ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

府立大学体育館をウォッチング

2021-03-15 19:40:45 | これでいいのか京都(北山エリア)
2021年3月14日に京都府立植物園に続いて京都府立大学の構内もウォッチングしました。





これが老朽化を理由に商業アリーナに建て替えられようとしている大学体育館です。



すぐ横にある学生会館。アリーナができると立ち退かされることになるようです。



体育館前からグランドに向かう通りの両側にはクラブボックスが並んでいます。体育会系だけでなく、文化や音楽系のクラブも多いのですが、アリーナができるとここもなくされることになりそうで、府立大学生のクラブ活動はどうなるのでしょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都府立植物園をウォッチング

2021-03-15 00:02:25 | これでいいのか京都(北山エリア)
2021年3月14日に京都府立植物園と京都府立大学の構内をウォッチングしました。


植物園会館の2階から見ると比叡山を背景にバラ園、沈床花壇が広がり、人工の建物は一切目に入らない絶景です。





園内は副園長が案内してくださいました。


桜の蕾が膨らんできていました。



早咲きの陽光桜。


ここから先は植物園の心臓部・バックヤードで、職員以外は立ち入ることはできません。ここでは種まき、育成、弱った株の手入れ、土壌・肥料・薬剤・資材の準備など、展示に出すまでの植物の裏作業が行われています。


この垣根の向こう側もバックヤードでたくさんの温室が並んでいます。


北山通りと四季彩の丘の間には絶滅危惧種育成温室があります。


その裏側の北山通り側はウバメガシの垣根と鬱蒼とした大木の森で囲われています。
京都府が計画している「北山エリア整備基本計画」ではこの通りに面した一帯にカフェなどの商業施設を作り、その店内から植物園内に出入りができるようにしようとしています。
そうすると、垣根や大木の森、桜品種園、椿園、絶滅危惧種温室、バックヤードなどが犠牲になることが予想されます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物園春蘭展2021

2021-03-14 02:28:11 | その他の植物
2021年3月12~14日に京都府立植物園で春蘭展が開催されていました。








昔、そこらの里山に生えていたシュンランは地味な色で目立たず、「ジジババ」と呼ばれる野草だったけれど、ここで展示されているのは園芸用に改良された高貴な花でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「喫茶翡翠」

2021-03-12 00:29:05 | ぶらり都めぐり
北大路堀川の交差点東の北大路通り沿いに昔からある「喫茶翡翠」に初めて行ってみました。



昭和36年創業の純喫茶。
京都府京都市北区紫野西御所田町41-2 
営業時間 月~土曜日 9:00~21:00
            日曜日のみ 9:00~20:00
定休日 無休

外から見ると窓側一列だけの小さな喫茶店のように見えるけれど、中に入ってみると4人がけのボックス・ソファ席が6つづつ3列の他にカウンター席とラウンド席もあるので、全部で100席もある広さでした。そして、結構たくさんのお客さんが入っていました。
いかにも昭和の時代のような内装で、大きなステンドグラスの額絵があり、天井の横木には、「HISUI」と(多分)読める飾り文字が彫り込まれていました。
この規模の喫茶店は昔なら四条あたりの繁華街にいくつもあったような気がしますが、今の時代に少し北にはずれた町の中で今も元気に営業していることに驚きと嬉しさを感じました。
コーヒーはネルドリップ、メニューは喫茶とデザート、各種の定食が揃っていて、「CAFE &RESTAURANT」と銘打っているだけのことはあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リニューアルした京都市美術館

2021-03-05 23:37:48 | これでいいのか京都(京都市美術館)
「京都市美術館」は、2020年春に改修工事を終え、「京都市京セラ美術館」という名前に変えられてしまいました。リニューアルされてから初めて中まで入って見たのは、2020年6月12日でした。

改修の前の様子は、こちらと、これらのページで見ることができます。

建て替え前、京都市美術館は1928(昭和3)年に建てられた帝冠様式の堂々とした建物でしたが、

建て替え後、建物の前面が大きく掘り下げられ、出入口は地下から。また、地下にはカフェ、売店も作られました。建物はガラスの地下部分の上に不安定に乗っている姿に変えられてしまいました。




ガラスの上に石造りの躯体が乗っているのを見ると、地震の時に建物の一階(地階)がぺしゃんこになる図を思い出してしまいます。



1階正面の大階段は元のままにありますが、入った時に出会うのではなく、歩き廻った後に二階横手から入るのでは印象が違います。



大階段も、



階段上のステンドグラスも元のままでよかった。



建物両翼にあるらせん階段も残されていて、「よかった。」




建物中央部分の大ホールは各企画展への入口と、東側の庭園に繋がる通路(無料スペース)になっているけれど、その分展示スペースが減ったのではないかと思われます。




建物両翼はそれぞれの中庭も含めて、らせん階段を通って二階まで続きの有料展示スペースになっています。そして、観覧料は総じてお高くなったようです。



この床のタイルも元のままで、よかった。



東側の日本庭園はほぼ元のままですが、左手には現代美術の展示スペースができ、右側池のほとりに全面ガラス製の茶室が置かれているのには、減滅。




前庭に立っている富樫実氏作の作品「 空にかける階段’88-Ⅱ」も、あやうく切り刻まれそうになりましたが、多くの人の反対で、元の姿をとどめることができました。

京都市は改修の費用100億円のうち、50億円を企業への50年間命名権売却でまかない、公立美術館としては全国初の事例となりました。100億円もかける改修ではなく、京都市の財政でまかなえる範囲でできなかったのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいのか京都シリーズ(10)下鴨神社マンション問題の今

2021-03-01 01:59:52 | これでいいのか京都(下鴨神社)
世界遺産の下鴨神社、2017年春に一の鳥居を越えた境内の参道両側にマンションが建てられてしまいました。参道の両側には糺の森の大木が鬱蒼と茂っていましたが、切り倒されて、右側に2棟、左側に6棟の富裕層向けのマンションが建ってしまいました。

下は、2018年6月、参道の両側にマンションが建っている様子です。




毎年5月15日の葵祭の日、この参道を行列が通る時に、富める者達が不遜にも窓から見下ろすのでしょうか。

下鴨神社はマンションの住人に神社の氏子になってもらい、神社への理解を深めるとか言っていましたが、マンションが売り出されて何年も経つのに、未だに完売されていないようです。しかも、夜間に窓に明かりがついている家がほとんどないということは、ここに常住している人は少なく、投機のためや別荘として持っている人が多いのだろうと思われます。

マンションは建てられてしまいましたが、もう一箇所、世界遺産のエリアである神社本殿の東側にある空き地に大型倉庫を建てようとする計画は、まだ撤回されておらず、引き続き解決が必要な課題として残っています。

マンションが建てられてから後、糺の森中心部の馬場や車道には大型バスがたくさん駐車するようになり、イベントの増加で森の自然は大きく痛めつけられてきています。マンションが建てられた一帯の高くそびえていた大木は伐採や移転されたものも多く、他の木々も鬱蒼としているのは良くないと整備されています。また、鴨川三角州に近い家庭裁判所南側の公園の樹木も切り倒され、松だけが生えるスカスカの空き地にされてしまいました。

住民グループは、世界遺産下鴨神社・糺の森、二条城が破壊されていくことに対して、多くの市民や世界からのネットによる署名14,000筆を持参して、2017年2月にパリのユネスコ本部に訴えに行きました。また、京都地方裁判所に風致許可取消請求などの三つの訴訟を起こしましたが、2017年3月に却下されてしまいました。
しかし、公開されるはずである、ユネスコと文化庁の間でやりとりした文書が不開示のままであったので、情報開示裁判を大阪地方裁判所に提訴し、2020年3月11日、文化庁が「全面不開示」としていた文書を「一部開示」するように求める判決が出されました。その判決では、文書の日付や作成者などのみの開示で、中身は黒塗りのままなので、住民側は控訴しましたが、12月16日に大阪高裁で棄却の判決が出ました。なぜ、世界遺産のバッファゾーンにマンション建設が許されることになったのか、当然公開されて当たり前のことが公開されるように、住民グループは最高裁に上告することになりました。引き続き、注目・支援をしていかねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳湯が廃業、代わりに孫橋湯へ

2021-02-21 23:16:04 | お風呂屋さん巡り
新柳馬場通三条上ルにある柳湯が今月末で廃業すると聞いたので、何とかもう一度入りたいと思い、2月19日に日が暮れてから出かけました。

木造三階建ての堂々とした建物。
しかし、暖簾は出ていないし、入口内側にはカーテンがかかっていて、どう見てもお休みのよう。翌日電話をかけて聞いてみると、すでに15日に閉めてしまったそうでした。残念、無念!
4年前に行った時の記事はこちら。 平安神宮や欧風風景や柳にカエルのタイル画が素敵でした。
銭湯は廃業になっても、何とか建物は残して何かに活用できないものでしょうか。


柳湯の代わりに、近くにある孫橋湯に行きました。

孫橋湯
京都市左京区新麩屋町通孫橋下ル法林寺門前町36
15:00~23:30
定休日:水・第2木曜日
(掲載データは変更される可能性があります) 

こじんまりしたお風呂でしたが、お湯の温度はめっぽう熱くて、冷えた身体をじっくりあっためました。
この日の薬湯は、ローズ・サンダルウッド湯でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物園洋ラン展2021

2021-02-11 01:20:55 | 洋ラン
2021年2月10日、京都府立植物園温室で開催されていた洋ラン展に行きました。

温室に入って、洋ラン展に行くまでにも珍しい花がたくさんありました。

フトモモ。
フトモモ科。東南アジアを中心に熱帯アジアを原産とする常緑高木。中国名「蒲桃(プータオ)」が沖縄方言でフトーになり、和名のフトモモになった。花は芳香がある。



カカオ。
アオイ科。熱帯アメリカ原産。木の幹に直接実がついているのは初めて見ました。カカオ豆からチョコレートやココアが作られます。有用植物の部屋にありました。



ドラクラ・ギガス。
ラン科。エクアドル~コロンビア原産。おサルの顔に似た花。



カクチョウラン。
ラン科。東南アジア・オセアニア南部原産。



アングレクム・セスクイペダレ。
ラン科。マダガスカル島原産。「彗星ラン」とも呼ばれる。



洋ラン展のエリアに入りました。



カトレア。



バンダ。この青色の深さがたまりません。



カトレア。


販売もしていたので、バンダを一株連れ帰りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいのか京都シリーズ(15)宮川町歌舞練場をウォッチング

2021-02-07 02:22:13 | これでいいのか京都
大和大路四条下がるにある元新道小学校から道ひとつ隔てて西側に宮川町歌舞練場が建っています。
 
 
 
 
こちらは1916(大正5)年に建てられた入母屋造りの木造建築で、宮川町の芸舞妓が技芸を学び、発表する場所ですが、地上3階、地下2階に建替えられ、新道小学校跡のホテルと連携した運営を行う予定だそうです。
 
その北側に3階建ての地域施設棟が建てられ、1階は児童館、2階は避難所にもなる多目的ホール、3階は備蓄倉庫とし、地下は自治会活動スペースになりますが、それでも地域のために使えるスペースは全体で490平方メートルにすぎません。
 
ホテル・歌舞練場とも2025年夏頃に営業を始めるとされています。
 
 
西側から見ると入口はこうなっています。
 
 
技芸スケジュールが掲げられています。
 
 
そこから宮川通りのしっとりした通りが続いています。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいのか京都シリーズ(14)元新道小学校をウォッチング

2021-02-07 02:19:40 | これでいいのか京都

京都市立新道(しんみち)小学校の跡はホテルになろうとしています。

2021年2月6日、元新道小学校をウォッチングに行きました。

 

新道小学校は四条通りの南座の東側一筋目の大和大路を下がった所にあります。1869(明治2)年に開校、2011(平成11)年に閉校し、開晴小中学校に統合されました。
 
 
京都市はその跡地を東京のNTT都市開発を契約候補事業者に選定、今後同社と60年間の貸付契約を結び、地上4階、地下2階、89室のホテルを建てる予定、市には年1億円程度の貸付料が入ることになります。

しかし、住民に対する説明は、学区の25町の町内会長などに限定し、新型コロナ感染拡大を理由に質疑応答なしで行われました。(2020年10月30日)

 

ホテルは学校の敷地いっぱいに建てられ、グラウンドはなくなってしまいます。グラウンドでは閉校後も住民が運動会や夏祭り、餅つき大会をはじめ、地域の防災・消防分団の訓練、ソフトボールの練習なども行われ、地域コミュニティーの核となっていました。
 
 
校舎では学区民交流のための文化教室「ふれあいサロン」などが開催されてきました。学校の敷地約4000平方メートルのうち、消防分団詰め所と新たに設置される地域交流スペースの合計で約120平方メートルだけが地域のために残されます。

グラウンドを使った催しやふれあいサロンでの社会教育の場は失われてしまいます。ここでも京都市は小学校跡地を儲けのために提供し、ホテルに変えてしまって地域の絆を奪い去ってしまおうとしているのです。

ホテルと隣の歌舞練場ともに2025年夏頃に営業を始めるとされています。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでいいのか京都シリーズ(13)弥栄会館をウォッチング

2021-02-07 02:18:58 | これでいいのか京都
2021年2月6日(土)、改装される弥栄会館を見に行きました。
 
観光客であふれる祇園花見小路を四条通りから下がって行くと、
 
 
右手にあります。
 
 
和風のお城のような外観です。
外観だけを残して、中はすっかり変えられてホテルになります。
 
 
 
 
工事予告が出ていました。
 
 
花見小路を下がって東側から見て、
 
 
北側に回りました。
 
 
こんな看板が出ていました。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四条西院の喫茶店

2021-01-31 01:43:01 | ぶらり都めぐり
2010年11月初旬に西大路四条(西院)近くに行ったので、四条通りと京福電車(嵐電)が交差する角にある喫茶店でお昼を食べました。


嵐電嵐山本線は四条大宮から嵐山まで、その線路が四条通りと交差する所にある駅の名前は西院と書いて「さい」と読みます。近くにある阪急の駅名は西院と書いて「さいいん」と読みます。嵐電「さい」駅は上りと下りのホームが四条通りを挟んで両側にあります。



電車が四条通りを越える時には、「カンカンカンカン」と独特の音の警報音がなりますが、踏切の遮断機はありません。電車が通り過ぎるまで、人も車も行儀よく待っています。



この踏切の真ん前にあるのが、喫茶「ブルーマウンテン」。



お店の中は昭和のたたずまいそのもので、年配のご夫婦で営まれています。
お店の中にいると、5分おきくらいに「カンカンカン」が聞こえて、お店のすぐ前をいろんな色の嵐電が通り過ぎていくのを見ることができます。
電車好きにはたまらない特等席です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喫茶店「学士堂」が復活!

2021-01-25 21:58:23 | ぶらり都めぐり
百万遍交差点から北へ上がって東側に、喫茶店「学士堂」がありました。1959年頃から営業していたそうですが、2009年頃から閉店し、建物はそのまま残っていました。それが、2020年10月30日から再開しているということを新聞で知って、2021年1月21日になって行ってみました。


外観はそのままですが、看板は「Villa Buono」となっていました。元の店主の甥ごさんが裏側の店で営業している串焼き店の名前にちなんで命名して後を継いで開業したそうです。



店内の様子も元のままで、窓の外に見える日本庭園もそのままでした。



昔おいしかったハンバーガーサンドはなかったですが、バナナシナモンホットサンドセットもおいしかったです。メニューは新しくランチプレートや軽食系の学生向けメニューが多くなっていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池善化粧品店が閉店に

2021-01-22 23:30:02 | 建物(京大以外の京都府の)
四条河原町西南角の高島屋京都店の建物は、交差点に面する一部の角が欠けている不思議な輪郭をしています。


その一角には昔からずっと続けて、古風な3階建てのビルが場を占めています。


このビルには池善化粧品店と毛糸店などが入っていて、屋上の看板には「スキー毛糸」の文字と毛糸玉の絵があったことを覚えています。和菓子屋さんが入っていた記憶もあります。

しかし、池善化粧品店は2020年12月末で閉店し、1930年創業以来90年の幕を閉じました。池善ビルの建物はテナントとして活用されるそうですが、永年見慣れたこの景色を壊さないで引き継いでいってもらいたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

任天堂旧社屋がホテルになる

2020-12-28 01:37:46 | 建物(京大以外の京都府の)
2010年12月20日、「サウナの梅湯」が臨時休業だったため、近所をぶらりと歩いてみました。
梅湯から一筋南に行くと、正面通りがあり、東に行くと鴨川に突き当り、正面橋があります。正面通りというのは、鴨川を渡った東側に豊臣秀吉を祀る豊国神社と方広寺大仏殿 があり、それに向かって正面だということからだそうです。


正面橋の西端から東を見たところ。




橋の西のたもとに、どうしたことか、路上に釣り鐘が一個置かれています。
横の看板を読んでみると、仏具店さんが立てたもののようなので、この鐘も仏教福祉の意味があるのでしょうか?




正面橋より西に一筋の角に、眼科・外科医療歴史博物館があります。
奥沢眼科と竹岡外科に保存されていた江戸時代からの医療器具など3000点が展示されていて、メールで予約して行くと無料で見ることができるようです。


そこから東にすぐのところに任天堂旧本社があります。京都市下京区鍵屋町342 。


1933(昭和8)年の竣工、増岡建築事務所の設計です。 




表は事務所のビルで、奥まって工場風の建物が続いています。



右のプレートには「トランプ・たるか(かるたを右から左に書いてある?) 製造元 山内任天堂 京都正面大橋西」と書いてあり、



左のプレートには「PLAYING CARDS  THE NINTENDO PLAYING CARD CO」と書いてあります。
1889(明治22)年の創業、花札からトランプの製造で成功 し、今ではゲームの一大企業になり、京都市南区上鳥羽に本社が移っています。この建物は1959年まで本社として使われ、その後営業所として活用されていたようです。 




しかし、今回旧社屋の前に新しい建築計画の表示が立てられていて、2021年4月までに改修して、夏にホテルになることがわかりました。

ホテルは安藤忠雄建築研究所が設計監修、ノム建築設計室が設計、大林組が施工を担当し、既存建物の改修と西側に一部新築が行なわれる予定で、客室数は約20室、宿泊者用の施設としてレストラン、バー、ジム、スパなどを備えるそうです。

コロナ禍の時代になってもまだホテルの需要があるのか、危ぶまれるところですが、重厚感のある建物が外観上は一応残されるようなので、 とりあえずはよかったということでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする