70歳をすぎると段々行動が鈍ってきて、ひょんなことが行動のきっかけになる。血管収縮性鼻炎でなおさら行動がおっくうになっていたが8日夕方、妻が「明日、福岡の飯盛神社でやぶさめがあるよ」の一言。前々から話には聞いていた。パソコンで調べてみると毎年10月9日に行われ、14時からお汐井とり、15時から流鏑馬神事とある。福岡市西区在住の義兄にTEL、9日朝の私の体調がよければ一緒にいきましょうということになった。みやき町白石神社の時代まつりには2回ほどいって流鏑馬神事をみたことがあるが撮影はなかなかむつかしい。今年も10月10日にあると聞いていたが孫の幼稚園運動会があるのでいけない。ということで9日の朝、天気も快晴でくしゃみもとまっていたので出かけたという次第。義兄は神事はしらなかったが神社は知っていたので案内してもらう。金曜日ということもあり駐車場も空きがあった。脚立をかついで神社に向かう。14時。神社前の日向川でのお汐井とりが始まろうとしていた。
白石神社とちがって流鏑馬の通路が特殊なアスファルトで敷き詰められていた。馬のひづめも大丈夫なのだろう。白石神社は小石をけちらし砂ぼこりをあげながら疾走するので迫力があったが・・・。
お汐井とりがおわり流鏑馬の安全祈願が第3の的あたりで行われる
どこでも同じだが観客やカメラマンがけがをしないように縄が張られている。ここは二重にはられており、私もふくめたカメラマンがスタンバイしているところも矢を射たあと、このあたりに駆け込む可能性があるというので場所を変更させられる。なんということか
まずは地ならし。前方からいよいよ本番。第一、第二、第三の的を射て駆け抜ける。飯盛宮当流の名人、花射手が3人、それぞれ3回流鏑馬を披露してくれる。スタート、緊張の瞬間。射手の姿がみえてくる。
(カメラペンタックスK3、レンズ、ペンタックス55-300)
むかって右手に陣取って撮影するとバックの観客がめざわりになる。射手周辺をソフトフォーカスに加工したのが上の写真。左サイドにうつる。
まあ、こんなカットを100枚ばかり。最初に最良なしという諺があるが、また来年、再チャレンジすることにしよう。義父とコーヒーブレイクをとって帰路に就く。