました。

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