早いもので今日から8月、24節気では大暑の次候(72候では24節気にそれぞれ初、次、末の3候があり24×3=72候というわけ)、土潤いてむし暑し。むわっと熱気がまとわりつく溽暑である。妻の流儀、二人の昼間の居住空間、書斎のある洋間のみエアコンをいれ、他は窓をあけぱなしで外気温と同じ。ペアガラス他断熱構造がうりものの家であったはずだが妻の流儀はかわらず。
おかげで押し入れ、クローゼット、など収納空間は風を通して虫干しをしているようなもの、確かにカビの発生は防げる原始的手法かもしれない。正倉院の宝仏殿などは昔は年に一度はすべてのお宝を外に出して風を通していたらしい。まあ、なんやかや言いながらも暦のうえでは1週間もすれば立秋である。時節の移ろいは早い。
また福岡県展の時節がやってきた。H29、第73回福岡県美術展覧会。同じ福岡県でも柳川、大川、久留米の市美術展、大分の国画展などでは入選や奨励賞などいただいたが福岡県展ではまだない。審査基準は厳しいらしいがどうもこれぞという作品がどういうわけか撮れていない。
今年も完璧には遠いがまあだしてみるか。カメラのキタムラで全紙でクリスタル3200円投資して出してみたがやはり微調整ができないので完璧自信作とはいかない。県典作品など専門にしているプリント屋さんにだせば8000円以上かかるがここをああしてこうしてという細部の修正注文がだせる。がなぜか、けち臭いのか、そこまで修正してしまったら一写入魂の写真道から外れるのではというつまらぬこだわりからそうしていない。まあ出品料3000円で久しぶりにだしてみよう。
(ペンタックス50mm単焦点・・ボケ具合はばっちり)
(シグマ18~125、F3.5~ レンズ)
写真の出来は機材本体よりレンズだという人が多い。家電量販店などでセットレンズ2本付きなどとしてカメラを販売しているがベテランに言わせればセットレンズはダメ、カメラ本体以上の金額のレンズを買うべしという。
ペンタックスでいうならスターレンズとかリミテッドレンズというやつ。まあ機材はistDLからK-20D、K3へとランクアップしてきたがここ7~8年、レンズはタムロンの18~200ズームが中心だったね。結構、パナソニックのコンパクトデジカメFZ200など展示会出品が多いのでコンデジでもばかにできない。
プロの講師いわく、機材は徹底的使い込んで暗闇でも操作できるよう習熟すべし。ピント合わせ、手ぶれ防止は必須故三脚を使いこなす。レンズはズームより単焦点で明るいレンズ、ズームでも通しで2.8以上の明るいレンズが望ましい・・・云々である。
作品をイメージして被写体がベストな状態になるまでじっくり待つという忍耐力、執念がとわれるということのようだ